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峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

2012年12月29日 | 日常と健康

 「厳冬」といっても、大阪はまだましな方だ。今季、気温が 3℃ぐらいまでには下がったものの、氷点下になった記憶はない。我が北摂地方もほぼ似たような感じ。好天の29日は池田駅方面へ“フラフラ”しながら歩いて坂道を下ったが、実にポカポカ陽気。部屋で電気コタツに足を突っ込んでいれば、電気のスイッチを止めていてもすむぐらい。

 北国の冬とは大違いである。韓国・ソウルも今は寒いはず。大統領選の投票日で-9℃だったという。考えてみると、ソウルの緯度は新潟と変わらないのだ。坂の多い地形は、池田とも似ているが、「寒さ」は雲泥の差。30年程前、冬のソウルを訪れた時にオンドル部屋の足元から伝わる“暖かさ”に、家のつくりをよく工夫したものだと感心した。

 韓流時代劇ドラマをテレビで見ていて、「吐く息の白い」シーンがよく出てくる。ロケが冬なら当たり前のことだが、韓国は寒い期間が比較的長いのかもしれない。韓国の人の激しい感情表現はTVでもモロに出てくる。喧嘩口調、怒鳴り合い…。寒さが“気性の激しさ”を生んだのかどうか。同じようなドラマでも、常夏のインドネシアではもっと穏やかな気がする。


年賀はがき

2012年12月27日 | 日常と健康

 早くやろうと思いながら、ついつい延ばしてきた。年賀はがきの準備だ。27日になって、やっと着手した。朝7時から起き出し、パソコンに向き合う。出遅れたけれど、作業は集中して一気に。午前中で、印刷までこぎつけた。即、近くの郵便局へ持ち込む。本来ならホッとするところだが、そうでもない。いまいち、“やり遂げた感”がない。

 こんなに切羽詰った段階では、焦る試験勉強のようなもの。ヒマはあった。時間をかければ、出来栄えだってもっと納得できたはず。はがきは、何とか妥協して短時間で仕上げられたが、実は印刷にはけっこう手こずった。古くなったプリンターが、持ち主と同様、万全の調子ではない。紙送りが悪くて、すぐ紙詰まりや印刷ミスを起こすのだ。


 プリンターは7年前に購入した。コピーもスキャンも可能な多機能一体型。値段は1万円強だった。しかし、6色のインクがすぐ減る。プリンター自体は安価なのに、替えインクで出費がかさみ、ランニングコストは高くつく。メーカーの作戦だ。インク交換のサインが出る度に、気分が重くなる。そんなこんなで“達成感”が吹っ飛んだのだろう。


贈り物

2012年12月26日 | 日常と健康

 クリスマスも終わった。25日、我が家にやって来た孫娘が、サンタに頼んでプレゼントしてもらったという、おもちゃの「レジスター」を持ってきた。コンビニのセブン-イレブンをモデルにし、ピッピッと音の出るレジがメーン。本物に似せた「おにぎり」「牛乳」「にくまん」などの商品。Nanacoカードや半透明の「持ち帰り袋」もついている。 

 そして、さっそく“お買い物ごっこ”。 電池を入れるところからスタートした。使い始めである。レジはバーコードをスキャンすると、金額が表示される。やはり、この音がお気に入り。イブの日まで楽しみにし「サンタさん、届けるのを間違わないかな」といわれても「そんなことないやろ」。兄の口調そのままに、自信を込め、きっぱりと。


 セットの値段は? 「3000円か、いや3500円?」。「そんなに安くないでしょう」と相方。ネットで調べたら、その2倍弱もする。“ごっこ”の方は、お客と店員の役を交代し、2回繰り返した。帰る時間が迫っていなかったら、まだ続いていただろう。無邪気な遊びのお相手をつとめられる。何とか無事に生きてきた者への“贈り物”なのかもしれない。


ノック式色鉛筆

2012年12月20日 | 日常と健康

   色鉛筆の値段は、最近どのぐらいしているのか。標準的な価格をよく知らないまま、100円均一の店で見つけた商品。「これは安い!」とうなってしまった。「10色」の表示があり、透明の袋入りなので10本合わせた値である。しかも、シャープペンシルみたいに使える「ノック式」というのも、手が込んでいて、珍しい。一見しただけで、購入した。

 自宅でチェックしてみた。芯の太さは「2.0mm」。なるほど、ノックするとシャーペンのように芯が伸びて、出てくる。使い勝手はよく、削る手間は要らない。どの色も、いくらか芯が堅くて、色付きは薄め。どちらかといえば、クレヨンのような感覚だ。しかし、全部で100円だと思えば、多少ケチをつけるところがあっても、やっぱり安い。

 袋の裏面にDAISO JAPAN(大創産業=東広島市)の製品と書かれている。さらに下の方には「MADE IN CINA」とある。人件費を抑え、安さのナゾが解けたような気がした。だが、消費者が納得すれば、それはそれで問題はないだろう。お買い得商品の1つ。4歳の孫娘が我が家に訪れたさいの絵描き、塗り絵用に机の引き出しに保管している。


目と耳から

2012年12月18日 | 日常と健康

  「話す外国語の教育をもっと重視せよ」という意見をよく耳にする。中学、高校の6年間の英語教育について“見直し論”の柱ではなかっただろうか。だが異論もある。日本語をベースに“思考”する教育をしっかりと。そんな考えが先日のTVで紹介されていた。卒業後の社会生活の中で誰もが英語を話す機会が多いわけでは無く、こだわるなというのだ。

 某大臣の発言ではないけれど、大学生の学力低下が嘆かれており、学校教育の改善がまた論議されることになるだろう。外国語学習に話を戻す。ここ2年、字幕付き韓国映画を多く見てきた。TVでほぼ連日。不思議なことに、字幕と照らして最近は単語、接続詞、短文が徐々に聞き取れるようになってきた。自慢するわけではない。でも、驚きである。

 韓国語に触れる機会を増やすなど、意識して環境を変えてみるのは、きっといい方法に違いない。“耳慣れ”も進む。韓国語と日本語は似ている。本腰を入れたら、小説だってハングルで読める気さえする。足が衰えるトシになって、新しい言葉に目覚めても遅すぎだろう。それでも、韓国は近い国。その気になれば、話す機会もたくさんつくれそうだ。


 


舞台

2012年12月03日 | 日常と健康

 4歳の孫娘にとって、今年のビッグイベントのひとつだっただろう。2日の「クリスマス発表会」。小学校なら“学芸会”に当たるが、幼児教室(ドレミ)なので、そんな言い方はしない。衣装を替え、2つの劇に出演する。1ヵ月ぐらい前から何度か教室で練習し、本番の舞台で晴れ姿を披露する。周囲の関係者や家族らを巻き込んだ行事なのだ。

 本人が気に入っていたのは、2番目の『美女と野獣』。ドレスを着て、頭には髪をアップしてティアラをつける。演じる女の子全員が同じ美女役のお姫様で、男の子は野獣から変身したプリンスたち。もうひとつは『アンパンマンと13匹の子ヤギ』。幼児はぬいぐるみ姿。狼は出てこない。マンガの主人公・アンパンマンに助けてもらうことになる。


 会場の「茨木市立生涯学習センター」は、2階に500席近いホールを備え、6年ほど前にできたという。名称から受ける印象より、はるかに豪華できれいな4階建て施設だった。孫娘は、終了後もドレスを着ている間はずっと“舞台気分”。中学3年の兄にせがんで2階から広い階段を“お姫様だっこ”で降りたり、記念写真を撮ってもらったり…。


旅券

2012年11月28日 | 日常と健康

    パスポートの有効期限が、今年9月で切れてしまった。目下、旅券を持たぬ身である。別に日常生活を送るのに、どうってこともない。海外に出かける必要があれば、申請すれば10年なり、5年なりの新規旅券が1週間ほどで取れる。だが、長年タンスの引き出しにあった“身分証”が、もう効力を失ったのだと思うと、さびしい気もする。

   passportは「港、門」(port)を「通過する」(pass)ための文書が起源だという。海外旅行中に紛失したり、盗難に遭ったりすると、帰国用の証明証を再発行してもらわねばならない。その手続き、煩わしさから「しっかり保持し、命の次に大切なもの」とも言われた。幸い事故はなかったが、布団の上にポンと置き、大探しする苦い経験があった。


   今は各国で、入国審査が厳しくなり、日本もICパスポートに切り替わっているそうだ。新しい旅券を取得して、海外旅行の意欲は十分あるけれど、ツアーにしても中身はけっこうハードなものがある。体というより、足が大丈夫かどうか。無理を避けるかもしれない。あと何年か、行き先が「黄泉の国」の場合、パスポートは不要である。


紅葉

2012年11月22日 | 日常と健康

 午前中に箕面の滝道へモミジ狩りに行った。シーズンである。ウィークデーにもかかわらず、かなりの人出。みんな同じ思いか。燃える“紅”を探す。デジカメ、ケータイ、望遠付きのカメラ手に、さながらシロウト軍団の「撮影会」だ。イヌと散歩、バギーを押している人、ランニングしているかと思えば、私のように杖をついている姿も多い。

 箕面駅から滝までの長い列。帰途についている組と流れが、ぶつかり合う。3分の1すぎた辺りにある瀧安寺。ここも撮影ポイントのひとつである。しばらく、境内で時間を過ごし「今年は期待したほどの色づきではないナ」と決めつけてしまう。足を案じて、結局、滝まではのぼらなかった。何度も来ていて初めて。代わりに食事処を当たる。

 箕面の野性ザルが、年によっては、ここらでもうろつく。どうやら、山の奥に引っ込んでしまっているようだ。古い料亭を改装したらしい「Hashimoto-tey」(橋本亭)に入る。メニューから「ロコモコ」を選んだ。食後、相方が頼んだホットココアを見ると、なみなみとした表面にミルクでウサギの絵が描かれている。猿はいないが、兎がいた。


上手、下手

2012年11月21日 | 日常と健康

  字がきれいに書けなくなってきた。気のせいでもない。「下手」になった。おまけに以前ほど早く書けない。昔は、早く書けるのを、“特技”とは言わないまでも、ひそかに自信を持っていた。新聞記者として、メモを早くとらねばならない“職業的”な習性が、いい訓練になっていたのだろう。〈自慢のように響いているようなら、ゴメンナサイ〉

 原因は、はっきりしている。書く機会が激減してしまったからだ。手紙にしても本来の字義から外れて、パソコン打ち。普通の書きものや文章、このブログも、すっかりパソコンのお世話になっている。幼児の字がだんだんうまくなるのが「進歩・進化」なら、書くことが少なくなれば、徐々に「退化」してもおかしくない。


 高齢化すると足が弱ってくるものだ。私の場合は、膝痛をきっかけに足全体が今なお思わしくない状態。筋力アップを兼ねた足重点のリハビリがもう2年近い。神経か脳の働きに異常があるのかどうかは不明だが、悪いなりに何とか“持ちこたえて”いる。字を書く手の機能も、使わないと次第に衰えてくる。これも、自然の成り行き?!


昼食

2012年11月16日 | 日常と健康

   高級とされるレストランや食事処でも、昼食のランチはかなり前から、リーズナブルな手ごろな料金に抑えられている。サラリーマン向けに500円で食べられる“ワンコイン”サービス・ランチも出現し、先日テレビで取り上げていた。そこまで安くなくても、お昼なら1000円以下というのはもう珍しくもない。デフレ現象、不景気が長いせいか。

 久しぶりに相方と池田駅近くへお昼を食べに出かけた。11月末までに来てもらえば「10%割り引き」のはがきが届いており、あちこち探すこともなく、その店に直行。2000円の昼御膳は、写真メニューでも、つくりが山盛りだ。相方はゴージャスな「レディース何とか」が限定のため売り切れ。少しがっかりし、釜めし付きの別の御膳を注文した。

  最近、食事料金はたいてい私が支払うことにしている。先月から何かと出費が多かったにしては、懐具合がよかった。相方には内緒である。大儲けではないが、競馬で潤っていたのだ。でも、いつまで順調なのか分からない。ケガをせぬようにはしている。この日、15日の勘定は相方持ち。私の誕生日である。無理せず、素直に「御馳走さま!」だった。