ザゼンソウは近くでは見る事の出来ない花なので機会があれば一度見たいと思っていた。
11時に家を出て倉吉を回り、11時半に踊りの練習の終わる老妻を載せてでかける事にした。午後はやや天候も心配されたのでコンビニでおにぎり弁当を買い車中で食べながら先を急いだ。
県境の人形峠に近ずくとまだ桜も所々見られた。
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水田に写った桜
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峠 の 桜
峠を越えて奥津温泉郷を通り過ぎ、国道から離れて公園に向かうとあちらこちらに残雪が見られるようになった。
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谷間に残った雪
第2駐車場には団体客用のマイクロバスが入っていた。
心配しながら第1駐車場に着くと出る車がありその後に駐車することが出来た。
管理事務所で簡単な説明を受け案内図を貰って公園の中に入った。
先ず目を向けたのは昨年綺麗な実をつけていたマユミだった。辺りはまだ残雪に囲まれ、その枝枝は寒さに耐え遅い春を待つ固いつぼみであり、枯れ枝のようでもあった。
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マ ユ ミ
暫く進むと右手に湿原が現れ、ミズバショウの群生が見られた。そこには観察用の足場が作られていた。
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ミズバショウの群生
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喜びを表したミズバショウ
幹線道路に戻り進むと、次の湿原地に点在するザゼンソウを見つける事が出来た。
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寒そうなザゼンソウ
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ザゼンソウは雪解けの地面に顔をでしていた。それは、お坊さんが衣を着けた姿を想像させるものであり、中には寒そうに衣をまとっているもの、遅い春をよろこび衣を脱ごうとしているものと色々であった。
初めて会った高山植物たちの寒さに耐える力強さを感じさせられる1日であった。
湿地のために近寄る事が出来なくて限られた被写体になった。
望みは叶えられたがお粗末な写真だった。
園内には、カメラを手に被写体を求めている人が多数見受かられた。
3時半、現地を離れて帰路に着いた。途中ワイパーを使う事もあったが家に着いたときには雨は上がっていた。