地産地消の高齢者

健康で明るく楽しい毎日を送りたい。

ザゼンソウ

2006-04-29 | Weblog
 今朝のラジオで岡山県立森林公園の開園とミズバショウ、ザゼンソウの開花状況に付いての放送があった。
 
ザゼンソウは近くでは見る事の出来ない花なので機会があれば一度見たいと思っていた。
 
11時に家を出て倉吉を回り、11時半に踊りの練習の終わる老妻を載せてでかける事にした。午後はやや天候も心配されたのでコンビニでおにぎり弁当を買い車中で食べながら先を急いだ。

 県境の人形峠に近ずくとまだ桜も所々見られた。


       水田に写った桜


         峠  の  桜

 峠を越えて奥津温泉郷を通り過ぎ、国道から離れて公園に向かうとあちらこちらに残雪が見られるようになった。


       谷間に残った雪

 第2駐車場には団体客用のマイクロバスが入っていた。
 心配しながら第1駐車場に着くと出る車がありその後に駐車することが出来た。

 管理事務所で簡単な説明を受け案内図を貰って公園の中に入った。

 先ず目を向けたのは昨年綺麗な実をつけていたマユミだった。辺りはまだ残雪に囲まれ、その枝枝は寒さに耐え遅い春を待つ固いつぼみであり、枯れ枝のようでもあった。


マ  ユ  ミ


 暫く進むと右手に湿原が現れ、ミズバショウの群生が見られた。そこには観察用の足場が作られていた。


       ミズバショウの群生



喜びを表したミズバショウ

 幹線道路に戻り進むと、次の湿原地に点在するザゼンソウを見つける事が出来た。


       寒そうなザゼンソウ




 ザゼンソウは雪解けの地面に顔をでしていた。それは、お坊さんが衣を着けた姿を想像させるものであり、中には寒そうに衣をまとっているもの、遅い春をよろこび衣を脱ごうとしているものと色々であった。

 初めて会った高山植物たちの寒さに耐える力強さを感じさせられる1日であった。

 湿地のために近寄る事が出来なくて限られた被写体になった。
 望みは叶えられたがお粗末な写真だった。
 
 園内には、カメラを手に被写体を求めている人が多数見受かられた。
 
 3時半、現地を離れて帰路に着いた。途中ワイパーを使う事もあったが家に着いたときには雨は上がっていた。




花粉の交配と小技の練習

2006-04-18 | Weblog
珍しく3日続きの晴天ですが、 今日は、黄砂の影響で霞がかかった様な天候になりました。

 裏の山に登ると梨の花が満開でした。

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(画像が2つとびましたが先を急ぎ訂正しませんでした。)


果樹園では今梨の交配の最中であり、親戚、知人家族総出で作業が進んでいました。


     家族での作業


     大勢の手伝い人での作業


     交配筆と花粉入れの竹けつつ

 交配は首から吊るし竹筒に入った花粉を、交配筆で1つ1つの花に付けていきます。
 花は殆どが一斉に咲くのでその時は猫の手も借りたい忙しさです。

 其の後3週間ほどすると、交配によって実を結んだ多くの実の中から、摘果が始まりま
す。そして袋掛けの作業へと進みます。
 
 梨作りは、交配から袋かけまで1個1個の梨に手を掛ける大変な作業の連続です。

 20世紀梨は8月下旬から出荷されます。この頃は台風シーズンにあたり栽培農家の一番心配の時期です。

 
 この蕨は、老妻が今朝6時に山に入って8時過ぎまでに取って来たものです。



ここ当分は、老妻の山菜採りの運び役を務めます。




流れる映像の練習  漸く完成しました。 芝の出荷作業の様子。

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日曜大工?

2006-04-15 | Weblog

  退職してから15年は、社会福祉関係の手伝いを続けていたが、今はその仕事を離れ日曜日をあまり意識しなくなった。その中で日曜大工と言えるかどうか・・・。

 12月の豪雪で天井裏に吹き込んだ雪が解け、その水で天井のボードに汚れとひずみが出来た。雪の吹き込んだ所を点検して、左官と板金屋にお願いして修理は完了した。

 天井の修理も大工に頼めば簡単であろうが、日曜大工心が動き自分で取り組む事にした。


                  ボードをはずした様子

 足場を作って作業を始めた。
 ボードは軟らかく、崩れ易い材で出来ていたので思ったより簡単に外す事が出来たが。飛び散った破片の片ずけに時間が掛かった。 

 材料を見積もると、8枚で出来そうだが、そこは腕との相談で2枚予備を加えて10枚購入する事にした。
 材料は倉吉のホームストアーで、回りの柄とは異なるがあまり目立つ場所でもなく、1枚170円でもとめる事が出来た。

 午後、愈々打ち付けることに取り掛かった。ボードのサイズが同じであり、これは簡単だと思った。ところが、天井にくぎを打ち付けることの難しさ、全くこれは予定内に無かった事であった。釘が落ちる、打つと曲る、壁や床に打つとは違い1枚打ち付けるのに四苦八苦であった。
 
 次の難問は、柱に合わせてボードを切り落とす事である。ここは、腕の見せ所であり見事に失敗、予備のボードの出番となったが、柱の回り縁を外して無事に収める事が出来た。

                   完成をみた天井 

  過程はどのようであれ、結果はうーんと、うなずくことが出来た。 

  釘を1本打つ事は簡単なようだが、天井に向かって打つ事の難しさ、それをひろい天井一杯に打ち付ける専門職の素晴らしさをつくずく感じさせられた1日であった。

 老妻も嬉しかったのか夕食には一寸したサービスがあった。

 

 

 


芝の出荷

2006-04-09 | Weblog

    日本海の水平線の望める丘に広がるゴルフ場を思わせる芝畑(夏)

 いま、芝栽培農家では芝の出荷に追われている。
 鳥取県の芝生産量は全国2位と言われ、この地域はその中心地であり、畑地は西瓜と芝の栽培が主である。水田でも多く栽培されている。

 芝の栽培は、人手で除草を行う大変な仕事であったが、その後は除草剤や機械化の進歩によって栽培面積の広がりを見せた。

 バブル景気の時代はゴルフ場ラッシュで需要が増え、反当たり収益が米作以上になり、特に水田を芝作りに転作した農家が多かった。農家で田んぼを持ちながらお米を買って食べる農家もあった。勿論、減反政策も問題無くクリアしていた。

 芝作りは、最初は、稲の田植えより粗く苗を植え付けるが、その後は出荷した後の畑を整理しておけば何年にもわたって栽培を続けることが出きる。出荷は生育状態にもよるが2年に3回程度行われている。

出荷作業を写真で


芝を30センチメートルの正方形に刈り取る

  
芝刈り取り機

 芝刈り取り機では、最初に前輪の両横に30cm幅に固定された刃で畑全体の縦を切り取り、次に横からは地面から切り取る刃と30cmに固定した刃を使って切り進むことが出きる。

 
不良品を除きながら9枚ずつ積み上げる

 9枚の芝を正方形に敷き詰めた面積が1つの単位にはなっているようだ。


9枚を1束に束ねる

 中腰で何百の芝を束ねることは大変な仕事である。


    芝運搬専用車
 
 トラックに載せて運び込まれた専用車で、出荷用の大型トラックの着く所まで運び出されている。

 芝の出荷は単純な仕事のようであるが、刈り取り機を使う技術、長時間中腰で続ける仕事、重い芝を上げ下げする仕事、どれをとっても根気と体力のいる重労働である。

 この他にも、広い畑の消毒や追肥,夏の冠水などには長くて重いホースを、タンクを積んだ車から畑の中を持ち運ばねばならない。これも大変な仕事である。

 ゴルフでコースを歩きながら、広いみどりの芝生を眺めた時の素晴らしさ、芝生の上を吹きぬけてくる風の快適さ、その陰には、芝栽培者の苦労のあることを忘れてはならないと思う。