鳥取砂丘で開催される今年の砂の造形祭は、
「世界の童話」をテーマに「世界砂像フェスティバル」として開催されています。
連休には観光客が多くて入場に時間が掛かるので、
日曜、休日を外して普通日に出かけました。
当日は晴天に恵まれ砂丘までは快適に走ることが出来ました。
会場に着くと駐車場はほぼ満車の状態でした。
その時、係員が車に貼られた身障者のマークに気付き、
専用駐車場のあることを知らせてくれました。
それは、800メートル離れた、会場入口のそばの駐車場でした。
誘導係員の優しい案内と主催者の好意に感謝しながら駐車することが出来ました。
奥のほうには広い観光バス専用の駐車場があり、
観光客は旗を掲げた添乗員の案内に従って、次々と入場していきました。
この光景を見て、連休の交通渋滞や会場の混雑が想像されました。
最初に目に入ったのは、世界砂像選手権総合プロデューサー茶園勝彦氏の、日本でも
有名なおとぎ話「因幡の白うさぎ伝説」と、鳥取砂丘に隣接する「たねが池」に伝わる
「お種伝説」をモチーフにした、ウェルカム砂像でした。
京都の弟を加えてパチリ
次に、スモール砂像の紹介です。制作は日本砂像連盟によるものです。
「兎と亀」
「小便小僧」
「マッチ売りの少女」
「裸の王様」
「白雪姫と7人の小人」
次に、砂像展示ゾーンでの
砂の彫刻「世界砂像選手権」INとっとり砂丘作品を紹介します。
「さまよえるオランダ船」 オランダ マテイン・リガース作 優勝
作品の綺麗な曲面が評価されたとの話が耳に入っていました。
「ゴミ集め男」 ドイツ ヤン・セレン作 準優勝
「湖の怪物・オゴボゴの伝説」 カナダ カーレン・フラリック作 準優勝
「ガネーシヤとその家族」 インド スダサン・パタナイク作
「観音様を拝む竜女」 中国 張 偉康作
「ドン・キホーテ」 スペイン モンセラト・クエスタ作
「ジョン・ヘンリー アメリカの伝説と庶民の英雄」 アメリカ ダン・ペルチャー作
「女王 一羽の白鳥」 ロシア ウラジミール・クラエヴ作
いよいよ最後は、「シンボル砂像」の紹介です。
ここには、幻想的なおとぎ話に登場する最も代表的な舞台が表現されていました。
「ガリバー旅行記」と「ジャックと豆の木」
「中世のお城」
「シンデレラ姫」
これら「シンボル砂像」の制作作家は、2005年から2008年に掛けてカナダ、フラ
ンス、アメリカ選手権大会で、連続して1位、2位の賞を得られた人たちであることが紹
介されていました。
今年の作品には、それぞれの物語が紹介されていて、それを読みながら作品の細かな所
まで鑑賞する事が出来ました。
昨年は、中国の兵馬踊などのようなスケールの大きさに驚かされましたが、今年は細かな
巧みな表現に心を打たれました。
さすがに 世界一流の作家の作品の素晴らしさを強く感じる事が出来ました。