ふくしま日記

食べ歩き、ワイン、などなど。
仙台、札幌、大阪、東京。

帰国

2024年04月04日 | 2023イタリア旅行
ミラノ中央駅からバスに乗ってマルペンサ空港まで。
マルペンサーフランクフルトー羽田の空路であります。
マルペンサ空港に、ルフトハンザラウンジがあるのには吃驚。地味なラウンジでしたが。

乗り継ぎのフランクフルト空港でセネターラウンジ。行きはビジネスラウンジだったので、セネターラウンジは廃止になったのかと思っておりましたが、ちゃんとありました。

シャワーを浴びた後、お約束のドイツビール。


ささやかな楽しみであります。

帰りの便は全日空。航空運賃高騰の昨今、今後全日空のような高級な飛行機に乗れるかは不明であります。
行きと同じく、日本人搭乗客は少ないですが、やはり日系は気持ちが楽でいいですね。

というわけで無事帰国。やはり日本がいいですね、自宅がいいですね、と毎年思います。何をしに海外旅行しているのか。。

AC Milan VS Cremonese

2024年04月03日 | 2023イタリア旅行
毎年のようにスペイン、イタリアに行く目的の一つはサッカー観戦です。
今回はレッチェで観戦を企んでいましたが、まさかの金曜開催になってしまったので見ることができず愕然としておりましたが、カタールワールドカップの影響で平日開催となったミラン対クレモネーゼの試合を観戦できました。

ミランの本拠地、サンシーロは初訪問。

あまりいいチケットが買えず、ちょっと残念でしたが、奥のほうの席でもよく見えますね。この辺は、インテルのホームゲームでインテルサポーターが陣取るエリアのようです。

この試合の頃にはクレモネーゼの降格が見えているような時期だったので、平日のゲームにどれだけお客さんが来るのかと思っていたら、入場者68,000人とな。ミランファン、恐るべし。

試合は1-1の引き分け。試合内容は今一つでしたが、ラファエルレオンは華がありましたねえ。最後まで観戦していると帰宅難民になるといけないので、試合終了10分前に引き上げました。引き上げた後にミランが同点に追いつきました。

Milan「Bel Pease」

2024年04月02日 | 2023イタリア旅行
ミラノのランチは中華でも食べようと思ったのですが、何度か出張できたことのある友人が、ミラノ中央駅の近所に中国人がやっている安くて美味しいイタリアンがあると助言してくれたので、ホテルから近いこともあり寄ってみる。

店の外観はこんな感じで。

確かに店内は繁盛しています。

店内を見回すと、やはり問題は食事のポーション。若い女の子が食べているパスタとか、めちゃ量が多い。

とりあえずの白ワイン。
微発砲しているカラフェワインは珍しい。なかなかいい。周りを見渡しても、昼から飲んでいる人は見当たらなかった。。

生牡蠣
旅先で生モノを敬遠する方もいると思うのですが、私は気にしないタイプで。1個から頼めるのもありがたい。今回は2個。旨し。

ミラノ風リゾット
せっかくだからベタなミラノ料理も、ということで、ミラノ風リゾット。画像ではわかりませんが、チャーハン大盛りくらいの量がありました。。アルデンテで美味しかったんですが、これは無理だと半分くらいでギブアップ。

会計しようと立ち上がってレジに行こうとすると、サービスの女の子がイタリア語で話しかけてくる。何言っているかわからないので戸惑っていると、今度は英語で「美味しくなかったですか?」と聞いてくる。「そうじゃないよ、お腹いっぱいなんだ」と苦笑いで答えるのも申し訳ないなあ。

普通の日本人の食欲からすると、大勢で行って取り分けながら食べるといいお店だと思います。確かに安いですしね。

ミラノへ

2024年04月01日 | 2023イタリア旅行
レッチェから飛行機でミラノへ移動。
最大の問題は、レッチェからブリンディッジ空港への移動。バスで移動するのですが、バスターミナルが貧弱すぎて、機能しているのか不安。。
早めにバスターミナルに到着するも、どうやって乗るのか。目の前に大きなスーツケースを持っている欧米系男性と、東アジア系女性のカップルがいたので、この人たちの様子を見ていこうと決める。
そろそろ時間かな、と思っていたら大きく「Airport」と書かれたバスが来るではないですか。よし、と思いスーツケースを預けようと思いきや、収納スペースが狭い。そこに東アジア系女性がスーツケースを横にして入れようとするので、つい大人げなく「それ縦にしてくれないと入らないよなあ」とつい日本語で独り言を言ってしまう大人げない私。すると、聞こえたかのように女性が縦に直してくれたので、私のスーツケースも無事収納出来て、これでミラノまで帰れるぞ~なんて思っておりました。
バスに乗ると、欧米系男性が、君は日本人なの?と聞いてくるのでそうだと答えると、彼女が日本人だとのこと。さっきの話、聞こえてたのかい(汗)。ブリュッセルにお住まいで、仕事の関係でレッチェに3か月ほどいたとのこと。初めて日本人にお会いしましたと。こんな日本人ですみません。。

その後、ブリンディッジ空港からマルペンサ空港に移動し、タクシーでホテルまで。旅行も終わりが見えてきました。

レッチェ最終日

2024年03月31日 | 2023イタリア旅行
最終日のあれこれ
■La Bottega del Nonno
市内のエノテカ。ワインの品ぞろえ良し。店主は英語堪能。「ネグロアマーロが欲しい」と言ったら、「たくさんあるぞ!何本買うんだ?」と聞かれ、「1本」というと安いやつを選んでくれました笑(8.5ユーロ)。


■サンタクローチェ聖堂
やはりバロック建築巡りとしてはここは外せない。豪華な造り。





■マクドナルド
笑ってはいけません。少しだけ食べたい、というときにマクドナルドは強い味方です。薄いハンバーガーのピクルスが泣ける。オレンジジュースのお値段が高くて憤慨していたら、フレッシュジュースがグラスに入って出てきた。欧州恐るべし。


■Pasticceria Natale
市内中心部にあるお菓子屋さん。各種お菓子、ジェラートを扱っています。お土産の焼き菓子を購入し、ジェラートを食べました。


■Museo Provinciale Sigismondo Castromediano 
画像はありませんが、雨が降っていて時間つぶしに入った博物館。レッチェ駅近く。サレント半島から出土した陶器 などが展示していますが、入場料無料にもかかわらず広い館内にボリュームたっぷりの出土品。時間の余裕がある方はぜひ訪れてみては。

Lecce「Primo」

2024年03月21日 | 2023イタリア旅行
Primoで晩餐。
市内中心部のレストランが集まるエリア。

上品な佇まいであります。

入り口は施錠されており、ベルで呼び出すタイプ。

店内は24席くらいか。サービスは二人で回していて、マネージャーらしき人物がほぼ一人で取り仕切り、コミがレセプション、ミネラルウォーターのサービスなどをおこなっている。
予約時に20時か21時かという選択肢があったので、日本人的に20時を予約していたが、その時間に来ていた客は私以外一組だけでした。その方も日本人でした。。

いつも通り、ガス入りの水を飲みながら、メニューを決める。小皿で提供されるデギュシタシオンのコース2種類か、アラカルトを組み合わせた2皿、3皿のコースが基本。周りのお客さんを見るとデギュシタシオンを食べている人が殆どらしい。デザートを重視しないので、アラカルト3皿のコースにしましたが、この店はデギュスタシオンを食べたほうがいいと感じました。

マネージャーは自信満々な立ち振る舞い。
「ワインはどうしましょう?白ワインですと、地元のワインかそれ以外か」と聞くので「地元のがいいけど、お勧めはあるのか?」と意地の悪い回答をしてみる。まあ無知なだけだったんですが、プーリアに質の高い白ワインなどないと思っていたのです。「ございます。忘れられた二つの葡萄品種を使った素晴らしいワイン・・」とドヤ顔で説明してくれるのでそれを飲むことにする。


前日訪問したオストゥーニ産の良く冷えたワイン。細めのグラスでの提供。「個性的だね」と回答しておく(よくわかっていない)。。温度が上がったら少しダレてきた感じがした。

最初の一品
繊細な前菜。ワインとの相性も良し。

Orange flavoured frosting sweetbreads and raw red shrimps from Gallipoli
ガリポリの赤海老。美味しいのだが、これはデギュスタシオンコースでは1匹で提供するのを、4匹にしているのでは?という邪推が頭を離れない。ドヤ顔マネージャーにも「1匹づつ食べてください」と言われたので、間違いなかろう。

Tagliatelle, octopus sauce and lemon

これ、美味しいですが、少量で食べたほうが美味しさが際立つと思います。実際、デギュスタシオンのコースには組み込まれているようですし、盛り付けも華やかです。

Sea Bass
前菜、パスタはアラカルトのメニューにオンリストされていた内容からの選択ですが、セコンドはメニューからの選択肢が少ないので、ドヤ顔マネージャーのおススメで。「鱸がいい」と一押しで。
いや、確かにこれは美味しい。アラカルトのために用意していた料理という感じで。

鱸の時のワイン。
ドヤ顔マネージャーが「次はいかがいたしましょう。ロゼか赤ワインか。」というので「鱸なんだからロゼじゃね?」と伝えたところ、「分かりました。地元産ではありませんが、フォッジャで造られたロゼがございます。」とのこと。フォッジャもプーリア州じゃね?と思いましたが、彼のいう地元とは、サレント地方ということなんでしょうね。


ここの頃には店内満席状態。21時頃から入店したお客さんも多数。ドヤ顔マネージャーがほぼ一人で全員を接客しているのには感心する。前菜を食べる客に向かって「忘れられた二つの葡萄品種を使った・・」と毎回ドヤ顔で説明するのが可笑しい。
しかし、マネージャーは単なるドヤ顔ではない。私の隣席に中年夫婦らしき客が座ったのだが、どうやらフランス人だったらしく途中からフランス語で接客していて、客も度肝を抜かれていた。さすがはミシュラン星付きと言わざるを得ない。

パン

カフェ

ミニャ デザートは無しで

デギュスタシオンにしたほうが良かったなとも思いますが、全体的な満足度は高いです。街中にあるのでタクシー代も考えなくていいですし、大人の空間であります。是非ドヤ顔マネージャーの接客も受けていただきたいですね。

Otranto

2024年03月20日 | 2023イタリア旅行
レッチェからオトラントに日帰り旅行。
この日はメーデー。過去にいくつか失敗のあったメーデーですが、この日は順調。オトラント行くには、平日なら私鉄のSud-est線で途中乗り換えて行くことになるのですが、日曜、祝日はSud-estは全休で、代替バスが数本走っています。バス停が分かりにくいのですが、何とか見つけて直行バスでオトラントまで。オトラント駅前で下車します。

天気が悪い。。青い海には程遠いですね。

バルで朝食。お店の人の話では、1週間くらい天候不良だそうで。。

とりあえずお約束の大聖堂へ。

立派な佇まい。中はこんな感じで。


この大聖堂は床面のモザイクがウリですが、ストーリー性はともかく、モザイクの質としては、エミリアロマーニャのラヴェンナには敵わないなあという感じです。

高台から海を見下ろして。
青い海ではありませんが、近くまで行くと透明度の高い海であります。さすがアドリア海。夏のシーズンは人手がすごいんでしょうねえ。

観光地とあって海岸沿いに土産物屋も多数。ぶらぶらと歩いているだけで時間が過ぎていきます。

再度大聖堂に立ち寄ると、結婚式が。
海外旅行あるあるですね。

天気がいまいちだったのは心残りだったのですが、とりあえずアドリア海を見た!ということで。レッチェまで直行バスで帰ります。

Lecce「Nonna Tetti」

2024年03月15日 | 2023イタリア旅行
地元のトラットリアで晩餐。
ベタなトラットリアでプーリア料理が食べたいと希望したところ、教えてもらったのがこのお店。B&Bのマダムに当日予約してもらいました。

工事中で看板が良く見えない。。


店構えはこんな感じで。


オープンして間もなく到着したのに、店内混んでます。予約なしで来て断られていた方多数。ローカルなトラットリアの雰囲気であります。


英語メニューもあり。あれっ、これはイタリア語だな。


さて注文。一応、アンティパスト、プリモ、セコンドと行ってみるか。。これが大きな間違いでしたが。。

とりあえずの白ワイン。背後にある紙袋の中にはパン。


Antipasto Della Casa


前菜のセットって、何ですか、この量は。。お皿は小皿ではありません。。カポナータ?と野菜の炒め煮のようなもの、チーズなど。。マジか。。と思っていたらもう一品。

こりゃゼッポリーニか?
いきなりの5皿。プーリアらしく野菜満喫!といっても量が多すぎた。。かなり気合を入れて食べましたが、半分近く残しました。。

Orecchiette con Polpette e Cacioricotta

プーリアのプリモといえばオレキエッティ。素朴な味わいと、豪快な量。しかもミートボールまで入っているとは。。7割でギブアップ。流し込むようにワイン飲んでいます。

Salsiccia Mista Arrosto

セコンドの前にお腹いっぱい。これは少し摘まんだ程度で終わってしまいました。というか、ある程度こうなることは予測して、メインは一番手ごろなものを選んでいたという。。

なんかいいレポートができませんが、個々のお店は雰囲気もあって地元民で賑わっているトラットリアです。3人以上で行くとかなり楽しめそう。お値段もお安いです。一人旅には向いていませんので、ご報告まで(涙)。

Ostuni

2024年03月11日 | 2023イタリア旅行
Ostuniに日帰り旅行。
レッチェ駅から出発。


オストゥー二まではローカル列車で。オストゥー二の市街地は駅から遠いので、バスで行くことにする。
駅に到着後、駅前の売店でバスのチケットを往復分購入。しかし、バス停もなければバスの時間も不明。。
30分以上待っただろうか、ようやく来たバスに乗車。しかし、どこで降りればいいのか。。googlemapで現在位置を確認しながらの乗車も、市街地まで直線的に移動しないので心中焦りまくり。ようやく市街地に近づいてきたか?というあたりで止まったバス停で、運転手が私の顔を覗き込むように見てくる。どうやらここで降りるらしい。

降りた後、案内所で地図をもらい、帰りのバス停をチェック。その後、大聖堂まで(昼休みは大聖堂は閉じてしまうので)。


ここは雰囲気のある大聖堂ですね。見る価値あり。




日曜日のせいか、観光客多数。典型的な観光地であります。
白く塗られた外壁の町の中を散策。




遠くにアドリア海を見下ろすはずが、天気悪く青い感じがしない。。


ここで大失態。昼食のレストランの予約をミスっていて、ご飯にありつけませんでした。予定を変更して晩餐に勝負をかけることにして、昼食はジェラートのみ。時間が余ってしまったではないか。

帰りのバス停は観光客であふれていましたが、何とか乗り込み駅まで。


バタバタでしたが、無事レッチェまでたどり着きました。時間の使い方がちょっと良くなかったかなあ。

Lecce「3 Rane」

2024年03月10日 | 2023イタリア旅行
3Raneで晩餐。
洒落た外観です。

客席はあまり多くないため、早めに予約しないと予約が取りにくいとか。カジュアルながら、品のいい店内。

いつもは欧州旅行の店選びはミシュランで行っていましたが、ここはgoogleの評判を見て予約。20時で予約してましたが、30分遅刻していったところ先客ゼロ。皆さん、21時ころに集まってきます。

メニューはアラカルトかコースで。コースの内容はアラカルトから自由に選ぶか、お店におまかせかの2択。
コースで選ぶとすれば、前菜、プリモ、セコンドって感じ?と聞いてみると、いや、全品メインでも構わない、それって民主的だろ?との回答。コースについては、自分で選んでもいいし、お店に任せてもいい、それって民主的だろ?と畳みかけてきます。こういうからにはお店におまかせがいいだろうと、4皿コースを選択。

無造作に出されるパンがいい感じ。

グラスワインは、お隣カンパーニュ州の白。
ちょっと酸が足りないか。可もなく不可もなし。

アミューズ的に
最初の一品。まさかこれが一品目?と思ったら、アミューズ的な一品でした。

Sea bream, asparagus, peanuts
ちょっとオシャレ系の盛り付けであります。シェフはピエモンテの方らしいですが、魚介からスタート。

Foir gras, broard beans, amaretti
フォアグラをペコリーノのフォンデュに浸した感じで。

Veal, poak, horse
平たく言えばボロネーゼですが、仔牛、豚、馬のラグーで。やはりパスタはイタリアンの華。

Lamb, cauliflower, raisin
上品なメイン。

グラスの赤ワイン。
地元サレント地方の赤、ネグロアマーロは初体験。少しスパイシーで食事とも相性良し。

カフェ

店の雰囲気、食事の内容、お値段とおススメであります。ボリュームが足りないという方には、6皿、8皿、10皿のコースもありますので、使い勝手がいいのではないでしょうか。大変満足しました。