ふくしま日記

食べ歩き、ワイン、などなど。
仙台、札幌、大阪、東京。

La Table des Guilloux@Schouweiler

2008年10月26日 | 2008ドイツ旅行
最近、一気に円高が進んでいますねえ。先週末には1ユーロが120円を割り込んでいます。旅行のクレジットカードの請求が最近きましたが、1ユーロ155円でした(笑)。その頃は安いと思ったんですがね。

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さて旅行記。
濡れ鼠になりながらルクセンブルグ市内を脱出し、車で20分ほどのSchouweilerへ。きれいな集落ですが、星つきレストランがあるような感じには見えないのですが・・。ありました、いい感じの建物です。ルクセンブルグに2軒だけある、ミシュラン二つ星レストランのうちの一つ。古い建物の中で、キッチンだけはガラス張りで外からも見えるような造り。

 

店内もクラシックな感じで。我々の座ったテーブルには銀の燭台にローソクが。
颯爽としたマダムがメニューを渡しながら今日のコースの説明をしてくれます。フランス語で・・・(爆)。久々の「フランス語オンリー」のお店です。
マダムの説明で分ったのは「フォアグラ」「コンソメ」「鴨」「トマト」の4つのみ。それでも何故かコースをオーダー。食べたものはこんな感じで。

・アミューズ


海老のタルタルとマスカルポーネ。どちらも上品な味わい、期待が膨らみます。

・3種類のフォアグラ


うわわ、フォアグラってこれか・・。あまり目新しさもないし、胸焼けしそうだな・・、と思いながらテリーヌを一口含むと、絶句するぐらいの美味しさ。それなりに美味しいフォアグラも食べてきたつもりでしたが、このフォアグラにはかないません。右端のコンソメも濃厚で最高。

・シャラン鴨のロースト


これまたおなじみの料理。ちょっと火が通りすぎだったか。コミュニケーションが難しかったです。わりと普通。

・桃のコンポート


チーズは要らない、といったらこれが出てきました。平凡かと。

・フォンダンショコラ


うわわ、これまたクラシックなデセールが・・。と思っていましたが、これまた絶品。中からとろけて出てくるショコラの濃厚な味わい、堪りません。

・白葡萄のタルト


桃とチョコレートケーキの後に、こんなに食べれませんってば・・。二口でギヴアップ。

・コーヒー



もうチョコレートは出していただかなくて結構です・・。

ワインはルクセンブルグのピノグリを。

フランスのアルザスのピノグリとは違って、酸が支配的。

お昼にうかがったのですが、上品な客層でクラシックな料理。久々にフランス料理ってこんな感じだよなあ、と感じることが出来ました。僕は明らかに浮いていたと思われます(笑)。

いろは本店@月島

2008年10月22日 | 和食
都会的なレストランで過ごした翌日は、なぜか神宮で大学野球を見た後に月島へ。もんじゃタウンで本場のもんじゃ焼き。

ランチの時間を過ぎた頃というのに結構人が入っていますね。もんじゃ屋だらけのこの界隈、人気の有無の理由ってのはどの辺りなのでしょう。

桜海老入りを頼んでみますが、お店の人に作ってもらって。関西にいると「東京の人って、もんじゃ食べるんですよね?」と聞かれることがありますが、大多数の東京人にとっても、もんじゃは非日常的な食べ物です。関西のお好み焼きとは違いますね。

意外に重いよね、と思いながらさらに一枚追加してみたりして。食後は下町散策、摩天楼ばかりが東京ではないとあらためて思います。

ヌーヴェルエール@丸の内

2008年10月21日 | フランス料理
ドイツ旅行中のはずなのですが・・。最近の拙ブログ、時系列は大きく乱れております(笑)。

さてちょっと東京まで。新丸ビルのヌーヴェルエールで晩餐。丸の内には久々に行きましたが、すっかり変わってしまってますね。まるでニューヨーク、凄いところです、やはり東京は凄いところですねえ。人が多すぎるのは相変わらずですが・・。

さて、ヌーヴェルエール。20時過ぎに入店すると、ほぼ満席。大きく開いた窓からは丸の内の夜景と東京駅。素晴らしい眺めの中、大人の男女で賑わっています。客筋が良さそうですね。
食べたものはこんな感じで。

・アミューズ

既に記憶喪失気味・・。ややクセのあるミンチは何の肉だったのか・・。巻いてあるのは茄子、栗のピュレで。

・鮪のタルタル

ここにも茄子が登場。鮪とお揃いのサイズで食感良し。上品な前菜。

・茸いろいろ

セップ以外にもいろいろと。非常に健康志向のメニュー。噛み締めるといい味わい。実は茸好き。単に田舎の人という話も(笑)。

・山鳩のロースト

選択肢のあったメインは山鳩を。フレンチバスクで遭遇できなかったパロンブ、まさか丸の内で会えるとは思ってもいませんでした。噛み締めるような食感。

・デセール

完全記憶喪失。

ワインはこんな感じをブラインドで。

○Corton-Charlemagne 1997 Louis Latour
○Corton-Charlemagne 1986 Louis Jadot
●Musigny 1997 Vogue
●Echezeaux 1992 E.Rouget
●Grand Echezeaux 1987 Mongeard Mugneret
●Leoville Las Cases 1975

コルトンシャルルマーニュは何とか分ったのですが、ヴィンテージはかすりもせず。造り手は当然分るはずもなく。ミュジニー、これが1997ですか~。かなりタニックで厳しい。ルジェは飲み頃に入っていて素晴らしい。クロヴジョと回答している私はいったいどうしたものでしょう。グランエシェゾーもかすらず、ラスカーズもサンジュリアンとすら分らない体たらく。これからは「白ワイン王子」呼んでください(爆)。

嘉端@西天満

2008年10月20日 | 和食
お誘いいただいて、西天満の嘉端で鮨。
繁華街からは離れているのに、なぜか料理屋が集まる一角にあるこのお店、一瞬入るのに緊張を強いられます。主が切り盛りするカウンターのみのお店。

食べたものはこんな感じで。
・鯒の肝巻き
・蒸鮑  ただただ柔らかい・・。
・気仙沼産 鰹

良く脂が乗っています。高知で食べるのとは感じが違うなあ。
・カワハギ 肝の入ったポン酢で
・雲丹、イクラの丼

軽い仕上がり、上品な感じで。
・すみいか ゲソの炙り  何故こんなに柔らかいのか・・。

ここから握りで
・赤身
・中トロ

・大トロ
・白子の炙り  もうこの時期に白子ですか。北海道産。
・鮪のハラミの炙りと松茸  思った以上に激旨い。
・小肌
・スミイカ
・サヨリ  繊細な甘みが。
・車海老  直前に蒸しあげて。香りが命。
・ヅケ
・煮蛤
・穴子
・穴子と干瓢の巻物
・タマゴ  独特の甘みが・・和三盆ですか・・。

うーむ美味しいです。かなり大人のお店。修行先の影響なのか鮪が主体ですが、全体の流れとしては不思議に違和感なし。気軽に行けるお店ではないですが、また機会があれば是非伺いたいお店。誘っていただいてありがとうございました。


かいだや@南国

2008年10月19日 | 和食
久々に鰻でも食べようと、高知のかいだやへ。
あまりお腹がすいていなかったので、せこく半身だけのうな丼にしてみましたが・・。ご飯はあい変わらずの大盛り。鰻がほんの少しに感じられます(笑)。
鰻は外側はカリッと、中はしっとりといい脂。美味しいですね。やはり一匹食べるべきでしょう、と反省。

イスタンブールハネダン@福島

2008年10月16日 | エスニック
たまには福島の話も書かないと。
突如として福島7丁目に現れたトルコ料理の店。各国の料理店あふれる福島においても、トルコ料理は初めてのはず。

写真も撮りましたけれども、携帯の所為かブレブレなので無しってことで。
前菜盛合わせ、白チーズのピザ、チキンケバブ。トルコビールとトルコワインで。

味と値段は相応かと思いますが、福島の相場からすると少し高いかなあ。日本語の上手なトルコ人?シェフが料理を作っています。長続きしない店が多かった場所なので、今後どうなることか。オープンしたばかりのお店、頑張って欲しいところです。

ルクセンブルグ市街観光

2008年10月15日 | 2008ドイツ旅行
Rodemackからルクセンブルグ市街を目指す。
前日から思っていたのですが、街並みもきれいだし、アウトバーンも整備されていてかなりブルジョアな印象です。市内も清潔で高級な感じが。ルクセンブルグ市街は世界遺産に指定されています。昨日のTrierに続き、二日連続の世界遺産。

ただ、生憎の雨模様・・。
憲法広場からペトリュス川の対岸を望みますが



雨が降っていて体温が下がり、観光のモチベーションは大きくダウン。おまけに地図すら持ってきていない(笑)。

最も格式があるというノートルダム寺院。ゴシックとルネッサンスの組み合わせ、ということなんですが、それよりも我々の関心はトイレ(爆)。寒いと近い(苦笑)。


ボックの砲台ってどこだっけ?と思いながら、もういいかなあと(爆)。なんともお寒いルクセンブルグ観光でした。

北山詣で

2008年10月14日 | 和食
またまた京都へ。
少しだけ鷹ヶ峰の光悦寺へ。こじんまりとした、好ましいお寺。紅葉が少しだけ始まっていますが、まだまだピークは先ですね。ピークの頃は相当混むんだろうなあ。


その後、北山の日出鮓。食べたものはこんな感じで。

・もずく


・前菜3種(煮帆立、蒸鮑、縞鯵のスモーク)


・子持ちです

頭からがぶりと。

・野菜の天麩羅


・梅の茶碗蒸し


・握り

握り7カン、巻物とタマゴ。握りはシマアジ、煮帆立、海老の昆布〆、ヅケ、イクラ、穴子、茄子。今回は量控えめで。

ワインはこんな感じで。
○Puligny Montrachet Les Combettes 1994 Leflaive
○Chablis Butteaux 1989 Raveneau
●Nuits-St-George Les Damodes 1990 Jayer-Gilles


やっぱりルフレーヴは美味しいですねえ。それしか言えないですね。94年の白は比較的いい印象を持っています。今が飲み頃ではないかと。
ラヴノーは酸が強い。初めは舌が痛いほど。時間が経つにつれほぐれてきましたが、フローラルな感じまではいかず。飲むものを緊張させるワインですね。でも美味しいです。
ジャイエジルは飲み頃にはなっていないのでしょうが、今飲んでも美味しい。ブラインドで出されたら、ニュイサンジョルイジュとは分らない味わい。なんて答えるのかは不明ですが(笑)。





Rodemack

2008年10月13日 | 2008ドイツ旅行
朝起きてみると、空が曇っている・・。
そんな中、フランスのRodemackへ。フランスの美しい村々100にも選ばれているというきれいな村、らしい。

Dudelangeからは10キロもないのですが、曇天の中向かう道路はどんよりと荒涼とした感じで・・。


ようやく見えてきました、おなじみのこのマーク。

フランスの美しい村々って、コートダジュールやピレネーのイメージが強いんですが、ここモーゼル県にも二つあるそうです。

Rodemackに到着。でもなんか寒々しい・・。天気だけの所為だけではないような気が。リクヴィールやペルージュとは感じが違いますね。

村を象徴する、城壁。


村の町並み。


観光所もなんかやる気ないぞ!


なんか盛り上がらないまま、村を退出。天気が良かったら、平日だったらイメージ違ったのかなあ。

La Lorraine@Zoufftgen

2008年10月12日 | 2008ドイツ旅行
ホテルでタクシーを呼んでもらい、La Lorraineで晩餐。
フランスのロレーヌ地方の一番北側、ルクセンブルグとの国境の町Zoufftgenにあります。ミシュランによると、モダンな料理がウリの一つ星レストラン。

なんとなく寂しいZoufftgen村の集落の中に、そっと佇んでいます。



20時ごろ着きましたが、ほとんどお客さんはいない・・。でもしばらくするとどんどん入ってきて、メインのサルはほぼ満席に。
料理ですが、ムニュ・デギュスタシオンを選択。料理ごとにグラスワインが付いています。

アミューズ


Le supreme de pigeonneau fourre de foie gras de canard 

うーむこれは旨い!低温調理されたと思しき鳩、肉の旨みが凝縮している。フォアグラはたいしたことないのですが。これから出てくる料理に期待が高まります。

謎のスープ

メニューには載っていなかったんですが、なかなか美味しい。

L'emince de langoustines marinees au caviar d'Aquitaine, Gelee granny a la verveine

これも美味しいんですが、なんといっても量が少なすぎ、一口でペロリと。やっぱり海老が好きですねえ。

Le turbo sauvage roti dans un beurre mousseux, Poelee de petites girolles a la ciboulette, pates au vert, huile d'estragon

鰈もジロール茸も程よい火の通り方。もう少し食べたい・・(笑)

L'emiette de tourteau au consomme de hommard, creme de petits pois emulsion a la menthe poivre


口直しのクリームブリュレ


La pomme de ris de veau roti croustillante, tombe de jeunes pousses d'epinards Et bonnenschlup de legume parfumes a la truffe d'ete

リドヴォーは大きいんですが、ネットリ感が足りないというか、やや大味というか。これに合わせるワインもソミュール・シャンピーの赤を供されましたが、いやいやこの料理には厚みのある白のほうが相性良しでは・・。

フロマージュ



これは脳天突き抜けるほど甘かった・・。

デセールその1

ゆで卵の見立て。中にあるのはチョコレート、激甘。

デセールその2

かなりクリーミー。

アンフュージョン

ハーヴティーは鉄瓶ですね、やはり。

全体的に量が少なく、メインが出てきたときには「え、もう?」と思ったくらいで。サーヴィスも良く言えばテンポがいいのですが、もう少しゆったりとしたサーヴィスのほうが好みかと。味は美味しいので、ここを改善してくれないかなあと思っております。あと、今回のムニュは少し割高だったかなあ。他のテーブルの方々は、ステーキがメインの別のムニュを食べておられました。