ふくしま日記

食べ歩き、ワイン、などなど。
仙台、札幌、大阪、東京。

a San Michele「Zur Rose」

2019年11月05日 | 2019イタリア旅行
ボルツアーノから10キロくらいの場所にある、おそらくボルツアーノから一番近いミシュラン星付きのお店。一つ星。

タクシーで行くと高齢の運転手さんが「あそこはいい店だよ。少し値段が高いけどね。」と教えてくれる。みんな英語を話すなあ、と感心。「ここだよ」と止まったところは村の集落の真ん中、ほかに何もないという感じのロケーション。

 

お店の名前通り、ありとあらゆるものがバラ色、バラ柄であります。

ミネラルウォーターとパン。背後にバラ柄が。
 

アミューズ


Jakobsmuscheln-grüne Spargeln-Erbsen


お店の人と話しながら、前菜二皿とメインで、こんな感じでいいんじゃね?と決めてみました。前菜一皿目はホタテとグリーンアスパラガスのサラダ。

Tartar vom heimischem Kalb-Schüttelbrothippe-Ziegenfrischkäse


前菜2品目は仔牛のタルタル、ゴートチーズ添え。やはりこの地域は山羊文化ですねえ。
frischkäseとはフレッシュチーズのことらしい。本当にドイツ語は分かりません。メニューは3か国語対応で、私は当然英語で読んでおりますが、メイン表記がドイツ語なのでドイツ語で書いております。学生時代、どうやってドイツ語の単位を取ったのかいまだに疑問であります。

Heimisches Ziegenkitz-Zitronengremolata-Bohen-Hallimaschen


メインは当然のように子山羊のロースト。メニューには前菜を含めて魚介を使った料理もありますが、ここで食べるのは野暮ってものでしょう。かなりローカルな料理を食べましたが、それが地方旅行の醍醐味であります。

ワインはグラスでおまかせにした結果、こんな感じに。
  

ううむ、ソーヴィニヨン、ピノビアンコ、ピノネロと昨夜と全く同じ展開に。地酒だとラグレインとか出てくるのかな?と思ったりしたのですが、山羊にはピノネロということなんですかねえ。アスパラにソーヴィニヨンは鉄板ですしね。

食後のコーヒーとミニャ。
 

帰りはマダムがわざわざタクシーまで送ってくださるので珍しいなあ、と思っていたら、なんとジャガーのリムジンが!やばい、特別料金か?と焦りましたが、普通のタクシーと同じ料金でした。お気遣いありがとうございました。

Piramidi di Terra

2019年11月04日 | 2019イタリア旅行
翌朝はボルツアーノを散策。
エルベ広場界隈の市場が楽しいですね。春だなあと。
 

 

インフォメーションでモバイルカードをゲットし、ロープウェイで山の上まで。モバイルカードは3日分でしたが、ロープウェイ、レノン鉄道、ボルツアーノ-メラーノ往復で少し得になるくらいですね。本格的にアルトアディジェ旅行する人は使い倒せるようですが、当方はそこまではできなかったかと。


ロープウェイ入口。ボルツアーノから東に徒歩5分位か。
 
モバイルカードを最初に打刻するのを忘れずに。

一気に山頂まで向かうロープウェイ。遠くにドロミテ山塊が望める。
 

ロープウェイを降りると目の前にレノン鉄道の駅が。
 

のんびりと鉄道旅。ドロミテの眺めが素晴らしい。
 

Collalbo駅で降りると、目的地のPiramidi di Terraまでの徒歩ルートが示されているので黙々と徒歩。少し雪交じりの足元でしたが40分くらい歩いたでしょうか。ようやく到着したのはここ。
 
なるほど、これは一見の価値はある奇岩であります。

帰りも目印を頼りにCollalbo駅まで。
 

無事市内に戻り、ランチは昨日のタクシー運転手お奨めのスシバー、バンブーであります。
 

全く想像と違って、かなりモダンな店構え。ランチタイムは鮨以外もやっているようで、隣席のマダームはパスタを召し上がっておりました。この店、大丈夫かいな?という疑惑もちらちらと。

 
まあ、マグロもサーモンも水っぽいんですが、思ったよりはちゃんと鮨になっていましたね。スタッフは地元の人っぽかったです。

食後、ホテルで紹介してもらった高級食材スーパーPurへ。ここは地下がワインセラーになっていて、アルトアディジェのワインの品揃えが凄いです。アルトアディジェの造り手の評価が分からず、1本しか買ってこなかったんですが、ピノネロとかもっと買ってくればよかったなあ。安いんですよ。


ボルツアーノ観光については、日本語表記もある観光協会のウェブサイトがありがたい存在なので、ご参考まで。ビールのツアーとか行きたかったなあ。ドイツ文化が色濃いエリアなんで、ビッレリア(ビールレストラン)とか多くて、ビールの存在感があるんですよね。