ふくしま日記

食べ歩き、ワイン、などなど。
仙台、札幌、大阪、東京。

Tesimo「Zum Löwen」

2019年10月27日 | 2019イタリア旅行
ボツツアーノのホテルからタクシーでレストランまで移動。

タクシーの運転手さんが「テジモに行くの?じゃあ定額だから。あと今日は日曜だから10%追加料金ね」とさらっと教えてくれる。話好きな人で「あなたどこから?日本人?日本はいいね。ここには仕事で?旅行なの?」と質問攻め。「うちの奥さんがタイ人でね、よく鮨を食べに行くよ。バンブーって店がお奨めでさ。」といろいろネタを提供してくれる。それにしても、テジモは遠い。「鉄道とバスでも来れるって聞いたんだけど、難しそうだね」というと「今日日曜だし、バスは走ってないんじゃないかなあ」というので、タクシーにして良かったということにしましょう。リンゴ畑沿いの平地を延々と走り、葡萄畑沿いの坂道を上るとちょっとした集落が。ようやく到着です。

Zum Löwen ミシュラン一つ星


物凄い田舎なのに、レストランの内部はモダンであります。


お店は中年男性と若い女性の二人のソムリエがテキパキと切り盛りしています。店内はドイツ語が飛び交い、ソムリエは少なくとも独伊英のトリリンガル。

アラカルトか、4皿と5皿のコースが選べ、ビーガンにも対応。今回は4皿のコースで。ワインのペアリングもお願いして。
お水はこんな感じで。ドイツ語表記がいい感じ。


??? 確かアミューズ代わりだった気がするサラダ とパン


"Carbonara" von weißem Spargel, Seppie und Speck

時期的に白アスパラガスが食べたいと言ったらおススメされた一品。なんとアスパラガスを使ってカルボナーラ的に仕上げている。不思議な味わい。

ここでなぜかキッチンの方が出てきて、料理を供してくれる。あれ、これ頼んでないよなあ。

「こちらのスープはお店からです」と日本語で語るのは、この店で修業中のSさん。最近ピエモンテから移ってきたんだとか。「日本人が来ているから行って来いと言われまして」とのことで、ささやかな手土産のお返しだったのかしら。ありがたくいただきます。Sさんに聞くと、この辺は冬はスキーリゾート地らしく、それでこの一帯の集落が開けているのだとか。うーん、クリーミーで美味しい。

Schwarzer "Venere" Reis mit weißem Spargel und Garnelen

奇しくもまた白アスパラガスを食べてしまう私。上品な味わい。

Ziegenkitz mit Olivenöl und Rosemarin am Knochen gebraten, Topinambur, Kartoffel vom Rohr und Kresse

アルトアディジェは山羊が名産のようで、子山羊を食してみました。魚料理もオンリストされていましたが、やっぱりここは地元の肉料理かなあと。

SchokoSphäre mit Erdbeeren und Joghurt gefüllt und Sobet von Erdbeer-Waldmeister

色鮮やかなイチゴのソルベ付き。ちょうどイチゴの季節で、この鮮やかな色をお伝えできないのがもどかしい。

ワインのペアリングはこんな感じで。



とにかく、グラスになみなみと注いでくれる。このソーヴィニヨン、ピノブラン、ピノネロという組み合わせは、アルトアディジェでは鉄板だということをこの後にも感ずることになります。地元産だけあって、みんな状態良し。ワインは激安ですね。

料理、サービスのバランスが良く、客層も上品な方たちで、気持ちのいいレストランです。



BOLZANO

2019年10月22日 | 2019イタリア旅行
翌日は早起きして電車で移動。渡欧二日目は時差ボケで早起きするので、早い時間に移動するのは理に適っている。電車移動を前提に、ミラノ駅前にホテルも取っておりました。

20年ぶりくらいのミラノ中央駅。外観は昔と変わらない感じ。中は当然変わっているのでしょうが。


今回はFRECCIAROSSAでヴェローナまで行き、乗り換えてボルツアーノまで。ヴェローナ-ボルツアーノ間のチケットが届かなかったのでイタリア国鉄に問合せしたら、ヴェローナ駅で受け取れるからとのこと。大丈夫かなあ。
 
2等席ですが、十分快適。

あっという間にヴェローナに着き、乗り換え。チケットはヴェローナ駅で簡単に受け取れました。なんとヴェローナ発のミュンヘン行きの電車でした。


ボルツアーノまで山間を縫うように進む電車。雄大な自然であります。
 

ボルツアーノ到着。駅の標示がイタリア語とドイツ語になり、英語表示がなくなります。これが後で悲劇のもとになるのですが。。駅前はこじんまりしていて清潔感がありますね。
 

ボルツアーノの宿はここで。市内の中心部ど真ん中にある、居心地のいいホテルでした。
 

ミラノまで

2019年10月20日 | 2019イタリア旅行
2019年のイタリアはアルトアディジェ地方への旅行。
毎度のマイレージ特典旅行ですが、この時は10連休かも?というので予約が難しく、ようやくとれた予約は

往路:関西-北京-フランクフルト-ミラノ
復路:ミラノ-フランクフルト-中部-仙台

という何とも微妙なルート。特に往路は仙台-関西はLCCを別切りで、空港内のファーストキャビンに前泊です。やれやれ。

関空で早めに行ってチェックイン。スタッフが端末を暫く叩いた後、「すみません、ちょっとミラノまで通しで搭乗券も荷物も発券できないので、フランクフルトで荷物を受け取って乗り継いでもらえませんか?」と意味不明なことをサラッというので、「フランクフルトみたいなデカい空港でそんなことしてたら乗り継げないでしょ?何としても発券してくれ。」と怒りのコメント。先輩社員に指導を受けながら端末を叩き続けるスタッフ。しばらくすると「すみません、荷物はミラノまで繋げましたが、チケットはフランクフルトで受け取ってもらえませんか?」と。まあ、荷物が大丈夫なら何とかなるかな、と承諾してチェックイン。これが後で悩みの種になるとはまだ気が付いていませんでした。。

10年以上振りに関空の全日空ラウンジ。以前に比べるとさすがにレベルアップしていますね。昔のラウンジは本当に酷かったもんなあ。チキンカレーなんぞを食べながら寛ぎます。

そして全日空で北京まで。日系とは思えないほど機内食がしょぼかったけど、定時に北京到着。相変らずの北京の厳しい入国審査を通り抜け、中国国際航空のビジネスラウンジで昼食。ここは設備的には大したことないけど、食事が結構おいしいんでお気に入りです。エコノミーの食事はイマイチなんで、ここで腹ごしらえ。

そして我らが中国国際航空に搭乗。定刻に乗ったので問題ないだろうと思いきや、罠が潜んでおりました。1時間たっても飛び立つ気配なし。結局、1時間半ほどたってから出発しました。問題は、フランクフルトの乗り継ぎです。当初、3時間弱の余裕があったので、ラウンジでヴァイツェンでも飲もうかと思っていたのですが、それどころではありません。最大の問題はボーディングパスがないこと。昔もルフトハンザが大幅に遅れて、降機とともにバスで乗り継ぎ便まで連れて行かれたことがありましたが、あの時はボーディングパスがありました。今回はどうすればいいのか。着陸の2時間くらい前から頭はそのことでいっぱいです。

着陸しましたが、乗り継ぎの時間が1時間ちょっとしかありません。ルフトハンザの地上職員に「どこでボーディングパスはもらえるのか」と聞くと、「エスカレーター上がったところのサービスセンターがあるから、そこで」とあっさり教えてくれました。サービスセンターでは数人並んでいるだけで、なんとかボーディングパスをゲット。スタッフに「時間がないから急いで」と言われましたが、そんなん分かってるわ!と思いながら走ってミラノ行のゲートまでダッシュ!ようやく間に合いました。


ミラノ行のゲートでようやく写真を撮るの巻。なんとなくルフトハンザっぽい(笑)

ここまでくれば安心だからと脱力状態。ミラノまではのんびりと。添乗員付きの日本人観光ツアー客の方々もいて、この時期に添乗員付きのツアーなんて料金はいくらくらいなんだろう、高いんだろうなと下世話なことを考えたりしていました。貧乏個人旅行の私には無縁な話ですが。。

ミラノのリナーテ空港は初体験。市街地にも近いので、タクシーでホテルまで。20ユーロほど。
初日はこれで終了です。

帰国

2019年10月16日 | 2017年スペイン・ポルトガル旅行
トレドから帰ってホテルの近くのワインショップでシェリーを買うなど。


さて最終日。空港に移動するだけの日です。
朝食はホテル近くのバルでチャレンジ。
 
おおっ!スペイン語が通じました。トスタ・コン・トマーテ!

バラハス空港に移動。北京経由なので、もう旅の終わりモードです。ラウンジへ。
 

ラウンジの中はこんな感じで。日当たりが良くて、カジュアルな感じです。
 
我らが中国国際航空もあります(笑)。

この後、北京経由で無事帰国。なかなか面白い旅でした。



El Carmen de Montesión

2019年10月15日 | 2017年スペイン・ポルトガル旅行
トレドから5キロほど離れたこのお店。長らくミシュラン一つ星。
タクシーで10ユーロほど。こんな場所に何故?というロケーション。



ランチコースは3種類。クラシックを選択。

スペイン語のメニューをあげていますが、実際は英語メニューで注文しています(笑)。

テーブルセッティング


料理はこんな感じで。
 







少量の料理がテンポよく出てくるスタイル。気が付いたらメインのイベリコ豚になっていた感じで。広い空間で食する午餐は気持ちがいいです。ベビーカーを連れて食事していた若い夫婦がいたのにはちょっと吃驚。

ワインはこんな感じで。シャルドネとカベルネ。
 

インパクトのある料理ではなかったですが、ソツない感じです。胃腸に自信のある方だとデギュスタシオンメニュー(65ユーロ)もあるので、お試しあれ。ワインペアリングも20ユーロとお安いです。