彼は負けを覚悟している。僕はそう読んだ。彼の前職は国会議員。
僕は駅の階段を降りて行った。すると一番下に何人かが立っているのに気づいた。この時期だから、ある程度その予想はついた。案の定一人は肩にタスキをかけていた。しかし、僕の想像に反し静かだった。それにしても…………？
彼は、伏し目がちでただ事務的に冊子を渡そうとしている。誰もそれを受け取ろうとしない。元々取るつもりだった僕はそばに行った。一言、元気ないよと言うつもりだったが、結局臆して通り過ぎてしまった。彼は僕の目を見なかった。いや、僕だけでなく彼は他の誰とも目を合わせない。見ないで渡そうとしている。まるでうなだれたようなその姿にその人の悲哀を感じてしまった。あまりにも元気がない。覇気がない。選挙を戦っている、それも終盤戦。どうしてなのだ？ チト考えてみた。疲れか？ それとも、彼は若くないからか？ そう思ってもみたが、それとこれとは訳が違う。
この人は負けるなと思った。とにかく印象が悪すぎる。どんな状況であろうと人事を尽くして天命を待つ。そうすればその姿勢を買われ、ひょっとして無党派層の票だって獲得できるかもしれない。もし僕が、一緒に選挙戦を戦っているスタッフなら且つ彼の参謀なら、こういう行動は許さないだろう。な～んて偉そうなこと言ってしまった＾＾
確かに劣勢。メディアは野党の優勢を伝えている。その野党の候補は元気な女性ときている。さらに追い討ちをかけるように、今ときめく某党からもピチピチの若者が出馬。他に某党の人が1人、計四人。この四人の中で一番元気のない人がこの前国会議員。勿体ない。
いよいよ明日が投票日！ 雌雄を決する戦い！ 終止符を打つ！ オバマかロムニ―か？
実は今日は仕事なんだ。会社に出てきている。まいったぱん。でも仕方ないんだ。業績が悪いから、一日でも多く働くしかない。ルンルン!!＾＾ うううう、、、うう!^ ^;;
夜は、久しぶりにキック仲間との忘年会。10人くらいに声を掛けて集まるのはたった3人。「非っ常にキビシ～！ 何とかしてチョウダイ」（今僕は、右手を後ろに回し左耳を掴んでいる）!!!＾ ＾；；※財津一郎風
