ピートタウンゼントでもない、ヒップエレキバンでもない。……ヒートテックなのら。
これは、現代の若者が愛用する冬の肌着の名称。
日本の冬を元気に! というキャッチフレーズでユニクロなどが売り出している。
発熱、吸湿、消臭、抗菌、吸湿速乾に優れていて、とにかく暖かい!
昔の若者は冬の肌着にラクダのシャツを愛用した。
ちょうど僕は、ラクダのシャツとヒートテックとの狭間にいたからどちらも使っていない。
そんな中、未だにラクダの肌着を使用する彼を僕はリスペクトして止まない。
え? 彼って誰? そりゃ判るでしょう! 言わずと知れた、伝説のムレムレマン! ラクダの下着はムレ過ぎて困ると嘆いていた彼のことである。たしかにムレ過ぎは過剰な臭気を発生させ、周囲に公害をまき散らす。尤もな彼の見方に、僕はまいったぱんと言うしかない。
昔はのっぽのアニキンと呼ばれた彼は、背が高過ぎたがため少々猫背気味に歩いていた。彼にとってそれはコンプレックスの一つとなっていた。しかしある日のこと、彼はそれを克服するためラクダのシャツを愛用するようになった。
「僕は、もう猫なんかじゃない。ラクダなんだ」わけオヤジになって彼はそう言い放った。さらに彼は「見るなよ、見るなよ」と、シャツ、モモヒキ、そしてフンドシの三点セットを僕に見せつけた。そして続けた。
「これ、みーんなラクダなんだからな」上から目線のドヤ顔になった。
そんなエピソードのある彼だが、僕は彼をリスペクトして止まない。何しろ彼は、ラクダを着続け成功した人物の一人なのだから、である。
さぁ、帰りに買って帰ろう。なにぶん寒すぎる今日この頃だしな!!^ ^;;
ラクダを! ユニクロに売ってるだろうか?^^
澤駒大学駅中、福助売り場に行かなくてはダメか? それとも、兄金洋品店か?^^