ぐーちゃんgoo日記

ぐーちゃんgoo(倶輔丼)の独り言、つぶやき。

H24.9.17(祝)真面目

2012-09-17 10:09:41 | Weblog

生まれたのが京都市下京区七条大宮下ル、そして福知山市、右京区西院、仙台、渋谷区、中野区と小学校卒業するまで各地を転々とした。もちろんここに、僕の意思は介在しない。このころ、大人たちは貧乏脱出のため泥まみれになって働き続けていた。

我家も貧乏だったが、どこも似たり寄ったり。もちろん金持ちもいたが、これだけは自分にもどうにもならない。だけどそれを辛いとか悲しいとか思ったことは一度もない。貧乏でも和やかで良き時代だった。

みんな両親のことを、お父ちゃん、お母ちゃんと呼んでいた。パパ,ママなんて言う子供はどこにもいない。僕は、おじいちゃん、おばあちゃんだったが。

もぎたての生暖かいトマトが美味しかった仄々とした時代。

時代は、徐々にだが成長し始めていた。

僕は、隣近所の人たちが集まる唯一白黒テレビのある家に行き、よくプロレスや野球、相撲を見た。力道山、王、長嶋、大鵬などたくさんのヒーローがいた。

中学生になって、やっと父と暮らせるようになった。世間的には、これが人並みにというのだろうが、急に父にお父さんと呼ぶのは照れくさい。結局「ねえ」だった。

当時、家に風呂などなかったし、それがある家が珍しいくらいだった。

小学校卒業するまで、いや正確には高校卒業するまで、ずっと近所のお風呂屋さん通いだった。いやいや、よく思い出してみろ。そんなものじゃないだろ? 大人になっても! そうだ、29歳になって借りたアパートに初めて風呂が付いていたのだ。

うむ。

 

もうあのころには戻れないが、あのころを思い出してみるのも乙で楽しい。

コメント (13)
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