5、その日の夜、Ｙちゃんにメールし一杯飲むことになった。
「ヤバイよ。考えてみると、ドラムとキーボードがいない。キーボードはちょっとできるかどうか訊いてみた子がいるから、ひょっとして上手くいくかも……」
「へー、女の子ですか？」「そう」「でこで見つけたんですか？ で、いくつ？」「行きつけの喫茶店で、歳７５」「えっ？」
疑いの目で見上げるＹ君に、
「ジョークジョーク、２３」わっはっはっはと笑い飛ばすと、Ｙ君額の汗をぬぐう。
9月のある週末、Ｙ君と痩せぎすの神経質そうな男と連れ立ってくる。
その週の半ば、Ｙ君から連絡があり、同僚にドラムをやる人を見つけたというので、一度池袋の飲み屋で会おうということになった。
要約すると、ニックネームは浜ちゃん。年齢は五十歳チョイ、昔、仲間とバンドをやっていたことがあり、ジャンルはニューミュージック系。そのバンドも、結局いろいろあって解散したという。
印象は、とても寡黙な人、と思っていた。が、話し始めたら止まらない。意外だったのは、僕の友達がキックの仲間だと話すと、身を乗り出して雄弁に語り始めたのだ。昔、彼も空手などをやっていて、特にヌンチャクが得意技だったという。またもや変なところで意気投合。で、参加ということに決まる。
続く
● 今日の朝礼は、僕が担当。中国が2020年に宇宙ステーションうを作るという話から始まって、昨日は東京駅から京都駅に行ったという話、その関連で昔と今の広告の話に結びつける。またもや、20分。
――もう、短縮は無理だね。朝礼マニアになってしまいそう。！＾ ＾；；
