
3、その日、目を丸くしてユニークな提案ですね、と笑顔で答えた市村正親似のYちゃんは、一度M&Kに訊いてみますよ、と言って帰った。
翌日、会社のPCと睨めっこしていると、早速Yちゃんからメールが入った。
「話しましたよ。Kちゃん、一応OKっぽかったです。ただ、全部はダメだって、せいぜい半分くらいにしてくれって」「なに? それって、一応了解ってこと?」「そう、それとMちゃんはまだ連絡取れてません」と、何回かメールのやりとりをする。
よし、このやりとりで二つくらい前進した思いになる。
とっさに、横に置いてある手鏡を見て、ニコっとする。
整理してみる。決まっているのは、ギターかベースはO君かぐーちゃんが担当すること。そしてボーカルは一応Kちゃんが担当する。で、あとは? むむむ、ド、ド、ドラム、だ。これは、なかなかいない。困難がさっそく目の前に表れる。
一旦は浮かんでは消えた名前、、、、ケント、よしのり、ガリ、ジンジャーベーカー、王貞治、、、。

そして、キーボードも欲しいしな。だんだんと欲が出てくる。
続く。
●今日は、午前テニス。実は、既に二時からスタジオでとりあえず音出ししようとなっていたので、これから行って来る。終わって、今後の打ち合わせ。終わってキックジムに。
明日は、京都に行かなければならない。


