中学入試では午前が本命で午後は、押さえというケースが多いと思います。試験対策も午前の本命に集中し、午後受験は手薄ということがままあるかと思いますが、我が家では極端で、過去問題すら社会と理科をさらっと解いただけでした。少しでも時間があれば、算数の基礎を固めておきたいという気持ちが強かったためです。また、私が算数と国語の問題をチェックして、かなりありがちな基本問題だけなので、基礎固めでほぼそのまま対応できると判断したこともあります。
そうは言っても、まったく初めてで向かうのも良くないし、メンタル面でのケアもしたかったので、控え室でナタクンに、 ブリーフィング(短い指示)を行いました。ブリーフィングは忙しい人が記者会見するとかいう前に詳しい人が気をつけるポイントを手短に説明して頭の短期記憶に入れてもらうとかいうことで私はなじみがあります。ナタクンにとってブリーフィング(とは呼びませんが)で身近なのはサッカーの試合前のコーチの指示です。大事な頭に入れておくべきことをポイントを絞って説明を受け、どういうメンタリティで臨むべきか刷り込んでもらいます。サッカーで大事なことはいろいろ複雑なんですけど、状況を考えて試合の直前にポイントを絞った指示をいただき、気持ちをコントロールいただくことで、スタートダッシュ良く動けたり、時には、相手の攻撃を凌げたり、といういいことがあります。
ブリーフィングという言葉は、日本語にしにくいのですが、中学受験の場合だと、ポイント解説とか、「ねじ巻き」とかでも言うと雰囲気が伝わる気がします。
さて、その午後受験でのブリーフィングのポイントは以下の3点でした。
以下具体的な指示をご紹介します。
1. 算数の傾向と注意点
最初の計算は、工夫で簡単になるので、よく見極めてから解くように、特殊算は慣れた問題なので落ち着いて解く、図形については補助線で解く問題が続いている、回転体の体積、表面積は、最近やったところだからあわてないとかをさらっと過去問題の赤い本で問題を見せながら説明しました。
どういう問題が出るのか、直前に頭に入れておくことで、答案を書くイメージがつかめたのじゃないかと思います。
2. 他の科目の注意点
算数の問題を説明したように、難しい問題は出ない。ただ、合格ラインは高目かもしれないので、落ち着いて簡単な問題を着実に解いていこう。国語は結局問題すら見せなかったけど、首都圏模試程度だから楽しんで解こう。理社は一度やったように理科に癖がある、そこは分かったら書くぐらいで、取れなくてもいいから他を確実に。
3. 午後受験の意味合い説明
この学校はもう一度午前に受験チャンスがある。だから、もし落とすことがあっても大したことはない。2試合で一つ勝てばいいぐらいの楽な気持ちでいこう。
家で休んでもいいけど、せっかくチャンスがあるから受けに来た。これで、合格がとれたらラッキーであり、失敗してもいいんだから。
とかいう感じでした。
午前中に大勝負をした後に、準備万端かもしれない人々と一緒に試験を受けるので、だめもとのつもりで気楽にやれるよう注意しました。
一番心配だったのは、不合格でショックをうけて、翌日の試験に影響が出てしまうことだったので、試験を受ける前から気楽にいこうという期待値のコントロールに気をつけました。
結果はおかげさまで合格をいただけました。一番のポイントの算数でやった基礎演習がそのままはまる学校だったので過去問題演習は無くてもよかったようです。
試験前のブリーフィングは、予想と違った場合に裏目にでることもありそうなのでやったのはこの午後受験だけでした。サッカーみたいに、ハーフタイムで戦況を見て立て直せるのなら、毎回やりたいななどと思ったのですが、大学受験じゃあもう素直に聞いてくれないかもしれないので、最初で最後になったかもしれません。
ともあれ、メンタリティのコントロールを試験前にやることで、やる気を引き出すとか、落ち着かせるとかいうことは有用だと思います。特に、準備が行き届かなかった学校の試験前にブリーフィングをやると役立つのではないでしょうか。
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そうは言っても、まったく初めてで向かうのも良くないし、メンタル面でのケアもしたかったので、控え室でナタクンに、 ブリーフィング(短い指示)を行いました。ブリーフィングは忙しい人が記者会見するとかいう前に詳しい人が気をつけるポイントを手短に説明して頭の短期記憶に入れてもらうとかいうことで私はなじみがあります。ナタクンにとってブリーフィング(とは呼びませんが)で身近なのはサッカーの試合前のコーチの指示です。大事な頭に入れておくべきことをポイントを絞って説明を受け、どういうメンタリティで臨むべきか刷り込んでもらいます。サッカーで大事なことはいろいろ複雑なんですけど、状況を考えて試合の直前にポイントを絞った指示をいただき、気持ちをコントロールいただくことで、スタートダッシュ良く動けたり、時には、相手の攻撃を凌げたり、といういいことがあります。
ブリーフィングという言葉は、日本語にしにくいのですが、中学受験の場合だと、ポイント解説とか、「ねじ巻き」とかでも言うと雰囲気が伝わる気がします。
さて、その午後受験でのブリーフィングのポイントは以下の3点でした。
- 算数の傾向と注意点
- 他の科目の注意点
- 午後受験の意味合い説明と気持ちの誘導
以下具体的な指示をご紹介します。
1. 算数の傾向と注意点
最初の計算は、工夫で簡単になるので、よく見極めてから解くように、特殊算は慣れた問題なので落ち着いて解く、図形については補助線で解く問題が続いている、回転体の体積、表面積は、最近やったところだからあわてないとかをさらっと過去問題の赤い本で問題を見せながら説明しました。
どういう問題が出るのか、直前に頭に入れておくことで、答案を書くイメージがつかめたのじゃないかと思います。
2. 他の科目の注意点
算数の問題を説明したように、難しい問題は出ない。ただ、合格ラインは高目かもしれないので、落ち着いて簡単な問題を着実に解いていこう。国語は結局問題すら見せなかったけど、首都圏模試程度だから楽しんで解こう。理社は一度やったように理科に癖がある、そこは分かったら書くぐらいで、取れなくてもいいから他を確実に。
3. 午後受験の意味合い説明
この学校はもう一度午前に受験チャンスがある。だから、もし落とすことがあっても大したことはない。2試合で一つ勝てばいいぐらいの楽な気持ちでいこう。
家で休んでもいいけど、せっかくチャンスがあるから受けに来た。これで、合格がとれたらラッキーであり、失敗してもいいんだから。
とかいう感じでした。
午前中に大勝負をした後に、準備万端かもしれない人々と一緒に試験を受けるので、だめもとのつもりで気楽にやれるよう注意しました。
一番心配だったのは、不合格でショックをうけて、翌日の試験に影響が出てしまうことだったので、試験を受ける前から気楽にいこうという期待値のコントロールに気をつけました。
結果はおかげさまで合格をいただけました。一番のポイントの算数でやった基礎演習がそのままはまる学校だったので過去問題演習は無くてもよかったようです。
試験前のブリーフィングは、予想と違った場合に裏目にでることもありそうなのでやったのはこの午後受験だけでした。サッカーみたいに、ハーフタイムで戦況を見て立て直せるのなら、毎回やりたいななどと思ったのですが、大学受験じゃあもう素直に聞いてくれないかもしれないので、最初で最後になったかもしれません。
ともあれ、メンタリティのコントロールを試験前にやることで、やる気を引き出すとか、落ち着かせるとかいうことは有用だと思います。特に、準備が行き届かなかった学校の試験前にブリーフィングをやると役立つのではないでしょうか。
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