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ラッキーノッツ

さまざまな出会いを大切にして・*:..。o○☆*゚

わらび餅っつうのはね…

2007年06月10日 | 本日の云々


夏と言えば冷たいデザート~

黒蜜と黄な粉をパッパとかけて。しかしね、主役がわらび餅っていうのだけが、今一味が分からない。

つまりこれは食感のデザートなんですかね…

だからわらび餅を食しながら、ついつい葛餅を思い出してしまう。

生まれが東京でも川崎に近い。

そのため、しょっちゅう川崎大師に参りましたん。

芸術作品に近い棒付きベッコウ飴を舐めながら、歩く境内。

飴を切るタンタカタンカのリズミカルな音を聞きながら、ダルマを買って。

土産には決まって葛餅でした。

もともと葛餅は、葛の根のでんぷんを乾燥させたもの。

しか~し、野山のくず根堀りは重労働で、そのでんぷんを水に沈殿させながら精製し、それを固形物に乾燥させてから、さらに~細かく砕いてくず粉にする。

膨大な手間と時間、本葛100%の葛餅は希少だ。

川崎大師の葛餅は、たしか小麦粉だったと思う。

時々いただく本物の葛餅は、味があった。それに透明だ。白くない。

空梅雨で蒸し暑くなった最近、冷やしたわらび餅を食べながら葛餅を思う。

冷やして食べる和菓子のデザートは数多く、しかしね…

黒蜜や黄な粉の味、主役の餅より味が濃いね~


むか~しむかし、わらびの根っこの澱粉は、水に強くて虫にも食われないので、糊として使われていたそうな。

全国的な大飢饉が起きた時代「わらびの根っこを食べてでも生きのびろ」と言われたモノなのだそうだが。

味がね、分からず仕舞いで完食~。

それでも年中買ってきちゃう。

透明な餅の魔力…涼しげじゃないですか~。