
これは15年も前の出来事。
ケイシロウ(FK)やスパーキーと同等のイケメンのUKが、
60代のちっこい体したオヤジのびんびんヒノキオと、
かっぱ巻きと三人で、
ちょっと離れた郊外へと出発した。
びんびんヒノキオが苦手としているお兄さんが来るので、
UKとかっぱ巻きは、
同行を求められていた。
それで、
朝早くに出発して、
三人で長時間、
びんびんヒノキオのお兄さんを待っていたが、
急にびんびんヒノキオが、
お兄さんと会う約束が、
去年の今頃やったということで、
徒労感100%に帰宅することになった。
びんびんヒノキオは、
地元の、
回転寿司に、
謝罪の気持ちを込めて、
UKとかっぱ巻きにご馳走する為に、
連れて入った。
この地元の回転寿司は、
客が一人もいなかった。
それで、
コンベアが停止していた(🤔❓)が、
びんびんヒノキオたちが来ると同時に、
コンベアは回りはじめた。
そして静かだった店内に、
音楽が流れはじめた。
UKはひと口して、
寿司が発酵していることに気づき、
箸🥢を置いた。
びんびんヒノキオは、
出費を減らすために、
意図的に、
寿司を口にしなかった。
やから、
この怪しげな回転寿司で、
かっぱ巻きだけが、
思いっきり、
寿司をパクつきまくったことになる。
バスの最終便に間に合った三人は、
車内も、
一人の眠りこけていたジジイ以外に、
誰もいなかったことに驚いた。
バスが走り停車場に停まっても、
誰も乗る気配はなかった。
そのとき、
かっぱ巻きが腹痛を覚え、
UKが持ってた、
黄色いタワーレコードのビニール袋を譲れと言って来た。
そして、
かっぱ巻きとびんびんヒノキオが昼間に買ったバスタオルを広げて、
自分を覆い隠してくれと頼んだ。
UKとびんびんヒノキオは、
かっぱ巻きがナニをしようとしているのかを読んで、
猛ダッシュで運転手のそばに行き、
すぐに降ろしてくれと嘆願した。
運転手がしぶしぶ承諾して、
バスを停めた。
バスのドアが開くと同時に、
先程眠りこけていたジジイが悲鳴をあげ、
「車中でござります❗️車中でござります❗️」と叫び出した!
UKとびんびんヒノキオは、
後ろを振り返ることなく、
バスを降りて小走りに去って行った。
ケイシロウ。
かっぱ巻きがナニをして、
その後どうなったかを詳しくカキコするつもりはない。
ただ、
人生は、
意外性の連続の中に成り立っているもんや。