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ケイシロウとトークアバウト

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朱色の蜂が夢見るところ

2022-12-19 22:18:00 | 日記




ケイシロウ。
ガチガチガチに寒い🥶日々。
間違いなく蜂🐝は冬眠してることやろう。
今回の記事は、
季節外れの秋深き過去にあって、
まだ、
『スズメバチ処刑ショップ ビー取る巣』健在の時の出来事。

とある林を所有しているコンドウという50代独身男がいた。
このコンドウは、
近隣住民から、
林に巣を作っているスズメバチを駆除してくれという願いを、
完璧なまでにスルーした。
理由は、
あそこには、
朱色の蜂が夢見るところやからと、
ちぐはぐな言い訳をしてのことやった。
近隣住民はガチギレして、
『ビー取る巣』に駆除依頼をした。

早速『ビー取る巣』から、
50代メタボおやじのハチさんと、
助手の20代プリメイク女のすずめちゃんが、
コンドウの、
林のそばにある家にやって来た。
その際には、
自称生物学教授の八見(ハチミ)という初老の男性が連行するかたちとなった。

コンドウは不愉快そうに😤、
『ビー取る巣』の面々を出迎えた!
そして、
朱色の蜂が夢見るところに入るなと警告した。
ハ見(ハチミ)はハチさんをそばに呼びつけ、
扇子を出してハチさんの耳元に、
「きみ、厄介だね、ここの人は。生活水準の低さと知能の低さが比例してるじゃないか」と言った。
ハチさんも扇子を取り出して八見(ハチミ)の耳元に、
「まったく教育の無さがにじみ出ておりますな」と言い返した。
コンドウは八見(ハチミ)とハチさんに、
「さっきから全部聞こえとんのやけど😠」とキレた。

ハチさんはコンドウに、
「では、林に入ってスズメバチ駆除をするなと言わはるんですね?」と問うと、
コンドウは強く、
「そうや❗️」と言った。
一部始終を見ていたすずめちゃんは、
すぐに駆除の装備をして、
「では、あたしは林に行ってスズメバチを駆除して来ます」と言ったので、
コンドウはキレて、
「待て😡お前❗️わしはナンて言うた⁉️」と怒鳴ったので、
すずめちゃんは、
「林は朱色の蜂が夢見るところだと言いました」と答えたので、
コンドウはすかさず、
「それで⁉️」と問うた。
すずめちゃんは、
「それでスズメバチを駆除しないように言われました」と答えた。
コンドウは満足したように、
「その通りや!」と言った。
すずめちゃんは、
「じゃああたしは、林に入ってスズメバチを駆除して来ますね」と言ったので、
コンドウはガチギレして😡
「お前、今のわしとお前の会話はナンやったんや🤬⁉️」と怒鳴った!
八見(ハチミ)がハチさんを再びそばに呼びつけ、
扇子をハチさんの耳元に、
「きみ見たかね!まったく無教養に礼儀知らずな男じゃないか⁉️朱色の蜂なぞ絵空事な空想に遊んで、みっともないじゃないか」
と言うと、
ハチさんも扇子を出して八見(ハチミ)の耳元に、
「その通りにございますね。ナニも林なぞ所有せずにハヤシライスでも食ってたら良いものを」と言い返した。
コンドウは八見(ハチミ)とハチさんに、
「聞こえとんだよ❗️」と叫んだ!

ここに、
すずめちゃんの提案で、
スズメバチ駆除はせずに、
林の中に入って様子だけ見ることになった。

4人が静かに林の奥に入ると、
蔦に覆われた、
朽ち果てた離れを目の前にした。
コンドウの40年前の記憶がいきなり蘇った。

40年前。
高校受験に失敗したコンドウは、
両親に見つからないように頬かぶりをして(🤔❓)、
祖母が一人で暮らす林の離れに逃げ込んで来た。
そして祖母に、
「バアたん!高校に落ちた🤪」とショック状態に叫んだ!
祖母はやさしく、
「落ちても次は受かるよ。ここは朱色の蜂が夢見るところやさかい。朱色の蜂はお前が今度、高校に受かる夢を見とるのや」と、
答えた。
コンドウは、
「バアたん❗️」と叫んで大いに泣いた😭

こうして、
いきなり蘇った過去の思い出とともに、
コンドウは、
かつての祖母がいた離れを前にしていた。
すずめちゃんが離れの戸を開けようとすると、
コンドウは「こら❗️開けるな❗️」と叫んだ!
すずめちゃんは、
「嫌だわ!開けるなと言われたら開けるのが人なのよ!」と言い返して、
離れの戸を開けた。

離れの中は、
黒ずんだ壁に、
大きな朱色の蜂の絵が描かれていた。
4人が感慨深く眺めていると、
林の奥から強風が吹き、
離れの壁の大きな朱色の蜂の絵が、
消されて行った。

コンドウは膝を着き、
「バアたん❗️」と言って涙🥲を流した。
すずめちゃんはコンドウに、
「あなたは信じないかもしれませんが、あたしの前世はあなたの祖母です」と言うと、
ハチさんがガチギレして、
「無理矢理、見え透いた嘘をつくな😡❗️」と怒鳴った!

コンドウは涙を拭いて、
「朱色の蜂は消えたんじゃない、さっきの風に乗って飛び立ったんや!遠慮なくスズメバチを駆使しなさい」と言った。
すずめちゃんは、
すぐに見積書を作成して、
「コンドウ様。今回はいろいろとご迷惑をお掛けしましたので、500万円の駆除費を5万円にさせていただきます」と言った。