「永遠の武士道」研究所所長 多久善郎ブログ

著書『先哲に学ぶ行動哲学』『永遠の武士道』『維新のこころ』並びに武士道、陽明学、明治維新史、人物論及び最近の論策を紹介。

根室と沖縄

2007-11-12 22:38:22 | 日々の出会い・感動
 北方領土を望む納沙布岬の資料館「北方館」の入口には、沖縄から送られたシーサーが置かれている。

その由来について次の様に記されていた。

「このシーサーは「沖縄県 上原清善氏」より沖縄復帰20周年記念および北方領土早期復帰を祈願し、返還要求運動原点の地、根室に寄贈されたものであります。」(平成5年2月)

北方館の館長さんは、沖縄の人はアメリカ軍に占領され苦労して祖国復帰を果たしただけに、私達の北方領土返還に対する願いも解ってくれます、と説明された。

だが、今の沖縄の人々の内どれだけの人が北方領土問題に関心を抱いているのだろうか。9月中旬に沖縄で講演した際に、この北方領土を見詰めるシーサーの話をした所、沖縄の人も驚かれていた。

「蛍の光」の3番の歌詞は

   千島の奥も沖縄も  八嶋の内の守りなり
   至らぬ国に勲しく  務めよわが背つつがなく

というものだが、学校ではこの3番の歌詞は歌われなくなって久しい。
北方領土と沖縄、日本人の心の中に、双方に関する深い思いが蘇り、国民同胞感が生れる時を望むばかりである。

12月1日は、東京の銀座に行って、根室から上京した方々と共に、北方領土返還の叫びを上げて行きたい。
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