古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

マンハッタン少年日記    ジム・キャロル

2018-11-15 11:40:32 | ジム・キャロル
梅沢葉子・訳   晶文社  1982年


初めてこのマンハッタン少年日記を読んだのは十七歳の


とき、いまからざっと三十年前である。この歳になって


読んでみて、やっぱり面白いものは面白いんだ、ということ。


その間に、ジム・キャロルは死に、映画にもなった。


原爆について、触れるところがあって、アメリカ人も悔いて


いるのだ、と知ることとなる。


平和主義者だが、おかまには容赦がなく、殴り飛ばす。


年を取ると、違う読み方もできると思ったが、昔と感じたことは


同じだった。


鮮烈な感覚を持ち続けることは難しいが、ボクはできているかも


しれぬと、ちょっと自信を持ったのだった。

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