若布の油いためはちょっとおいしそうである。若布を油でいため
かつぶしと醤油を入れるという。油が跳ねるので要注意だ。と再三
向田女史は注意する。
脚本の中に木を入れるのをためらうのは、おカネがかかるのもあるが
、大事なのは育ち大きくなるところにあり、それが怖くて書くことが
できない、と告白する。
寺内貫太郎の母では、そのキャラづくりの手が語られる。四十年代中
ごろに書かれたものらしいが、そのスタイルは確立されていて、文章
のキレも往年のものと変わりがない。
若書きと言ったものがないのである。このひとの好奇心が、そのスタ
イルを生んでいる、と思うのだが、きっとすぐに飽きちゃうんだろうな、
と思う。
読むのも、瞬時に読めてしまうし、飽きが来ることがない。
興味があっちに行ったり、こっちに行ったり忙しいひとなんだろうなあ、
ということをうかがわせる。
かつぶしと醤油を入れるという。油が跳ねるので要注意だ。と再三
向田女史は注意する。
脚本の中に木を入れるのをためらうのは、おカネがかかるのもあるが
、大事なのは育ち大きくなるところにあり、それが怖くて書くことが
できない、と告白する。
寺内貫太郎の母では、そのキャラづくりの手が語られる。四十年代中
ごろに書かれたものらしいが、そのスタイルは確立されていて、文章
のキレも往年のものと変わりがない。
若書きと言ったものがないのである。このひとの好奇心が、そのスタ
イルを生んでいる、と思うのだが、きっとすぐに飽きちゃうんだろうな、
と思う。
読むのも、瞬時に読めてしまうし、飽きが来ることがない。
興味があっちに行ったり、こっちに行ったり忙しいひとなんだろうなあ、
ということをうかがわせる。