古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

不連続殺人事件   坂口安吾

2024-04-12 07:25:01 | 小説の紹介
角川文庫   1947年

堕落論でしられる安吾氏の推理小説。ぼくは

まったく最後まで犯人がわからなかった。

犯人は読めばわかるように書かれているので

誰しもが、推理ファンならずとも楽しめると

思う。

文章もいいし、手書きの文章特有の心地よさ

がありますよね。

この本は昭和51年の第8版の本で、もちこま

れた本で、しみはあるわ、ヤケはあるは、字は異常

に小さいはで、読むのにとても難儀した。それだけに

読み終わった時の喜びは大きく、中原中也氏と交際

していたのか、とか最後まで熟読して、肩が凝って

しまい、目もガタガタ、つらい状態になるも、歴史

的文学を読めたという高揚感がぼくを襲ったのだった。


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