「壊れかた指南」所収 文春文庫 2012年
「あまりべさん」と読むらしい。なにかと思ったら、ワープロが
使えなくなり、仕方なく手書きに変えて、書くと現実の35枚の
最後の35枚目が余ってしまった、そこで、余部さんの登場だ。
なぜ余ったから余部さんなのかはよくわからない、とにかく、
余部さんは求婚してきた男性の喉笛に食いつくくらい怖い女である。
先生の生原稿を初めて拝見した編集者は大層よろこんで、実家
のやっている養卵場の卵を先生に送ったあたりから、また、おかしく
なってくるが。筒井ワールド全開! ……合掌。
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