古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

手品師  吉行淳之介

2024-09-29 02:12:19 | 小説の紹介

中公文庫 「奇妙な味の小説」所収。

 

この短編は山田詠美氏・編の「せつない話」の巻頭

 

に載っている話として一読している。

 

ストーリーなどは重複するので、避けるが、想った

 

ことなどは似たような感じだった。

 

思い込んだら百年目の童貞の19歳の暴走気味の

 

ところとか、おもしろい、と思った。

 

これは吉行氏が編んだ、「奇妙な味の小説」という

 

文庫本なので、ご自身でも気に入っていたし、評価

 

も高かったのではないか、と想像できる。

 

自分で満足出来る作品を書けるってすごくステキな

 

ことだな、と思う。

 

僕は未完成でもいつでも、自分の作品に満足を感じる。

 

かといって、上昇志向がないわけじゃなく、常により

 

よい作品にしていこう、と思っている。

 

(読了日 2024年9・6(金)0:55)

              (鶴岡 卓哉)

 

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