goo blog サービス終了のお知らせ 

映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

桂川 中流域編

2020-12-19 12:19:00 | 釣り




ここからは中流域のご案内です。





鹿留川を見送ると水量が半減します。鹿留の存在が大きいのと、上流の東桂の提で取水されているからです。それゆえ減水しているようだとあまり面白くない釣り場になろうかと思います。桂橋を潜ると両岸が護岸されます。





平瀬が中心で時たま深みのあるポイントが800mくらい続き、取水提にたどり着きます。竿抜けの梅雨時期などに大漁になることもあるから日並みで選択すると良いと思います。





取水提直下を左岸に高巻き、堰堤のプールに降ります。中州で分断され二条の流れになってます。魚が溜まっているときは釣り堀状態の時もありますが、最近はまるでアタリ無しの事の方が多い気がします。プールから上流は滑床の単調な流れが川幅いっぱいに広がる味気ない釣り場になります。





宮下橋の淵以外はポイントを絞るのが難しいエリアです。





富士山から流れ出た溶岩がそのまま固まったかのような川の中を苦労して遡っても、あまり芳しい成果は得られないかもしれません。右岸に道路が近づき川縁に駐車できる空き地までは我慢の釣りです。滑床の小さなヨレや深みに投餌して探るような釣り方しかないでしょう。





人家が左右に見えてくるあたりになるとポイントらしい渓相が現れ、魚も多くなります。取水されているので増水時に行くと楽しめると思います。500mほどで小さな取水提になり、左岸から越えて境橋の入退渓点から再度川に降ります。ここまでくると市街地を流れる里川のような和やかさになりますので、初心者や足腰に自信のない人には誂え向きだと思います。







取水提上流は深瀬が中心の山女魚好みな渓相です。両岸とも護岸されているので趣はありませんが、富士山を仰ぎながら魚釣りができるなんて幸せなロケーションですね。境橋脇に駐車スペースが数台分ありますし、放流地点でもあるので人気のエリアです。中央高速の高架下を潜り低い堤を越え桂大橋の淵を左岸に高巻きます。この辺りから西桂町になります。都留市と富士吉田市に隣接する小さな町ですが、裕福そうな佇まいの美しい町です。都留市や富士吉田市のエリアで散見されるペットボトルなどの生活ゴミも少ないし、排水の垂れ流しもありません。自治体によってその民度が計れるようで興味深いです。川を汚すのを釣り人の仕業のように言う人もいますが、桂川においては住民と自治体の取り組み方だと思います。





富士見橋の淵を左岸に高巻くこともできますが、右岸の鉄梯子でいったん道路まで上がって橋の上流へ回避する方が得策です。ここにも低い堤があり平水なら越えることができます。堤の上流は平瀬になっていてそのまま桂川公園のふれあい橋までたどり着きます。






公園の駐車場は整備されておりますし、トイレもあるので入退渓には便利な場所です。放流の重点ポイントなので小さな子供や女性でも管理釣り場のノリで竿が出せる初心者向きエリアです。






分かりやすいポイントの続くエリアを抜けると、滑床中心の釣り場になり所々魚の溜まっている深みもありますが、全体的に魚は少ない流れが続きます。頭上を小倉橋が過ぎると広々していた護岸の谷がギュッと狭まり通らずになります。右岸の川底から湧水が湧き出しているのを見ることもできます。







退渓は若干戻って右岸の鉄梯子を利用すると良いでしょう。
中流域のここまでは一般的な渓流釣りイメージの渓相が連なっており、危険なところの少ない里川として入渓しやすい場所です。魚も山女魚中心で尺上の大物にはめったに会えませんが、のんびりと休日を過ごすのには適した釣り場です。竿は6m〜7m、糸は0.4以下で十分です。ルアーには不向きですが、フライには向いていると思います。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。