映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

竿を納める

2015-09-23 05:50:50 | 釣り
9月。渓流釣り師の殆んどが今年の終りを迎えます。
あの川、あの魚の思い出とともに、愛用の竿を仕舞う事でしょう。
わたくしも、この連休、山梨桂川での釣行で、今年のお魚釣りを終えました。何度もしたためた通り、隊長と一度も川に立てなかった初めての年でありました。毎年この日記の終りには、隊長と無事一年の釣行が終えられた事を報告できていたのに、今年はそれもできません。

 来シーズンには帰ってくると隊長は約束しました。
今まで通りにいかないかもしれないけど、仲間と行く渓が一番楽しいのです。隊長、待ってるよ。


9月、川色は緑から青にかわっていく





とても美しい尺山女魚





朝日が差し込んで煌めく流れ





体高のある雄山女魚





厳つい顔が睨みつける





そして、秋の空



それが好きだということ 9月の頃

2015-09-15 14:41:50 | 旧作映画、TVドラマ
    9月の頃 「アメリカの夜」


 学生の頃、8mmフィルムで映画ごっこをやっていた。
脚本を書いて、何人かの同志を募り、ひと夏をどっぷり監督気分を味わったものだ。

 トリュフォーのたまう。
「映画製作は馬車の旅のようだ。出発する前は、あれもこれもとイマジネーションを膨らませ、意気揚々としている。始まると苦しく辛い事ばかりで、どんな形であれ目的地に早くたどり着くことだけを考えて走るだけだ。どうにか辿り着いて、もう二度と御免だと思うのだけど、暫くするとまた旅に出たくなってしまうんだ。」

 世界の大巨匠でさえ、映画をつくり上げるのには思うようにならない事ばかり。
カメラマンは「無理」としか言わないし、プロデューサーは「金を使うな」ばかりだ。
主演の男優と女優はいつしか一緒に朝帰りするような仲になっているし。
 8mm自主映画の製作現場も全く同じ事が起きる。
監督なんてただの使い走り。いや、多分それ以下。自分の頭の中にしかない映像を、具象化してもらうためにみんなの機嫌をとりながら妥協点を見出さなければならない。せっかく頑張って撮った画が全然違ったものになっていても、ダメ出しする勇気は中々持てない。

 それでも、繋ぎ合わせたフィルムに音を入れ真っ白なスクリーンに映し出された自分の映画を観ると、もう、次の映画が撮りたくなってしまう。それが好きだということ。


秋の長雨に束の間のアウトドア

2015-09-06 18:14:21 | お遊び
此の所秋雨前線が停滞して六月以上に梅雨みたい。
八月上旬の異常な暑さも随分昔のことのようになった。



本日のメニュー
・新秋刀魚の塩焼き
・焼き鳥(鳥もも肉)塩で
・焼き鳥(もも皮)
・豚バラ串
・烏賊焼き(夏祭り風味)
・とうもろこしの炭火焼
・秋茄子炒め
・夏と秋野菜のスープ(トマトベース)
・木の子ソースのパスタ(パスタは火力の問題もありキャンプには不向きな事が判明)


今年は隊長と釣り歩けない事もあり、一度もアウトドア泊をしていない。
9月上旬、会社の同僚と岐阜の池田山麓にあるオートキャンプ場で楽しんだ。
首都圏では信じられない事だが、町営管理で炊事場も水洗トイレまで完備しているのに無料なのだ。谷戸沿いに50張りくらい出来るテント場は早い者勝ち、好きな所でまったりすることができる。
基本的には家族連れにピッタリなので、小さな子供が多い。やかましい若者がいないのも居心地が良い。
不思議なもので、小さな子供は、子供好きな大人を嗅ぎ分ける能力が長けているみたいで、いつも纏わりついてくる。すぐに顔を覚えてくれて駆け寄ってくるのは嬉しい限りだ。

 苦手なケムタン(毛虫)がうようよいるのが難点。(朝起きたらテント内にも進入してた)
小父さんは9時頃には酔いつぶれて寝てしまい、朝5時には撤収を始めたとさ。