映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

2017秋ドラマの事など

2017-11-26 05:10:57 | 旧作映画、TVドラマ
この秋はドラマ通の方達が結構期待している作品が多くあったらしい。
わたくしもこれだけは絶対外せないと心待ちににしていたのが一本あった。

「コウノドリ」の二作目(最近は続編とか言わず、2ndシーズンって言うんだ。アメリカドラマみたい)。キャストもスタッフもほとんど一緒なのが、一作目を愛するもの達としては嬉しいだろうな。コードブルーの様な若き医者達の成長物語に主軸があるわけじゃないから、安定感みたいなものも感じるのも家に帰ってホッと和む様な心地良さだ。だからと言って主題は重く深い。今時こんな真摯に向き合おうとするドラマは珍しい。特に待ち望んでいた子供に課せられた試練を題材にした時には観ていて辛いなと思う。でもお涙頂戴や八方丸く収まりました的なテレビドラマに良くある安っぽさが無いから、受け手も気を抜いた観方は出来ない。毎回赤ちゃんが生まれ産声をあげるシーンには涙してしまう。「生まれてくる事は奇跡です」その通りです。

もう一本「奥様は取扱注意」。
綾瀬はるかをそこそこ楽しむには丁度良いかも。Mr.&Mrs.スミスの日本ドラマ版くらいの感じで観れば良いのかもしれない。リアリティを求めるつもりはないけど、あんなハイソな生活できる奥様ってこの世に何人いるのだろう。羨ましい限りだ。

CSで観た「Mother」は凄いドラマだった。その事だけは忘れないように書き記しておこう。

そう言えば去年の今頃は「逃げ恥」に夢中だったことを思い出し、ちょっぴり胸が焦がれる。








時雨の朝風呂

2017-11-23 08:00:39 | お遊び



今朝は冷たい雨が強く、靄は七時を過ぎても低く垂れ込めた。

いつも行く日帰り温泉の露天風呂は、雨が屋根の隙間から吹き込む。

気軽に日常を飛び越えまったりできる幸せ。

風呂上がりに飲むフルーツ牛乳の甘ったるさ。

まだ朝の八時。

一日は始まったばかり。




ブレードランナー続編

2017-11-11 10:46:16 | 新作映画
そもそも、ブレードランナーにそれ程思い入れが無い。
だから奥様に誘われなければ観なかったと思う。160分の映画なんて今の体力では持ちこたえられないし。
と、覚悟して観た割には満足している。期待していたなら違う感想になったかもしれないけど、そもそもだからこのくらいの出来なら十分。続編の方が分かりやすく作られていて、かえって馴染みやすかったと言ったら申し訳ないか。

リドリー・スコットの蒸せるような雨降りの絵やアジアの猥雑さを彷彿させる匂いは薄まってしまったのは残念だけど。温度が急激に下がった(雪も降っていたし)街は、前作が作られた当時の体感温度との差が産んだ描写なのかもしれない。確かに未だ2019年もきてないけど、世界を包む空気は冷えている。

スターウォーズでも感じたけど、ハリソン・フォードの年老い方がそのままわたくしの老いなんだ。だからヨタヨタしながらも頑張んている姿を見ると応援したくなる。