映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

今年の吠えかたはチョット違う

2024-02-05 19:34:00 | 映画ベストテン

今回吠えたいのは、久しぶり復活したキネ旬読者投票の組織票について
一時期旧ジャ◯ーズメンバー出演映画へのしょーもない積み上げで、伝統あるキネ旬のベストテンが穢されていた。主要メンバーの脱退やお家騒動のお陰でこのところ沈静化していたと思っていたのに
なんたる事!元キンプリの岸くんに何の怨みはございませんが、彼を応援する方々お願いだから伝統あるキネ旬の読者票を弄ぶのはやめて頂きたい
誰が主演だろうが良いもの面白いものなら文句つけるようなことはしないのが純然たる映画好きなのだから、日本で唯一映画好きな人たちが投票するキネ旬の価値を下げないで欲しい

毎年、キネ旬選者よりよっぽど映画を愛している読者に選ばれたベストテンを信用してる映画好きは多いに違いない。2023年のベストも組織票のGメンを無視して一位からみて行こう

福田村事件を一位に選ぶところは流石キネ旬読者。怪物、ゴジラ–⒈0は順当。月より愛にイナズマを推したいわたくしとしては不服ではあるけど納得。正欲は原作がつまらなかったので映画は観てない。君たちはどう生きるかも正当に評価され、わたくしの好きな市子もランクインしてた。バッド・ランズは観てないし想定外なのでコメントできない。組織票の煽りを受けてPERFECT DAYSが漏れているのは罪なこと

選者が選んだ、せかいのおきく、ほかげ、花腐し、春画先生は如何にもキネ旬選者好きな監督ばかり
それはそれで一種の伝統芸能だから一目置いておこう
せかいのおきく以外は観ていないので何とも言えないのも事実


それはそうと、日本アカデミー賞ですよ
今回は至極真っ当なノミネーションでした。吠えるところありません
保守的な会員票は怪物に集まりそうです(山田先生に何かがあれば功労賞票も入りそうですが)。ヴェンダースにあげる勇気か福田村事件を選ぶ革新性を見たいなとは思いますけど
興行と今後の宣伝効果を考えればゴジラって言うのも有りかもです
そうそう、主演女優に趣里がノミネートされてないんですね
そうなると、市子の杉咲花一択なんですけど








2023 マスクなしでの映画BEST10

2024-01-04 09:52:00 | 映画ベストテン

新年早々辛い出来事ばかりで、嫌な2024年の幕開けとなりました
ここからは良いことの多い笑顔の一年になりますように

2023年を振り返って、好きな映画を並べてみました


❶愛にイナズマ
ほぼ同時期に公開された「月」の方が目立っていたし、実際わたくしも期待していたのだが思っていたのと違っていたため、やっぱり石井監督とは相性が悪いんだろうと諦めていた。だからあんまり期待していなかったんだけど、この家族映画には心底惚れてしまったのだ。どれ程汚い言葉で罵り合っても血縁の絆は太く強いことが描かれた

❷福田村事件
地震の多いこの国において関東大震災の教訓は長らく語られてきた。その中のひとつが流言飛語に気をつけろ
この映画は隠された日本人の差別意識を曝け出すことで、今でも行われているヘイトの意識を炙り出そうとした。一人一人は優しくて思慮深い人でも災害時の環境の中では、大多数の人が信じる方へ向かってしまう恐ろしさを痛烈に描写している

❸すべてうまくいきますように
個人主義の国フランスでも肉親の死は我々日本人と同じ感情で捉えているんだと、変なところで感心した。まあ、それでも父親の尊厳死を理解し認めて行くところはなかなか日本では難しいなとも感じる
人は生まれてくることは自分では選べないけど、死んで行くことは選択する能力があることもこの映画で知ることになる

❹市子
戸籍を持たないままこの国で生きて行くのは辛いことなんだろうなと思うけど、親の勝手でそんな負目だらけの人生を押し付けられるのはたまったもんじゃない。根底にあるのは貧困、それを引き起こす教育とか介護とかの環境の劣悪さ。日本は一人で生きて行くには充分豊かな国だけど、家族の誰もが笑っていられる国ではないようだ

❺怪物
是枝監督がこのところ新しい映画作りに挑んでいると感じていたが、この作品では脚本を他人に任せるという挑戦が正解か否かは判断できなかった。光の刺す草原へ駆け出して行く子供たちに、希望を感じるのか悲しい結末の暗示と捉えるのかは観客の感性に委ねられた。わたくしは無邪気な喜びとしてこの映画に寄り添うことを選ぶ

❻こんにちは、母さん
山田洋次の母三部作が完成したように思う。これまでの二作はそれほど感心できなかったけど、吉永小百合を神格化することなく下町の老婦人として描くことでようやく日本の母親像が心に響いた。現在進行形の日本社会とのズレは感じてしまうものの、人と人の繋がりを描く才は衰えることなく一流の職人技を楽しませてもらった

❼フェイブルマンズ
これもスピルバーグの母親に対する複雑な感情を織り交ぜながら、自分史に取り組もうとした作品となった
自伝的要素の高い作品なので、監督がどの様に映画に魅せられてのめり込んでいったのかも分かる。わたくしの個人的な感想として、ジョン・フォードとのエピソードは無くてもいいんじゃないかとも思う

❽PERFECT DAYS
役所広司は本当にいい役者なんだと再認識させてくれた。ドイツ人の目から見た東京の街は綺麗なんだということもなんだか新鮮な発見。毎日が同じことの繰り返しで、過ぎて行った一刻を振り返ることなんてないけど、その一日も微妙に違う特別で完璧な日々なんだとヴェンダースは教えてくれた

❾君たちはどう生きるか
やっと宮崎駿がジブリという足枷を断ち切って自分のやりたい事だけをやれたのじゃないかな。本当にこれが最後になりそうだからより一層思うのだけど、死後の世界を描くことに注力しているようだ。そしてこちらもファンタジー色がかなり強いけれど、自伝的なエピソードが散りばめられている。少年時代への郷愁は歳とともに強くなるのか

❿非常宣言
韓国の航空機パニック映画。この手の映画のお約束は、多少の犠牲を出しながらハラハラさせられるけど最後はメデタシメデタシの結末なんだけど、欧米人のメンタルと違うのは自己犠牲を美徳とするアジア人の崇高さだと思う
自衛隊が旅客機に攻撃する描写など荒唐無稽な部分もあるけれど、涙しながら最後まで楽しめるエンタメ

次点
最後まで行く
生きる LIVING
君は放課後インソムニア
せかいのおきく


監督  石井裕也「愛にイナズマ」
脚本  上村奈帆、戸田彬弘「市子」
女優 ミシェル・ウィリアムズ「フェイブルマンズ」
男優 役所広司「PERFECT DAYS」


ここからは恒例の奥様ベスト10
今年は高校三年生、我が家のペットたっくんも参加しました



家族といえどもここまで違うのはすごいですね
たっくんがちゃんと映画を観て感じていることが親としては嬉しいのです

今年も元気に映画館通いができますように



2022年 キネ旬ベスト10発表

2023-02-05 06:27:00 | 映画ベストテン
今年もキネ旬選者はいくつかのマニアックな選出をして如何にも評論家めいた雰囲気を醸し出していますが、そんなに良い映画だったならなぜもっと公開時に宣伝しなかったのかと思うのです。それが貴方達の仕事でしょうが
と、いつも思うのです
わたくしもそれなりにアンテナ張っているつもりですが、3位夜明けまでバス停で4位こちらあみ子9位千夜、一夜のランクインは予想できませんでした。当然観ていません

1位ケイコ目を澄ませて2位ある男の順位が選者読書とも一緒であるのは結構珍しいかもしれないです。選者票の同点が多くて、6位に3本並びました。ハケンアニメとPLAN75は納得です。9位も同点でさがすが入ってます
以上5本を鑑賞し、観て良かった映画として脳みそに刻まれているので文句はございません。勝率5割

やっぱり思うことは、選者より読者の選出の方が的を射ているのだと言うことです
8位のシン・ウルトラマンは賛同できませんが、上記以外の中で3位窓辺にて4位流浪の月7位愛なのにはわたくしも応援したい作品なので共感できます
結局読者選出のうち8位まで観ていました。30本しか観ていないのに結構な高確率でした

今回一番の驚きは、トップガン マーヴェリックの順位です。まさか選者が2位に選出するなんて思いもしませんでした。三十数年前には想像もできないことです
外国映画は殆ど観ないのですが、選者選出でも三作読者では五作も観ています。これも最近にしてはすごく珍しいことで驚きました

嬉しかったのは、岸井ゆきのちゃんが主演女優賞を獲得できたことです。それも次点の倍賞千恵子に三倍もの票差でした。寸評に彼女の努力が報われる評価をしてほしいと書きましたが、想像以上の評価で報われました。良かった


恒例!新春吠える会

2023-01-24 08:41:00 | 映画ベストテン
権威ある賞なんて書くとなんだか野暮ったいけど、権威ってそれなりの歴史と積み重ねるための説得力があって与えられるものだと思う。その権威も失墜して30年以上経つけど、黎明時期を脱し説得力を増した頃のレコード大賞は凄かった
1970年代前半はビートルズが解散して次の音楽の指針が示されない時代で、日本の音楽業界もプロ(職業音楽家)とアマ(所謂シンガーソングライター)の融合が始まりつつあった頃でもある

71年 また逢う日までが大賞、ノミネート曲は よこはまたそがれ 知床旅情 おふくろさん 傷だらけの人生 さらば恋人  新人賞 私の城下町 17才 雨の御堂筋  作曲賞 真夏の出来事 作詞賞 戦争を知らない子供たち

72年 喝采と大賞を争った曲は、あの鐘を鳴らすのはあなた 瀬戸の花嫁 子連れ狼 ひとりじゃないの  新人賞 芽ばえ 太陽がくれた季節 男の子女の子 雨 せんせい  作曲賞 どうにもとまらない 作詞賞 終着駅    ピンポンパン体操の歌

73年 大賞は夜空、ノミネート 恋文 なみだ恋 白いギター わたしの彼は左きき 危険なふたり  新人賞 わたしの青い鳥 赤い風船 コーヒーショップで 草原の輝き  作曲賞 街の灯り 作詞賞 ジョニーへの伝言

日本歌謡史(J-POP)に刻まれ、当時を生きていた人には記憶にも残る名曲傑作ばかりだ
故に権威ある賞として認知されて、その他数ある音楽賞とは一線を画す事となった。現在の不明瞭なノミネーションと比べるべくもなく、その説得力は説明の必要はなかろう
是非、音楽を愛する若いリスナーたちは上記の歌曲を聞いてみていただきたい。昨今、世界中で評価されている90年代に発表されたシティポップを作っていた人たちは、ビートルズとこの時代のJ-POPを肥やしにして名曲を作りだしたのだから


ついついノスタルジーに溺れ前置きが長くなりました
権威ある賞のことを書こうとしたら思わぬ方向へペンが走ってしまいました(ペンで文章書かなくなって久しいですね。これまたノスタルジーでしょうか)

もうね、本当にいい加減やめなさいよって言われそうですが、日本アカデミー賞ですよ
今回で46回目だそうです。全く権威もへったくれもありません。半世紀近く続いたら普通備わるものなんですがねぇ〜
「ある男」「ハケンアニメ」「流浪の月」は観ましたし、選ばれても良いだけの説得力あります。文句はありません。観てないのであまり貶せませんが「月の満ち欠け」は批評家からも目の肥えた映画通の方の評価も芳しくなく、挙句ネットレビューに書き込まれている素人評も悪いようです。別にヒットしたわけでもありませんしね?どうしたらこの選択になるのでしょう?この作品を選出した方がいたらその理由を伺いたいです。本気で知りたいです
嗚呼それなのに、もっととんでもないノミネートがあったのでした
「シン・ウルトラマン」去年選りすぐって映画館に通った30本のうち最も後悔した作品です。庵野秀明好きですよ。エヴァー以前も以降もほとんど観てますけど、屈指の駄作でしたよね。許せないくらいの失敗作でしたよね。まあそれは良いんです。ダメな事もありますから・・・要は、そんな作品を何で選ぶのかという憤りなんです。他の真っ当な作品に失礼じゃないですか

毒吐いて、少しスッキリしました

1982年第5回のノミネートは下記の5本でした
降旗作品「駅 STATION」
今村作品「ええじゃないか」
熊井作品「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」
小栗作品「泥の河」
根岸作品「遠雷」

テレビの企画で集められた大学の映画クラブ所属の学生が討論して、何が賞をとるかを占ったあの頃
こんなにも重量級の作品が揃っていたんですね。感無量です
テレビに映りたくて誰も推さなかった「ええじゃないか」について発言したら、思惑通りアップで放送していただいたのが忘れられない思い出です

そんな邪なわたくしを画面に切り取ってくれた当時のテレビディレクターの方は、今でもお元気でしょうか?


2022 あれよあれよと映画BEST10

2023-01-02 07:10:00 | 映画ベストテン

新年おめでとうございます

2022年は怪我も病気もせず元気なまま年を越せました
春から週休3日になったこともあり、お金はありませんが時間は十分余ってます
お陰で当面の目標であった年間30本の映画鑑賞ができました
選び抜いて映画館に通った割には残念な思いもしましたけど、それ以上に幸せな出会いの方が多かった一年でもありました

素晴らしい感動を与えてくれた作品に敬意を込めて、2022年のベスト10を紹介しましょう


窓辺にて★★★★★
温度の低い作品ですが、今の自分にピッタリはまる感覚でした
年を経るに従い激情的な心の揺れは少なくなりますが、そんな心の中を俯瞰して見られる別次元の自分がいることに気付きます。この作品は連れ添った妻の浮気を知っても、動じることのない感情に戸惑う中年男の日常を描いていて、なんだか心落ち着く気持ちになってしまいました

➋愛なのに★★★★★
ずっと憧れていた女性と身体は結ばれるのに心は届かない中年男
そんな中年男に正面からアタックしてくる女子高校生
人を好きになるのって考えてみれば不思議な出来事ばかりです。今泉監督が脚本を書いて、城定監督が映像に仕上げた一種のファンタジーなのかも知れません。女子高校生役の河合優実が輝いていました

❸ある男★★★★★
原作の面白さを視覚的に映画化できたお手本なのだと思います
上手く物語を整理し、それぞれの人物像を際立たせることができたのは、脚本家向井康介の優れた脚色の力量です。安藤さくらと窪田正孝の夫婦にはもっと長い間幸せな家庭を続けて欲しいと思わせてくれます。主題の自分では無い誰かを演じることは楽しいこともあるだろうけど、死んだ後も近しい人たちを惑わせ苦しめるかもしれないのですね

❹ハケンアニメ★★★★★
原作はそれほど面白いとは思わなかったのですが、映画化された物は制作過程のアニメそのものまで観ることができ、これこそ映像の勝利だと思いました。肝心のドラマも業界人だけじゃなく、物作りに携わる全ての人に通ずる熱い想いが伝わってきて壮観でした
吉岡里帆の代表作がやっと生まれたなと思わせるほどの熱演でした

❺コーダ あいのうた★★★★★
フランス映画のリメイクだと聞いていたのであんまり期待してませんでしたが、予想を大きく裏切りとても良くできた家族愛の物語でした。地味な女の子が歌う事で自分を開放してゆく姿も感動的で、アメリカにも引っ込み思案な人はいるんだなと変なとこで感心しちゃいました。日本で作ると、どうしてもろう者=障害者としての目線しかありませんけど、この映画で描かれてるようにハンディキャップではあっても個性のひとつであることを学ぶのです

❻そばかす★★★★★
こちらも人間の個性について掘り下げた映画です
多様性という概念がこの数年のうちに広く認知されるようになりましたが、実際には本当に理解されているのでしょうか?少なくともわたくしは大手を振って大丈夫とは言えないのです。偏見とかの前に性的マイノリティーの知り合いもいないし、ましてやこの映画の主人公のような心を持った人も知りません。映画はその入門編でもあるのです

❼PLAN75★★★★★
わたくしにとって、もうそんなに遠い未来ではありません。75歳になったら一時金をもらって人生に終止符を打つのか、老体を酷使しながらも希望のない明日を生きてゆくのか・・・
作品としてはまだまだ稚拙な部分があり、手直しできれば凄い作品になっただろうと思いますけど、この題材を取り上げて映画化したのが若い女性監督だと聞いて勇気をもらいました。倍賞千恵子の代表作がまた増えました

❽すずめの戸締まり★★★★★
自然が起こす厄災について、前二作の集大成と言うべき完成度で魅せてくれました
映像の美しさ、愛する心が愛する人を救うという哲学、自然の脅威には抗えないけどただ受け入れるだけではなく行動する事で未来は変わるかもしれない事。そんないくつかのことを正面から描いているから、こんな還暦過ぎのジジイから小さな子供達にまで伝わるんですね。新海作品が今年も観られたことに感謝です

❾アバター:ウェイ・オブ・ウォーター★★★★★
10年以上のインターバルを経て作られた超大作映画。映像技術は今できる最高の見世物でしょう
ハッキリ言って復習していかないと人物関係とかで戸惑うこともありますが、そこはハリウッド映画なので悩む必要はありませんでした。大画面から溢れ出すように繰り出される美しい絵を堪能しているうちに192分は過ぎてしまいました。今後三作の続編が用意されるとのことなので、元気に映画館通いができるよう健康に生きていきましょう

❿ベイビー・ブローカー★★★★★
韓国で作らなきゃならない理由がはっきりとはしませんが、ソン・ガンホを使って映画を撮りたかったのかなとは思いました。その期待通りの演技で応えるのは流石だなと思います。それでも、舞台が日本だったら湿度の違った面白い映画になったんじゃないかと今も思っています
2023年は久し振りに是枝作品が母国で制作され公開となるようです。楽しみですね


さて、時点というには多すぎますが、観て良かったと思えた作品名を書き記しましょう

マイ・ブロークン・マリコ    永野芽郁ちゃん頑張った
線は、僕を描く    原作では表現できない映像の迫力
メタモルフォーゼの縁側    ヲタク魂は年齢の壁を越える
ウエストサイドストーリー    アメリカの伝統芸能
余命10年    小松菜奈ちゃん綺麗
ベルファスト    イギリスのアマルコルド
流浪の月    生きることの難しさ
ケイコ 目を澄ませて   ボクシング映画にハズレ無し
トップガン マーヴェリック    今も現役トップガン
さがす    探し物が見つからない中年男


個人賞の発表です

助演男優   ハケンアニメの柄本佑かとも思いましが、娘に対する愛情表現で「コーダあいのうた」トロイ・コッツァー
助演女優   マイ・ブロークン・マリコの奈緒でもいいかな。でも将来性も加味して「愛なのに」河合優実
主演男優   ソン・ガンホは別枠として、肉体改造が凄かった「流浪の月」松坂桃李
主演女優   菜奈ちゃんも芽郁ちゃんも里帆ちゃんも頑張ったけど、今年は「PLAN75」倍賞千恵子

脚本      「ある男」向井康介  原作の面白さを生かし、映画的な感動を与えてくれました
監督      「窓辺にて」今泉力哉  脚本も演出も今の自分にハマりました


そして恒例の奥様ベストテンです



2022年も微妙にわたくしのベストテンから外しての選出です
前からあの手のインド映画大好きなので、ブレない一等賞ですね
わたくしは選外にしましたが、三作品が入選してます

2023年も夫婦揃って好きな映画を好きなだけ観ることのできる家庭であり、世の中であることを祈ります

皆さまにも良い年となりますように