現場力(げんばりょく)

理科は感動だ!を実践する感動サイエンスteacher。
つながりを活かして社会貢献活動する地域に飛び出す小学校教師。

人吉でセミナー(特別支援教育)

2009-07-22 | 教師修業
人吉会場では、椿原先生のVTRに涙しました。
なぜか。

子どもが悪いんじゃない
保護者が悪いんじゃない

教師が変われば、子どもが激変する。

事実を目の当たりにしたからです。

4時間目の担任の先生の授業。
暑い日のダラーとした空間の中で
カチカチカチカチカチカチと定規を鳴らす音。
明らかに授業に対して空間に対しての警告音です。

支援の必要な子です。
隣につきっきりで支援されています。
支援の方法と言えば現時点ではこれしかありません。
現場で手の打ちようがないのです。
支援の先生がノートを出します。

ぐじゃぐじゃぐじゃ。
えんぴつで殴り書き。
そのあとに、ノートをたたきつけます。

子どもの叫びのように思えました。
そう、せざる終えない子どもの叫びです。

5時間目。
34度の教室。椿原先生の授業。

その子も椿原先生の授業で激変します。
手を挙げて発表します。

2年生の子どもです。
根はかわいいのです。
知的な授業では、かわいいのです。
本来は、かわいい子なのです。

手を挙げて、発表するまでにそれこそ
イレギュラーの対応があります。
瞬時の判断と根底に持つ教育思想が、
椿原先生の授業から見えました。

あれども見えず と言いますが、
二つの授業を見れば、
心ある教師ならば、教師が泥水をかぶって
学び続けなければいけないことを悟るでしょう。

二つの授業が
VTRで流れます。
ため息と共に
どこをどうしたら椿原先生のようになれるのだろう。

と感じるのです。

いいわけはできません。

今まで課題と思っていたあの子が
素直に指示に従い、発表をするのですから。

セミナーを受けた教師全てに突きつけられる事実です。

一人でも多くの教師に観てもらいたい。

一人でも多くの心ある教師に受けてもらいたい。

そんなセミナーです。

あんな教師になりたい。
強く強く願ったセミナーでした。

帰り着いたのは、夜中の3時。
得るモノが大きいセミナーでした。

なぜ、学び続けなければいけないか。
の答ももらった気がします。

校長先生がお一人参加されていました。
二人の職員を連れて。

感想には、特別支援への思いが綴られていました。
思いがあるから出逢う。

一人でも多くの出逢いを作りだしていきます。

最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
想い (少年ママ)
2009-07-26 00:28:31
完璧な教師を求めているのではありません
親は子供の事を1番に想ってくれる
そんな教師を求めています

教師で子供が変わる
我が子で実体験しています

教師の評価ばかりが先行しているように思われます。

だから教師が子供の「心」優先ではなく
クラスの評価、クラスの学力などを気にしてクラス運営をしなくてはならないのでは・・と感じられます。
もちろんそれも必要で大切なことです
でも1番は

毎日子供が笑顔で登校すること
学校が楽しい事

これが親にとっては最重要な事なのです。

教師に沢山の事を求める保護者もいるかもしれませんが、皆さん思いは全て子供の幸せにあるからだと思います。

そもそも教師と保護者は同じ思いを持っているのだと思います。
それが一致した時を過ごしているクラスにいる我が子は学校生活を楽しく過ごしています
だから、親も幸せです

沢山の事を悩んで苦悩している先生方
子供と一緒に笑顔でいて下さい
それが1番です
笑顔は伝染します
先生方も楽しんで下さい
返信する
笑顔であること (タクロー)
2009-07-26 11:14:24
笑顔
私が最初に発行した学級通信のタイトルでした。
色々と悩み
最初につけたタイトル。

今でも覚えています。
それから13年。

その頃の子ども達とあいます。

笑顔のすてきな大人になっています。

教師も保護者も子どもも

全てが笑顔になれるよう努力をしています。

子どもに要求する以上のことを
自分で体現しておく必要があると思っています。

率先垂範

と昔の人は言いました。

立派な人間ではありません。
でも立派になりたいと努力する人間になっていきたいです。

少年ママさん
ありがとうございます。

今日は、夏休み子ども教室です。

楽しんできます。
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。