一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

牛尾山・鬼ノ鼻山 ……梅の花、菜の花、アセビの花などで“春”を実感する……

2018年03月11日 | 鬼ノ鼻山・聖岳


冬が長かった所為で、
今年は春の花が遅れており、
楽しみにしていた梅の花も開花が大幅に遅れている。
我が家から近い牛尾山の牛尾梅林も、
昨年(2017年)は1月下旬には咲き始めていたが、(コチラを参照)
今年(2018年)は同じ1月下旬に行ってはみたものの、
まったく咲いていなかった。
満開が予想された「梅まつり」(3月3日~4日)の頃も、
イマイチの開花状況であったようだ。
では、一週間後の今日(3月11日)はどうか?
ちょっと期待しつつ、
牛尾梅林のある牛尾山へ向かったのだった。

日曜日なので、混雑が予想されると思い、
早朝に出発し、まだほとんど人のいない時間に到着。
好い感じで開花しているようだ。


地形図で確認すると、牛尾山は、小さな島のような感じだ。


最高点は、標高92m。
三角点は、標高76.1mの所にあるようだ。


駐車場は、梅林のある上部に数箇所あるが、
私は下から歩きたくて、
川べりに駐めて、出発する。
下から歩き出す者だけが見ることのできる風景。


いいね~


美しい~


ここから登って行く。


足もとには、梅の花を描いたプレートが……


ねっ。


枯れ枝に、綿雪が積もったよう。


両子山をバックに、
梅の花と、菜の花を一緒にパチリ。


梅の花の海原を、波をかき分け泳いでいく。




しばらく登り、
再び両子山をバックにパチリ。


菜の花もたくさん咲いている。


ゆっくり登って行く。


振り返ると、こんな風景。
すべて独り占め。


足もとを見ると、
ホトケノザや、


オオイヌノフグリや、


ナズナが、
梅の花に負けじと群生している。


でも、やはり、梅林の広がりの方が勝っているような……


三角点に到着。


四等三角点なんだね。


牛尾山の梅は、
江戸時代以前より植栽が始まっており、
江戸時代末期から“梅の名所”として知られるようになったようだ。


白、


赤、


ピンク、
いろんな色の梅が楽しめる。


山頂部の丘陵のような場所から見た両子山。


こんな感じで切り取ると、
“春爛漫”という感じ。


向う側へも行ってみようと、歩き出す。


ワクワクしながら到着すると、


素晴らしい風景が広がっていた。
まるで、雪景色のよう。


カメラを縦にして、パチリ。
いいね~


すこし移動して、天山を背景にして、パチリ。
天山も喜んでいる。


牛尾神社の方へ下ってくる。


小さな男の子が登っていたので、
梅の花と一緒に、パチリ。
カワイイ~


家の近くに、
こんなにも素敵な場所があるなんて、
私はなんて幸福なんだろう。


下から見た牛尾神社。


梅の香に酔いながら、下って行く。


菜の花の群落を撮っていたら、
「こんにちは~」
と声を掛けられた。


小さな女の子を連れた美しいお母さんであった。
登って行く後ろ姿をパチリ。


ふと、下を見ると、
セメントで出来た階段に、小さな足跡が……
階段を造ったときに、セメントが固まる前に小動物が歩いたんだろうね。


下山し、
斜面に広がる梅の花を再度楽しみ、


牛尾山を後にしたのだった。


次に向かったのは、裏山の鬼ノ鼻山。
まずは、天ヶ瀬ダムのダム湖をパチリ。


振り返ると、棚田の向うに天山が見えた。


憩いの森公園からとりつく。


まずは、鬼の展望所へ。


到着。


先日登った八幡岳がすぐそこに見えた。


一度下って、登り返す。


鬼ノ鼻山山頂に到着。
先客が居て、ランチ中だったので、
遠慮がちにパチリ。


すぐに“鬼のテラス”へ向かう。


ここで眺めを楽しむ。
蛇行する六角川がイイ感じ。


縦走路を少しだけ歩いてみる。


「みはらしの丘」に到着。


以前にも書いたが、
周囲の木々が伐り取られていて、
抜群に展望が良くなっている。
しばし、展望を楽しむ。


今日は、アセビの花や、


ヒサカキの花を楽しむことができた。


雰囲気の好い林の中を散策し、
帰路に就いた。
今日も「一日の王」になれました~


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