ありふれた人生
もう何も考えまい
君が欲しかったものも
僕が欲しかったものも
生きていくことの愚かささえも…
水曜日…
不安だったマラソン大会を終え
すでに３日目
筋肉痛らしい筋肉痛もなく…
（当たり前か？5時間オーバーのユルランじゃ…）
（ランどころかジョグ？）
（笑えるけど泣きたい…）
大会後
左脚のふくらはぎの肉離れの痛みも
ほとんど感じられなくって…
（全く走ってないからな…）
それよりも右足首の痛みの方が
痛めていた左足首よりも
いまは全然大きいと言えるか…
歩くだけでもシンドいし…
速いメンバーの分析だと
左足首やふくらはぎに大きな痛みが出なかった分
右足首に余分な負担がかかっていたのだろうと…
無意識のうちに
左脚の痛みを庇った結果だと…
（それくらいは僕にも何となくわかるけど…）
でもどうして足首なんだろう？
右の膝やふくらはぎや太ももとか腰じゃなくて…
着地というか接地が悪いんじゃないですか？
う〜ん…
踵着地でもないしフォアフットでもなく
ベタ足っていうか足全体の着地だから
普通だと思うんだけど…
ちゃんと重心乗っけてますか？
そのつもりだけど…
じゃあ後は
体重がオーバー気味とか…
たしかにそれは言えるね
あと５キロは落としたい
せめて70キロは切らないと…
６月のウルトラ
大丈夫ですか？
あと１ヶ月以上あるし
何とか治るとは思うけど…
でも
練習しないわけにも行かないし
練習でまたケガしたりして…笑
僕以外はサブ3.５を達成したメンバーたち
女子も含めて…
フルマラソンで１時間半以上のタイム差は
ウルトラ100Kだとどれくらいの差になるのか…
そのうち
速いメンバーたちに嫌われるかも…
まぁいいけど…
それより
ひょっとして
これが最後のウルトラ100Kになるかもしれない
素人ランナーのジジイにとって…
もう脚がモタないから…
なんか変？
どうでもいいけど…
モタないのはもう一つ…
そう！
マラソンが終わった翌月曜日からデビューの
初孫くんの園への送迎…
送迎というか
それよりも大変なのは
我が家での時間つぶし？
朝
パパであるチャラ息子に送られて
我が家に着くなり泣きわめき…
園へ送って行って
保育士さんに預けると
それはそれで泣きわめき…
そして夕方
園へ迎えに行ったとき
コッチの顔を見た途端
また泣きわめき…
一旦
我が家に帰って来ても
パパが迎えに来るまでずっと泣きわめき…
迎えに来たパパの顔を見れば
それはそれで
もひとつ大きな声で泣きわめく…
ひたすら泣いてばかりの初孫くん
園でも有名らしい
すぐに大声で泣いてしまう…
泣き虫…
誰に似たんだろう？
ジジイのオレか？
それは違うよな…
パパであるチャラ息子か？
それも違うよな…
お嫁さんの血筋？
まぁ
どっちでも構わないけど…
初孫くんの送迎を始めてから
新しい発見というか習慣？
これからのノルマ
昼呑みが出来なくなったということ！
というのも
夕方
クルマで迎えに行かなくちゃならないから
呑んでる場合じゃない！
結果として
初孫くんの園への送迎
昼から呑んでた
呑んだくれのジジイにとっては
心ならずとも良かったのかも…
そろそろ
走りたいなぁ…
マラソン終わって
まだ１週間も経ってないのに…
昨日のマラソン本番
とりあえず
何とか完走だけは…
あんなに不安だった
ふくらはぎの肉離れ
もちろんテーピングは欠かさず
念のため痛み止めも服用し…
スタート前の
開会式に続くウォーミングアップ体操では
それまでにないほど身体が軽く感じられ
ふくらはぎの痛みも影を潜め
ひょっとして好タイムが出るかも…
密かにそう期待してスタート
スタート直後から１キロ地点までは
追い越すこともままならない馬鹿混み具合
時折ひじや腕がぶつかる中で
遅い流れのまま走るかしかなかった
そのとき
GPSウオッチが示していた速度はキロ７分ほど
ケガをしている僕には良いスタートになった？
２キロ地点を過ぎたあたりから
少しずつ走る流れも速くなって
キロ６分ばかりにまで上がり
ストレスを感ずることなく走ることが…
まだふくらはぎの方は順調で
このまま行けば
最終的には4時間半は切れるだろうと…
しばらく好調な走りが続いていたが
10キロを過ぎた頃から
左のふくらはぎや足首じゃなく
マシなはずだった右足首に違和感が…
そのうち段々と
ハッキリした痛みに変わってきて
エイドで立ち止まり
携帯していた痛み止めを水で飲み込んだ
痛み止めは
スタート前にも服用したはずなのに
こんなに早く効き目が切れるなんて
ひょっとしてヤバいかも…
そう心配してると案の定
追加した痛み止めの効き目も
５キロほどしか持たず
右足首だけじゃなく
左足首の方にも痛みが発生しだした
それからというもの
エイドごとに用意されていた
エアースプレーを両足首にかけながら
ペースは落ちていくばかり…
残された25キロの距離
地獄のような長さに感じながら
痛みを抱えて走らざるを得なかった
でも完走はしたかった
リタイアだけはしたくなかった
２年連続の
県内３マラソン完走の表彰状が欲しくて…
結局
4時間半どころか
先月のマラソン大会に続いて
5時間オーバーというテイタラク
完走できたものの
やっぱり世の中そんなに
うまくは行かないよな
自分の思うとおりには…
長年
イヤと言うほど経験してきたのに
そんなこともわからないのかと…
（この歳になって…）
ゴール手前のボロボロ姿…
お昼前に届いたチャイルドシート
カミさんがamazonで注文した…
クルマに取り付けるのにひと苦労
取り付けてしまえば何のことはない
取扱説明書のとおり
順を追っていけばいいだけのこと
なのに
セッカチなジジイは
トリセツをロクに読みもせず…
30分もかけて
汗だくの奮闘…笑
月曜日からは
お嫁さんが仕事に復帰するから
ジジイかババアが送り迎えをすることに…
年寄りの手に負えるだろうか？
初孫くん…
金曜日に予行演習ということで
夕方お嫁さんと一緒に
初孫くんを園まで迎えに行ったが…
まだ１歳児クラスということで
紙オムツやタオルなどいろいろ
備えておかなければならなくて
ジジイにとってはやたら難しい！
慣れれば大丈夫ですよと
お嫁さんは笑うものの…
笑いながら
園でも泣いてばかりの問題児だという告白
オレの子どもじゃないから
責任は重大なんだよなぁ〜
死んだオヤジも同じだったんだろうか？
小さかったチャラ息子をあやしてる時は…
不安でしょうがない…
不安でしょうがないのは
初孫くんの園送迎デビューだけじゃなく…
明日のマラソン大会も…
（大丈夫だろうか？）
大会前日の今日
試しに少しだけ速めに走ってみた
たった３キロだけど…
２キロは６分は切れたものの
たった３キロだし…
それでも以前に比べると
ふくらはぎは踏ん張ることができて
ゆっくり走れば何とか完走だけは行けそうだ
テーピングだけ
シッカリしとかないと…
でも…
大丈夫かなぁ
42キロだぜ？
先週の今日
左脚のふくらはぎに
肉離れを起こしてから
ちょうど一週間の経過
暖かくなった10時前
一週間ぶりに走ってみることに
恐るおそる…
調子に乗りすぎると
元も子もなくなっちゃいそうだから
あらかじめ数キロ程度に抑え
ゆっくりと…
ただでさえビッコを引いてるし
歩くよりほんの少しだけ速めのペースなら…
そう決めて…
ウォーキングの
慣らし運転から始めたものの
蹴り出すような歩き方だと
すぐに鈍い痛み
できる限りふくらはぎを使わないよう
太ももと股関節だけで走ることを意識して…
風は冷たかったのに
汗が流れ始めていた
身体のアチコチ
無駄なチカラが入ってるのか
すっかり走り方を忘れてしまった
わずか５キロの超スロージョグ
走り終えて
ふくらはぎだけじゃなく
左足首と右膝にも
痛みに近い違和感が残って…
まだ続いてる
こんなにゆっくりと走ったのに…
本番まであと１週間…
果たして
走れるようになるんだろうか…
昨日の夜遅くメールが届いていた
寝てしまった後
２人の女性から…
ハッピーバースデイの…
気づいたのは夜中に起きたとき
何気なく枕元のケータイを覗いて…
１人はチャラ息子のお嫁さん
初孫くんの写真を添えて…
気遣いのできるお嫁さんだ
どうでもいいダンナの父親なのに…
もう１人は
思いもかけなかった抱き合う子から…
会わなくなって
もう１年以上が経つ
早いもんだ
そんな彼女から…
チームのメンバーでもある
彼女と一緒に走ったのは
いつが最後だったろう？
どの大会だったかなかなか思い出せない
たぶん
３年前の地元の○○マラソンだと思うけど…
あれ以来
僕はいろんな大会を走ってるが
彼女は全く出ていないのだろう
それでも
２人だけの内緒のゴハンデートは何回か重ね
ブリカマばかり食べてた想い出
結果として
最後になってしまったゴハンデートで
いつものようにブリカマを食べながら
彼女の結婚が決まったことを聞いた
あのとき彼女の報告を聞いて
しばらくの間なにも話せなくて…
それほど僕にはショックだった
今にして思えば
勘違いジジイの独りよがりの空想でしかなかった
抱き合う子とのゴハンデートの行く末
親子ほども歳が離れてたのに…
今回のメールの中で
ふと繰り出してきた
ゴハンデートの頃に戻りたいという彼女の言葉に
嬉しく思う一方で…
それって…
ha ha ha …
戻りたいけどさ…
そんなことがあって…
今日の晩飯のおかず
なぜなのか？
初めてブリカマの塩焼きが出てきた
これって何かの偶然？
でしかないよなぁ〜
じゃなけりゃ
オニババアというだけじゃなく
魔女に違いない
カミさんは…
