この子をお供にしての超スロージョグ
とりあえずスタートをしてみたものの…
どうにもならないほど痛い坐骨神経痛で
口をへの字にしながら走ってるのが
自分でもたやすく想像できるくらい…
痛い左臀部に手を当てながら
歩くように走り出して
100メートルばかり進んだとき
近所のオジさんが自宅前で庭いじりを…
団塊の世代で僕よりも7歳年上
10年ほど前に商売を畳んで
プータローとしても僕の先輩にあたる？
数ヶ月前に自家用車を手離して
今は奥さんの軽自動車1台だけ…
僕の前車と似たようなセダンに
乗り続けていたけど
月に1〜2回のゴルフのときだけ乗ってたので
自分の年齢と維持費を考えてのことだと…
奥さんは僕より年上だけど見た目が若く
何年も前から近所のコンビニでバイトしてる
お金に困ってバイトをしてるというよりも
ダンナと2人きりは息が詰まるので
半ば息抜きのためのようで…
いわば僕が走ってるのと
似たような思いなのかもしれない
でも夫婦仲は悪くはなさそうだけど…
ウチと違って典型的な男尊女卑？
みたいな昔風の老夫婦って感じか…
おそらくプータローになっても
そんなにお金には不自由してないのだろう
ゴルフに行ってるくらいだから…
オハヨウっす！と声をかけると
俄に顔を上げ何やら話しかけてきたので
慌ててAirPodsのスイッチを切った
マラソンって何人かで走るのか？
1人でも走れるのか？と訊いてきたが
どうやら先週開催されたリレーマラソンとか
駅伝みたいのが彼の念頭にあるようで…
いや普通のマラソンは1人ですよ
ちなみにオレ1週間前に62キロ走ってきて
来週は71キロ走る予定っすよと答えたが…
マラソンに興味のない人にとって
フルマラソンが何キロなのかも
知らないだろうし…
フルマラソン以上の距離を走るのを
ウルトラマラソンということも勿論か？
トレランとかも全然わからないんだろうなぁ
加えて
坐骨神経痛がヒドくて大変だと言っても
苦痛もなくゴルフをしてる人には
全然理解してもらえないだろうなぁ
結局
一昨日とほとんど同じペースとなった
10キロの超スロージョグ
でも近所のオジサンとの会話時間があるから
少しだけ速く走れたかも…
それにしても痛かった坐骨神経痛
治る気配が全く感じられない
このまま
来週の71キロのウルトラに
無事に臨めるのだろうか？
大会が終わったら
そろそろ本気で坐骨神経痛対策を
考えた方がいいのかもしれない
じゃないと
マジで走れなくなっちゃうかも…
1ヶ月ほどノーラン生活を送るとか
もっと評判の良い整体院に転院するとか…
何か考えないとなぁ…
今日は地元の大きなまつりがあって
市内の中心部は大規模な交通規制が…
まつりに関係なく働いてる人には
おそらく大変な迷惑に違いない
それよりも
10月末のマラソン大会の交通規制の方が
それこそ大迷惑か？
走ってる僕たちランナーは
あまり気にせず走ってるけど…
でもまぁ
それぞれ年に一回の大イベントだから
みんなも承知してて納得してるか？
このまつり
いまはもう6月の第1土曜日開催だけど
僕が高校生の頃はたしか日付が決まってて
平日でも関係なく開催されていたはずで…
午後はバスが止まっちゃうから
学校から帰るときは困ったもんだった
たかだか4〜5キロ歩けば済むのだが
歩きながら腹が立っていたのを覚えてる
いま考えれば
4〜5キロの距離なんて
歩いても1時間くらいだから
全然大したことないんだけど…
しかも若さ漲る10代のときだし…
この間の62キロウルトラのときなんて
おそらく15キロは歩いてるんじゃないか？
ひょっとしたらもっとかも…
だけど
当時は4〜5キロも歩くなんて
滅多になかったからなぁ
こうやって歳を取ると
それまで大変だったことが
なんでもないように感じられることもあって
それだけでも価値のあることなのかも…
人生の転換期に差し掛かるたびに
大きく価値観が変わってきたような気がする
人生の転換期って
一生のうち何度もあって…
一つひとつ挙げれば
キリがないけど…
それらを乗り越えて
段々とオトナに成長していくんだろうけど…
すでに哀しいオトナになっちまった
老いぼれジジイのこの先に
まだ転換期とやらがあるんだろうか？
あるとすれば
あとは最期に死ぬときか？
かもしれないなぁ…
あるとすれば…
なんだか哀しい…
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