道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

時が止まっていた…

2020-08-23 07:35:00 | 日記

眠れないまま迎えた
日曜日の朝…

まだ
昨日のことが…





どうして
こんなことになってしまったのか…


独り言のように漏れた言葉
正直なキミの想い…

どうしてなのか
本当はわかってるはず…

自分でもどうしようもできないこと
これまでに何度もあっただろうから…

だから

僕も同じ想いだと…

たとえそう口にしたところで
いまさら何かが変わるわけでもない…

時は巻き戻せない
流れていくだけ…



車の後部座席に乗り込んで
窓ガラス越しに僕を見上げたキミ…

何かを言いたげだったが
そっと顔を伏せると小さく震えた


じゃあ
元気で…


せめて
そう声でもかければ良かったのか?

言葉に出来なかった想い
喉元に閉じ込めたまま…

走り去って小さくなっていく車の影を
立ちすくんだままいつまでも見送った

見えなくなった後も
ずっと…






土曜日の昼下がり
時が止まっていた


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