道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

6/12疲労困憊と筋肉痛と胃痛そして心痛(癒えるのは…)

2023-06-12 20:06:00 | 日記

起こるはずのない奇跡が起きた❗️


昨日の飛騨高山ウルトラマラソン71キロ
家を出た時はまだ雨は降ってなかったのに
現地に着くとすでに雨模様

初っ端からブルーな気分
だけどそれが幸か不幸か?
雨降りのときは完走率が高いらしく…

まだ暗い小雨の中で
100キロ4:30スタートの
メンバーたちを見送ったあと…

僕の71キロ5:20スタート時は
すでに明るくなっていたものの
雨はとても止みそうになく
一日中の雨降りを覚悟してスタート

71キロの部は100キロの部に比べて
かなり参加数が少ないのと
女性と高齢男性の割合が多いのが特徴

距離が短いから当然なんだろうけど
かく言う僕も前期高齢者のひとりで…

100キロコースはかなりのタフさ
坐骨神経痛で苦しむいまの僕には
到底完走できそうにない
71キロでさえ不可能に近いのに…

そんなことを思いながら
ほぼビリ集団の中で走り続けた

この坐骨神経痛さえなければ
もっと…

最近の僕の走り出しの特徴は
スタートしてから暫くは何人かのビリ集団
坐骨神経痛の影が弱まるまで…

ある程度弱まってくると
徐々にスピードを上げてくというパターン
今回もまさしくそのとおりで…

第1関門の26キロ過ぎには
何とかビリ集団を脱却できていた

でも
何度も何度も目の前に現れる
地獄のような長い上り坂

上り坂だけじゃなく下り坂も苦手な
坐骨神経痛のジジイの足腰には
血が滲むほどの鞭打ちにしか…

マジにアシが何度も止まった

加えて
歩くのが人より遅いから
何人ものランナーたちに再度追い抜かれ…

途中から前回の62キロマラニックと同様
吐き気にも襲われ始め…

後半のエイドでは何も食べれなくなり
ランニングサプリと水だけで
長丁場を乗り越えることに…




そんな苦しい中で
一番のクスリになったのは
40代独身キャリア女子じゃなくて
アラ古希某カオルさんからのエール

彼女の顔を思い浮かべながら
止まりそうになる脚を
何度奮い立たせたか…

その甲斐あって
11時間の制限時間の1分前に
倒れそうになりながら何とかゴール
精も根も尽き果てて…



もう微動だに出来ないほど疲れてたけれど
71キロを完走できた達成感と充実感で
涙が溢れそうに…

ゴール近くで座り込みながら
某カオルさんありがとう
本当にありがとう
心の中で繰り返し繰り返し呟いた

係員の人から大丈夫ですかと聞かれ
慌てて立ち上がって大丈夫ですと…

そんな老いぼれジジイの情けない姿
係員の人の目にはどう映ったのだろう?

何でもない平凡な
よくある光景のひとつでしかないか?

でも僕にとって
先月の62キロマラニックと
昨日の71キロウルトラマラソンの
両方を何とか完走できたのは
まさしく某カオルさんのおかげだと…

あらためて
某カオルさんありがとう…









そのアラ古希某カオルさんには
今日の午前中にメールで御礼を…

苦しくて歩きたくなったときに
彼女の顔を思い浮かべながら
走り続けたことなどを報告しながら…

アラ古希某カオルさんにとっては
マラソンの苦しさや大変さが
想像できないらしく…

まぁ走ったことのある人じゃないと
本当の苦しさや大変さ
なかなか理解してもらえないだろうけど…

それよりも
久しぶりの僕との関係性に戸惑ったと…



さすがにアラ古稀になれば
環境も心身も何もかも
そう簡単には行かないらしく…

そんな彼女のホンネが垣間見えるようで
嬉しくもあるけどやっぱり哀しい

アラ古希同士の老いらくの恋は
どうしても実現するわけにはいかないと…

そう思うと
疲労困憊や筋肉痛や胃痛よりも
心痛の方がこれから段々と
僕の心の中で大きくなって行くのかも…

彼女もそう感じてるのだろうか?

久しぶりの彼女へのアプローチ
若かった頃の禁断の恋のデジャヴのような
僕のシナリオは…

彼女に若かった頃を思い出させる一方で
今の自分の老いを痛感させただけなのか?

そうだとすれば
彼女はもちろん僕自身も演じることなく
儚い夢のように消えてしまうサダメに…

でもそれで良いのかもしれない
少なくとも彼女にとっては…

いまさら心だけアラサーに戻ったところで
何も生まれやしないから…

僕にはもうしばらく続きそうかも…
疲労困憊と筋肉痛と胃痛だけじゃなく
勇足すぎた報いの心痛…

自分で仕掛けながら
勝手ワガママな心痛って無責任すぎる?

だよなぁ…

そんな心痛
いつになるだろうか?
癒えるのは…



最新の画像もっと見る

コメントを投稿