道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

11/16今日のジョギング(え?誰?どこの美女?)

2022-11-16 20:37:00 | 日記



坐骨神経痛が痛すぎて
いつもとは違うコースへ…

たぶん5キロも走れないだろうから…

それにしてもこのペース
キロ11分超って
すでにジョギングじゃないし!
ウォーキングだし!

実際に走ってる最中に
大股気味に歩いてGarminで計ってみると
ほとんど変わらないペース

むしろ歩いてるから
臀部の痛みも少なく楽に感じられ…

このペースのジョグって意味あんのかなぁ?
そう思いつつ痛みの張り付いてる左臀部に
手を当てながら超スローで走ってた

(手を当ててると痛みが和らぐ気がして…)
(それにしてもその姿は老いぼれジジイ…)


やがてそんな僕の視野に
遠くの方から歩いてくる
帽子を被った背の高い女性がひとり…

若いのか若くないのか
まだハッキリとはわからないが
スタイルは良さそうな…

でもどうせどっかのオバちゃんだろうな
若い女性が歩いてるはずなんてないさ
平日の午前中こんな中途半端な時間に…

中年のオバちゃんの
健康のためのウォーキングってとこだろう
きっと…

でもまぁ
いくらオバちゃんでも
あんまりみっともない格好を晒して
すれ違うわけにはいかないなと
尻から手を離しフォームに気を払いつつ…


そのとき不意に
後ろから走ってきた屋根付き3輪バイクが
僕の横に止まった

誰かと思って覗き込むと
かつて現役時代には
毎週末必ず集まって飲んでた部活仲間
旧知の2歳年上の友人だった

僕より少し早めにリタイアした彼は
大型2種免許も持つ運転資格を活かして
しばらくタクシーの運転手をしていたが
今は3輪バイクで宅配の真似事をしてると…

一旦走るのをやめ立ち止まると
久しぶりに集まらないか?と彼から
そんな立ち話…

相変わらず毎日走ってんのか?
また一層痩せたんじゃないか?

いやそうでもないよ
いま坐骨神経痛に悩まされてて
この間のマラソンも走ったけど
やっとのことで完走できたという惨状さ
もうトシだねオレも…
ソッチはまだ働いてんのか?

あぁどうせヒマだし
家にカミさんと2人でいたって
やることもないしね…

コッチも2人暮らしだけど
何年か前から孫守り専門で忙しいよ
もうしばらくは続きそうで…

そんなやりとりに続いて
息子一家が同じ敷地内に家を新築し
アパートから引っ越してきたことや
初孫くんを乗せるために
軽四のオープンカーを買ったことなど
最近の事情を話そうとしたとき…

○○くん?

ふと僕の名前を呼ぶ女性の声が
道路の反対側から…

振り向くと
向こうから歩いてきたさっきのオバちゃん?
いつの間にかすぐそこまで近づいていて…

え?誰?

彼女と目があって
妙齢?の美女には見えたものの
まぶかに被った帽子とマスク姿で
誰なのかまったく思い当たらず…

さ〜て
誰でしょう?

僕の問いかけに
彼女は焦らすように正体も明かさず
笑いながら足早に通り過ぎていった

知ってるヒトか?

そう尋ねる友人に
いや顔を見ても誰だかわからなかったし…
でもオレをクン付けで呼ぶってことは
たぶん同級生とかそんなあたりかなぁ
そう答えつつ彼女の後ろ姿を見送った

あらためて彼女の後ろ姿に目を凝らしたが
やっぱり誰だかわからないまま…

誰だろう?

予想どおりウォーキング中なのか
スタスタと歩き続ける背が高めの
スラっとした後ろ姿のスタイルは
よく見るとオバちゃんらしくもなく…

追いかけて確認しようかと思ったけど
友人との話の途中だったし…

ひとりでジョギングをしてるときなら
必ず追いかけて誰だか確認しただろうに…

やがて
友人との話が終わり
彼が3輪バイクで去っていった頃には
彼女の後ろ姿はすっかり小さくなっていた


再び走り始めて
一体彼女が誰だったのか
頭の中でいろんな想いを巡らしてみたけど
なかなかピンとくるヒトはいなくて…

もしかしたら○○ちゃんかもしれない
でも元々そんなに親しくはないしなぁ
いや!親しい女友達なら
名前なんか呼ばず話しかけてくるはずだし…

半ばそんな確信の中
○○ちゃんとは60歳の時の同窓会で
彼女と仲良く肩組んで写真を撮ったこと
手を回した肩が痩せてホッソリしてたこと
ボンヤリとそんなことを思い出した

誰とでも肩を組んで写真を撮るのが
僕の悪癖というかなんというか
男であろうと女であろうと…

特に女性だと
知ってる知らないとか
美人か否かや老若もカンケーなく…

(単にエロいだけ?)

そのかつての同窓会の後日
親しい女友達の一人から
○○ちゃんが旦那以外の男の人に
肩を組ませるなんて絶対にないんだから!
アンタと違って身持ち硬すぎるんだから!
そう言われたことが妙に印象に残ってて…

どうして彼女は僕が肩を組んでも
嫌がらなかったんだろう?なぜ?

そんなことを思い浮かべながら走ってると
いつのまにか坐骨神経痛の痛みが
少しだけ遠のいて走りやすくなったような…


ふと妙齢の美女に名前を呼ばれただけで
ちょっとした昔の出来事を思い出して
走りが軽くなるなんて…

坐骨神経痛にヒドく苦しめられてるのに
エロジジイぶりだけは健在だよな…

坐骨神経痛まったく治りそうにないけど
エロジジイぶりも治らないんだろうな
おそらく一生ずっと…

治らないよな…

治らない方が良いか?

ハハ…



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