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快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  秀吉による毛利攻めにはやはり不審な点が多い

2020-09-25 12:48:04 | 明智光秀
 前回の記事で「更に毛利氏と秀吉が連携して口車を合わせ」と書いた部分ですが、正しくは「更に毛利氏と秀吉が連携して口裏を合わせ」ですので訂正となります。
 ところで以前の記事でも書いたのですが、秀吉による毛利攻めは特に鳥取城攻めとそれ以降、毛利氏と既に癒着している兆候が見受けられます。
 その一つは鳥取城攻めは兵糧攻めで「鳥取の渇え殺し」と言われてはいますが、武力による軍事衝突は起きていません。
 犠牲になったのも鳥取城に逃げ込んだ農民などが殆どで、武人で落命したのは城主の吉川経家ら僅かに過ぎません。
 その吉川経家でさえも秀吉が助命しよとしたのを吉川経家が自ら自刃したに過ぎません。
 そして備中高松城の水攻めでも特に目立つ武力衝突は起きておらず、どうもヤラセ臭い戦に思えるのです。
 そして極めつけは「毛利勢が5万(『浅野家文書』による)~8万(『惟任退治記』による)」と言われている大軍を差し向けた事です。
 これについての疑問点の一つは「それだけの大軍を後で動員するのなら、何でそれ以前に夜戦やゲリラ戦などで秀吉方の包囲軍を攻撃しなかったのか?」です。
 もう一つの疑問点は、「それだけ目立つ大軍を秀吉方にわかるように動員すれば、当然のごとく秀吉は信長に援軍を要請するに決まっているわけで、何でそのような愚行を毛利氏が実行したのか?」です。
 個人的な見方に過ぎませんが、この理由は明らかなような気がします。
 それは「毛利氏が秀吉と共謀して毛利勢の大軍動員によって織田勢の援軍の必要性を演出し、信長の近辺にいた守備部隊を中国攻めに向かわせて信長のいた京都や安土から離れさせる為」、そしてその理由は「その間に信長と信忠を襲撃する為」だったのではないでしょうか。
 仮説に過ぎませんが、次のようなプロセスが有り得なくもありません。
 「当時の秀吉は既に毛利氏と癒着関係になっていて、それを光秀らが信長に共謀の可能性を進言し始めた。それを嗅ぎつけた秀吉と毛利氏は、信長に疑われるのを避ける為と信長襲撃を同時に考え、そして先手を打って信長に援軍要請をする状況を連携して作り出した。」
 本能寺の変は発生したのはこのシナリオ通りなのか、それとも他の要因が有ったのでしょうか。

仕組みとアプローチ -  仮に足利義昭へ偽情報が流されたとしたら、それは毛利氏か秀吉か、双方の連携か

2020-09-24 22:13:02 | 明智光秀
 前回記事の続きです。
 当時の足利義昭は毛利氏に鞆に於いて匿われていたようなものですから、毛利氏から情報を得ていた事は当然でしょう。
 しかし秀吉は調略に長けていました。
 敵方のトップを調略できなくてもその家臣らを次々とあの手この手で調略して行った事例が多々有る以上、足利義昭に近ついて「信長から守ってやれるかどうかはわからないが、取引に応じてくれれば可能な事はする」と言うような駆け引きはやっていたかも知れません。
 そして仮に毛利氏と秀吉が既に共謀状態で有ったなら、毛利氏は秀吉の密使が足利義昭に近付くのを敢えて妨害しなかったかも知れません。
 更に毛利氏と秀吉が連携して口車を合わせ、さもあたかも毛利勢と秀吉勢の戦闘が長引くような事を双方から足利義昭に伝わるようにしていた事も考えられなくは有りません。
 いずれにしても当時の備中あたりから大阪に至る瀬戸内海の制海権、陸上交通権はほぼ既に秀吉が握っていたわけですから、足利義昭からの密使は秀吉勢が通してやらなければそう簡単には京都まで辿り着けなかったはずだったと思われます。
 明智光秀から毛利氏への密使を妨害するのも、毛利氏や足利義昭から明智勢への密使を妨害するのも、或いはワザと通してやるのも既に当時の秀吉にはコントロール自在だったのではないでしょうか。

仕組みとアプローチ -  「秀吉か毛利氏が足利義昭へ故意に偽情報を流し、それが明智方へ伝わった」と言う可能性を考える

2020-09-24 12:50:42 | 明智光秀
 山崎の戦いで大敗した明智光秀がなぜ計算違いをしたのか?についてもう少し考えてみたいと思います。
 秀吉があれだけ早く毛利氏と和睦し、「中国おお返し」を強行できるとは考えていなかったわけですが、それで考えられる事の一つが「光秀が毛利氏と連絡を取り合って、秀吉の軍勢を備中に釘付けにしておける見通しがたっていた事」です。
 ただどうでしょうか、これって仮に本能寺の変の前からだと光秀が信長の存命中に敵方である毛利氏と連絡を取り合っているのだとしたら信長の逆鱗に触れるわけで、あまり考えられない事かと思えます。
 もう一つ考えられるのは光秀が秀吉を信用してしまっていたので、毛利勢との戦闘状況について暫く膠着する旨の事を秀吉から聞いてそれを信じてしまっていたケース。
 このあたりはどうなんでしょうか?
 秀吉と毛利勢が癒着していると疑い始めていたのならそれは有り得ないし、疑っていなかったのなら或いは有り得たのかも知れません。
 ただ仮に疑っていなかったとしても、信長が討たれた後には当然、主君の仇討と言う事で秀吉が敵対するのはわかっているはずですから、秀吉を信用した可能性は少ないのではないでしょうか。
 個人的な見方に過ぎませんが次に考えられるのは、「当時の征夷大将軍であった足利義昭に秀吉か毛利氏が意図的に偽情報を流し、これを本当と思い込んだ足利義昭が旧室町幕府奉公衆らである伊勢貞興などに『秀吉の軍勢は毛利勢との戦いが暫く膠着、或いは泥沼化するだろうから上洛できないだろう』と言うような事を、さもあたかも真実味が有るかのような話として伝えた」と言うものです。
 「伊勢貞興らが足利義昭から伝えられたこの話を聞かされ、毛利氏からでも秀吉からでもない情報だった為、これをつい信じてしまった斎藤利三や伊勢貞興らが信長襲撃を決意した」、と言うシナリオになるわけですが、これは可能性として有る程度は考えられると見ています。
 明智光秀の計算違い?と思える事は更に他にも有ると考えているのですが、それは気が向けば後で記事にするかも知れません。
 

仕組みとアプローチ -  台風12号 現時点の進路予想

2020-09-23 12:33:57 | 豪雨 暴風
 台風12号ですが現時点の多くの予報円ではとりあえず自宅の有る千葉県からは南に反れそうで、台風の進路の右半分にはならないような予報が多いのでひとまず安心しました。
 実は先日、また台風15号の再来になるのか?と慌てて対策の作業に追われて、正直疲れました。
 但しまだ豪雨リスクについては油断できない状況のようです。
 備えあれば憂い無し。

仕組みとアプローチ -  「塵埃感染」と言うコトバがなぜ新型コロナウィルス感染分野で使われないのか?

2020-09-23 00:25:58 | 新型コロナウィルスやパンデミック
 米国CDCがエアロゾル感染めぐる改訂を撤回したものの、仮にエアロゾル感染でなくてもエアロゾルより大きい粒子に付着した新型コロナウィルスによる感染リスクの可能性がゼロではない、と言う事に関しては前回記事の通りです。
 調べて見ると、「塵埃感染」と言う定義が以前から有ったようです。
 「塵埃」とは100㎛までのエアロゾルを含むが、そのエアロゾルよりも大きい粒子も含んでいるわけで、それに付着している細菌やウィルスなどによる感染と言うのは確かに考えられるわけです。
 ケース・バイ・ケースですが、粒子が大きければ仮にそこに多量の新型コロナウィルスを含んだ飛沫などが付着していれば、それだけ「バズーカ砲」のようなまとまりになる可能性もゼロではないはずです。
 例えば150㎛~2000㎛のような「塵埃」は多くが混雑した空気中に浮遊している事が少なくないのですが、これに限らず、床や壁面などに積もったり付着しているケースもあるのかと思われます。
 ましてやエアコンや空調機の還気口やフィルターなどにはフィルター交換前には多量の「塵埃」が有るわけです。
 ではそこでどれだけ新型コロナウィルスが生き残っているのか?と言うのは、時間や温湿度などの諸条件で定かでは有りません。
 ただ、例えばですがプラスチックの下敷きを頭髪にこすりつけて静電気を起こし、帯電した状態で人混みなどにしばらく置くとそこにはある程度の繊維屑などの「塵埃」が付着する事が有るのがわかります。
 と言うわけで「塵埃感染に対してはやはりマスクが全く効果が無いと言うわけでもない」、そして「手洗いか手袋の装着が有効な場合が多い」と言う事にもなるのではないでしょうか。