快気分析

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仕組みとアプローチ -  口永良部島で火山性地震が増加 そして「西之島の傾向則」

2019-10-19 13:28:10 | 地震 津波
口永良部島で火山性地震が増加しているようです。
 
引用開始(一部抜粋)

https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/509.html#kaisetsu

火山の状況に関する解説情報(臨時)
令和元年10月18日23時40分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台発表
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 口永良部島では、新岳火口付近の浅いところを震源とする規模の大きな地震が発生しました。火山活動が高まっている可能性があります。
火山活動の状況
 口永良部島で本日(18日)21時07分に新岳火口付近の浅いところを震源とする規模の大きな地震が発生しました。山麓で体に感じるものではありませんでした。
 
 本日は02時から08時にかけて、新岳の西側山麓のやや深い場所が震源と推定される火山性地震が8回発生しています。新岳火口付近の地震を含めると、22時までに17回発生するなど、火山性地震が多い状態となっています。
 
 今後の火山活動の推移に留意してください。

引用終了

 どうも太平洋プレートがフィリピン海プレートが押す勢いが増しているようなのですが、それは最近発生した父島近海での深い震源の地震
                     Mj  最大震度  震源の深さ        
 2019年10月19日 4時15分ごろ 父島近海 5.4   1     440km

と関係が有りそうに思えます。
 今回は深い所の固着が外れるのが先ではなく、太平洋プレートがフィリピン海プレートを押す力が増したのが先で、これにより口永良部島で火山性地震が増加したものの、その後に父島近海の深い所の固着が外れ、これがこの場所を震源とする地震となったのかと思えます。
 ですが地震の規模としてはたかだかMj5.4なのでまだ固着が十分外れて太平洋プレートがフィリピン海プレートにスムーズに滑り込むまでは行っていないのではないでしょうか。
 だとするとまだフィリピン海プレートを押す力はそれ程減ってはいないわけで、そうすると口永良部島での火山性地震はやや活発化したままとなり、西之島の火山性活動はそれ程に活発化はしない、となるはずです。
 逆に西之島の火山性活動が活発化するとなると、それは太平洋プレートがフィリピン海プレートにスムーズに滑り込んでいる証拠となると考えていますので口永良部島での火山性活動はそれ程増加はしない、と見ています。
 これが依然から当ブログ記事で書いて来た「西之島の傾向則」の一面です。