風ファーストアルバム

今日はどんより曇り空。
こんな日は、遠い記憶を辿ってみましょう。

音楽との出会いは、本屋で膨大な小説から読みたい本を探すのと一緒で、どうしても好みの方向へ偏りがちです。
新しいジャンルに挑戦しようとメディアからの情報で買ってはみたものの、期待外れや一曲良いけどあと全部ダメってのも少なくありません。
なかなか冒険できないのです。
若い頃、買ってきたLPレコードのカバーをはがす期待感がたまらなく好きでした。
でも、上述したケースも多く、全曲マイベストってのは、思えば指で数える程度かもしれません。
音楽評論家じゃないから、狭いジャンルの範囲ですけど。
今後、少しずつMy Best albumを紹介していければと思います。

「風」ファーストアルバム

1975年6月中学2年生でした。
転校した友達の家を訪ねたある日。
彼から、「これ買ったんだけど一緒に聴こうよ」って言われ、
ステレオないから近くの図書館まで行って、
視聴覚室でTDK45分テープに入れてもらったのを今でも覚えてます。
「歌謡曲？」
「フォークっていうんだって」
「フォーク？この人達はテレビに出ないの？」って言葉を交わしてました。

1.ダンシングドール 作詞 伊勢正三/作曲 大久保一久
2.海岸通 作詞・作曲 伊勢正三
3.なんとなく 作詞・作曲 大久保一久
4.星空 作詞 喜多条忠/作曲 伊勢正三
5.でいどりーむ 作詞・作曲 伊勢正三
6.ロンリネス 作詞・作曲 大久保一久
7.あいつ 作詞・作曲 伊勢正三
8.桜の道 作詞 喜多条忠/作曲 伊勢正三
9.東京1975 作詞 伊勢正三/作曲 大久保一久
10.はずれくじ 作詞・作曲 伊勢正三
11.男は明日はくためだけの靴を磨く 作詞・作曲 伊勢正三
12.お前だけが 作詞・作曲 伊勢正三

このナンバーを耳にすると、あの頃を思い出します。夕暮れ時、友達との通学路。部屋に飾ってあったポスター。好きだった女の子。音楽ってそんな効果ありますよね。

この日から、僕の音楽の趣味が始まりました。　　　つづく