
大切な大切心便。
忘れられない言葉がある。
心の扉が開かれて、ふと想い出した。
きっかけは、大谷選手。
メジャーリーグで活躍中だが、契約の際、様々な選択肢があったのだが、低年俸でも自分を理解してくれる球団を彼は選んだのだ。
何百億を捨てて、最低年俸。
私は自然に涙が溢れた。
そして、あることを想い出した。
12年程前まで。
私の実家は事業を営んでいた。
しかし、景気の波に左右され大きな負債を抱えていた。
約25億の負債。
大変な額だ。
もう会社の舵取りが上手くいかず、父親は借金をしている数社の銀行の方と頻繁に会っていた。
父親が銀行の偉い方に言われた一言を私に話したことがある。
『心臓売ってでも金にしろ』
厳しい言葉で取り立てをしなければならないのでしょう。銀行の方の立場もあるでしょう。この言葉の前後もあったのかもしれません。
しかし、とっても胸が痛くなる響き、言葉
『心臓売ってでも金にしろ』
私は大学を卒業して、夢を追っていましたがその後、事業は倒産し、夢を捨て実家に帰ることになるのです。
『お金と命』
『命とお金』
大谷選手を見て
とめどもなく涙が溢れて止まらない
ママノリア