精神療法家 増井武士のブログ・バリ島日本人自殺予防ヴィラオーナー(レンタル可)

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清田さんのコンメントへのお答え

2018-09-16 19:05:50 | 日記
 バリの会や、早急に執筆したい本があったりで、清田さんのコメントへのお答えが、随分、遅くなりました。
以前、清田さんから、私の宗教性についてのお尋ねがありました。

今、ほぼ書き上げた本の中で、内なる宗教について述べているのですが、そのことは、なかなか言葉に成りにくいのです。
「私の心の中で深く流れるのは、仏の慈愛がこの私に向けられていることが体験的に、わかった!」と云う宗教的な得心体験を抜きには語れません。
そのような体験は、内省とか反省とかとは次元が違い、仏に照らされて、我が身の程が解ると云う「絶対的な自己否定」と、地獄に落ちていくしかないという新たな自己の発見から、生まれ変わる私の再生です。

私は、この世は嘘ごと戯言(ざれごと)の固まりであり、仏との関係だけが真実であると心の深いところで思っています。それだから少しだけでも、まともなところを探そうとして、心理臨床家になりました。
だから、私は、この世をどこか深いところで見切っています。

私には、この世でしょせん頼れるのは、臨床的な事実とありのままの私という事実です。このような割り切りが、私の文体や生き方になっていると思います。
仏の私にかけられた願いが解ると、他人への願いなどは雨粒のようなものですが、しかし、この雨粒も仏からいただいたものと思います。

このような私の宗教性に興味を持たれる方は、親鸞聖人の教えを記した「歎異抄」を読まれると良いと思います。

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1 コメント

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心より感謝申し上げます (Unknown)
2018-09-22 00:29:28
「善人なおもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」は我々にとって大変有名な親鸞の言葉です。これは「自力の心を翻して、一心に阿弥陀如来の力を頼めば、元々悪人を成仏させたいと願う弥陀の本意で往生させて頂けるのだ」という有難い言葉だと思っています。
無限の空間と無限の時間を持つ大宇宙(アミターバ、アミタユース、阿弥陀仏)に満ちるエネルギーは、昔から各国で神、アッラー、空、無、道、ソフィア、ブラフマンなど色々な呼び方をされています。
自分もまた嘆異抄を何度も読み、仏の愛をより感じられるよう祈ると共に、仏の手となり足となり、患者様皆さんや袖振り合う方々に、それぞれの思想・宗教の中で、そのような絶対的な安心感を感じる助けとなるよう、これからも歩んで参ります。
メッセージ頂き、嬉しいです。本当にありがとうございます。
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