武田じゅうめい 旅人は風に向かって進む

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人にはニッポンが足りない

400Mリレーで悲願の銅メダル。 星野ジャパン敗れる。

2008年08月23日 | 人生の意味
日本の悲願、400M男子リレーで銅メダルを獲得した。
塚原直貴(富士通)末続慎吾(ミズノ)高平慎士(富士通)朝原宣治(大阪ガス)の4人のアスリートがやってくれた。
何とトラックでは80年ぶりの快挙だという。
日本時間、昨日、夜の11時10分号砲が鳴った。
日本の走りとバトンリレーは、美しい芸術を見るようだった。
一人の走者が走っているような流線型の華麗なバトンタッチ。
肉体の高ぶりと精神の集中。 38秒15の息を呑むドラマがあった。
強豪のアメリカとイギリスが予選においてバトンミスで敗れる幸運はあったが、その運を引き寄せたのは彼らの実力であった。

星野ジャパン、韓国に敗退。
残念ながら、韓国の方が力は上だった。
敗因は、この間ずっと言い続けてきたが、精神的にはチームリーダーの不在であり、技術的には貧打線、そして星野監督の采配ミスと人選ミスを挙げねばなるまい。
新井は、まだまだ4番の風格には欠ける。また、村田は、守備が緩慢で、打つ方も扇風機のように空回りして、やる気が見えなかった。
打線全般では、たまたま不振というより、力のあるバッターが少ない。
なぜ、セ打撃5位で百戦練磨の宮本を使わずに、足が痛くてまともに走れない川崎が先発なのか。 途中で川崎の代打に出た宮本はレフト前にヒットを打った。
2番荒木は非力で全然打てなかった。 中島、GG佐藤、森野は全く打てる雰囲気がなく、結果的にも凡退の連続だった。
また、GG佐藤の2度の致命的なエラーはひどかった。高校野球以下の守りだったが、特に8回裏の守りでは、レフトフライをグラブに入れながら落球とは言葉も出なかった。太陽光線に目がくらんだ。なぜサングラスを帽子に乗せて、目にしなかったのだろうか。 怠慢プレイだった。
さて、ピッチャーの起用だが、プライドの高い杉内を4回で替えてどうする。
GG佐藤のトンネル・エラーが原因で点を失った。 また7回に藤川が韓国のホームランバッター・イーデホを敬遠気味に歩かせたが、真っ向勝負するべきだった。なぜなら、1塁に歩いたイーデホに代走が送られたからだ。韓国の監督のファインプレイだった。あれは日本にとって予想外でショックだった。
まだ7回なのに、ホームランバッターに代走を送って、勝負をかけてくるとは日本側は予想しなかった。
そして、8回裏、岩瀬、涌井が韓国に痛打を浴びて4点を失った。
巨人の李は岩瀬から逆転のホームランを打ったが、李が一番好きな真ん中低めにくるカーブだった。岩瀬に温情をかけた星野だったが、ここは楽天のマー君だった。活きのいい若手を起用すべきだった。
小刻みに日本の一流ピッチャー、杉内、川上、成瀬、藤川、岩瀬、涌井を投入したが、回を重ねるごとにピッチャーが弱気になっていったのは、韓国打線に対する1発恐怖症と味方打線に対する不信感のような気がした。
とにかく、日本の打線は打てる雰囲気がなかったし、凡打の繰り返しだった。
今さら言っても始まらないが、松中、金本、中村紀洋、小笠原、由伸、栗原、和田、鳥谷、谷クラスの打者がいないのだから、打線に凄みがない。
また韓国が恐れていた一発の阿部をDHに使わないのだから、星野、山本、田淵の起用采配に疑問が残った。
星野ジャパン惨敗の巻きであった。
コメント
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