武田じゅうめい 旅人は風に向かって進む

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人にはニッポンが足りない

世界の真実、日本の甘え

2008年08月04日 | 国際外交の真実
アメリカ。
この国は自分勝手な国だが、信頼はできる。
但し、そういう相手に当たればの話だが。
日本人が驚くほど、アメリカ人は「エロガント」 という言葉を良く使う。
聞き慣れないと、日本人はエレガント(優雅)と間違いやすい。 最初に述べた言葉は、優雅ではなく(傲慢)という意味だ。
つまりアメリカ人は傲慢な人が多い。 その反動か、キリストのように右頬を叩かれたら、左頬を出すような人も多い。 どちらがアメリカ人の特徴か、と問うのは、日本は単民族だと信じている日本人にとって混乱の元になる。
さて、前置きが長くなったが、米原子力潜水艦ヒューストン。
佐世保で放射能漏れがあった。 4ヶ月後の発覚と通報の遅れに、「米軍も日本政府も信用できない。寄港した沖縄でも事故があったのではないか」 と地元は憤る。
アメリカは、原子力潜水艦に放射能漏れは起きないと公言するが、例えて言えば、車は排ガスを出さないと言うようなものだ。
しかし、誤解しないでもらいたいのは、ここでアメリカ、あるいは米軍を非難しているのではない。 これを問題にする前に、日本の周辺は緊張感に覆われていることを我々は知らなければならない。
北朝鮮、韓国、中国、台湾などは、隙あらば日本に侵攻するぞという潜在的な危険性を持った国ばかりだ。 北朝鮮は論外だが、韓国の国会では秘密会で、日本侵攻・占領が声高に話し合われた。 また、最近の台湾では国会で首相が、「事ある場合は、日本と戦争も辞さず」 と公式に答弁しているのだ。 そして共産帝国・中国は、洋服の下には、いつも鎧を着ているような国だから、常に緊張感を持って対処しなければ、寝首をかかれる。
さて、本当にあった話。
ある日本企業が中国に新工場を作った。 私の友人Aが中国・上海に駐在勤務を始めた。 そして毎週月曜日に中国人の通訳を介して朝礼をしていたのだが、朝礼後に変な雰囲気になるので気になっていたのだという。 そして仲良くなったある中国人から、ある事を教えられた。 「Aさん、あの中国人の通訳には気をつけなさい」 と言う。 その理由を聞くと、最初は言いづらそうにしていたが、意を決したように、「朝礼で、あの中国人通訳は貴方の言葉を通訳しないで、日本の悪口ばかりを言っているのです」 と聞かされてAさんはびっくりしたそうだ。
その中国人通訳は首にしたが、逆恨みをされて、「あの日本人を殺してやる」 と脅かされたという。Aは住む家を替えて、ガードマンも雇ったということだった。
つまり、日本の常識はアジアに出て行ったら通用しないということだ。
もちろん、中には立派な人もいるが、日本人は無類のお人好しだから、日本の常識で物事を判断したら間違うことが多い。
さて、中段も長くなってしまったが、要は今の日本は米軍に頼るしかないということだ。
「だから、少々のことには目をつぶれ」 と言うのは、何とも悲しいことだが、それが世界とアジアの現実だ。 憲法も改正せず、自衛権も明記せず、我が国防軍(自衛隊)を日陰の子供のようにしている限り、こういう現実は甘受せねばならぬ。
(ムラマサ、一閃)

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