TAKAYAN'S ROOM

主にゲームブックを楽しんでいます

《雪の魔女の洞窟》 第140話 入らないほうがいいわね

2024年01月24日 23時25分51秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
私は川に沿って、坂道を進んでいく。ああ、苦しい…
(体力点-1、12→11)

それでも頑張って歩いていくと、大きな木の切り株があった。

マーテル「あら?」

よく見ると、切り株の中は空洞になっている。

マ「思わず通り過ぎちゃうところだった。ちょっと調べてみようっと」

太い蔦が大木の根から切り株を伝って、空洞へと続いている。
私は空洞の中を覗いてみた。かなり深い所まで蔦は伸びているみたいだけど…

マ「誰か住んでいるのかしら…?」

・蔦を引っ張ってみる

・空洞の中に入ってみる

・渓谷を歩き続ける

マ(こんな所にペン=ティ=コーラがいるとは思えないわ)

私は渓谷を歩き続けることにした。


★ステータス
技術点 11/12  体力点 11/20  運点 12/12

★持ち物

戦鎚
革の鎧

ザック
金貨98枚
食料3食分
マント
魔法の銀の笛
勇気の護符
スリング
鉄の玉×1
金の指輪
銅の指輪
竜の卵
星形の金属板
四角い金属板

★メモ
白いネズミに気を付けること
一度だけ魔神に助けてもらうことができる
グル・サン・アビ・ダァル
健康の薬を飲んだ
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《雪の魔女の洞窟》 第139話 受難の始まり

2024年01月24日 20時36分19秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
マーテル「はあ… はあ…」

全身の力が抜けていくようだわ。
(技術点-1、12→11 体力点-1、9→8)

マ(む、無理してでも食べなきゃ…)

私はザックから食料を取り出して食べることにする。
スタミナが尽きたら、そこで終わりだもの…
(食料-1、4→3 体力点+4、8→12)

マ「はあ… はあ… 赤速との約束…」











月岩山地の麓に近づくにつれて、勾配が急になってくる。

マ(どっちへ行けば、ペン=ティ=コーラが見つかるの…?)

・このまま東へ進んで、川に沿って山地に入り込む

・前方に見える吊り橋を渡り、山地の麓に沿って南へ進んでいく

あの吊り橋を渡る元気は無いわ…


★ステータス
技術点 11/12  体力点 12/20  運点 12/12

★持ち物

戦鎚
革の鎧

ザック
金貨98枚
食料3食分
マント
魔法の銀の笛
勇気の護符
スリング
鉄の玉×1
金の指輪
銅の指輪
竜の卵
星形の金属板
四角い金属板

★メモ
白いネズミに気を付けること
一度だけ魔神に助けてもらうことができる
グル・サン・アビ・ダァル
健康の薬を飲んだ
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《雪の魔女の洞窟》 第138話 惜別

2024年01月24日 17時16分29秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
私と赤速は二人三脚で歩き続ける。

マーテル「はあ… はあ…」

体が重い… なかなか進めない…

赤速「マーテル… もう… いいんだ…」

マ「大丈夫… 心配しないで…」

赤「君は… 何もかも… 自分のせいだと… 思っているんだろう…?」

マ「そ、そうよ… 私が羊皮紙の解読を頼んだから…」

赤「だったら… 僕に… 償え…」

マ「わ、私にできることなら、何でもするわ…」

赤「言ったな…? じゃあ… 約束だ… 死なないでくれ…」

マ「えっ…?」

赤「〈死の呪文〉に… 負けるんじゃないぞ… 僕の分まで… 生きろ…」

マ「お安い御用よ。だけど、あなたも死なせない」

赤「負けたら… 絶対に… 許さ…」

マ「あ、赤速!?」

赤速が私の腕に指を食い込ませた。そして何も言わなくなった。

マ「赤速、どうしたの!?」

返事は無い…











マ「赤速────!」











〈死の呪文〉が赤速の命を奪ったんだわ…

マ「……」

私は無力だった… あなたを救えなかった…

マ(何がアナランドの勇士よ? よくそんな偉そうなことが言えるわね!)

もう疲れちゃった… 私に冒険者の資格なんか無い… ここで赤速と一緒に…











…! 彼は私に言った。

 僕の分まで… 生きろ…











マ「覚悟はできているわ… でも…」

シャリーラの呪いに負けるわけにはいかない…

マ「私… 頑張ってみる…」

私は赤速を草地に葬ると、急いで月岩山地へ向かう。

マ「赤速… さようなら…」


★ステータス
技術点 12/12  体力点 9/20  運点 12/12

★持ち物

戦鎚
革の鎧

ザック
金貨98枚
食料4食分
マント
魔法の銀の笛
勇気の護符
スリング
鉄の玉×1
金の指輪
銅の指輪
竜の卵
星形の金属板
四角い金属板

★メモ
白いネズミに気を付けること
一度だけ魔神に助けてもらうことができる
グル・サン・アビ・ダァル
健康の薬を飲んだ
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《雪の魔女の洞窟》 第137話 生きるわよ

2024年01月24日 13時38分02秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
赤速「ああ… 意識が… 薄れていく… もう… 動けない…
  君だけでも… ペン=ティ=コーラに… 会って…
  呪いを… 解いて… もらうんだ…」

マーテル「〈死の呪文〉ですって!? 私は信じないわ!」

赤「雪の魔女の呪いは… 決して… 甘くない…
 いずれ… 君の… 体にも… 症状が…」

マ「ちょっと転んだだけよ。あなたも少し休めば…」

赤「君が… 僕より… 元気な理由は… わかっている…」
 
マ「えっ?」

赤「君は… ダーク・エルフが… 持っていた… 健康の薬を… 飲んだだろう…?
 あの薬が… 〈死の呪文〉の… 進行を… 抑えているのさ…」

マ「そうだったの。私って、最低ね。一人で飲んじゃって…
 それに、私が羊皮紙の解読を頼んだせいで…」

赤「気にするな… 僕は… 君に… 会えて… 良かった…」

マ「私も赤速に会えて良かったと思うわ。さあ、頑張って旅を続けるわよ」

赤「もう… 動けない… ああ… 天から… 迎えが… 来る…」

マ「赤速…」

赤「いいんだ… 〈水晶の洞窟〉は… 地獄だった… 
 君のおかげで… 僕は… 救われたんだ…
 もう… 思い残す… ことは…」

マ「ペン=ティ=コーラを見つければいいのね?」

私は赤速に肩を貸す。

マ「うっ…」

細身のエルフとはいっても、やっぱり重い…

ドサッ…

マ「あははははっ、また転んじゃった…」

赤「マーテル…?」

マ「私があなたを連れて行くわ。ゆっくりでもいいから進もう」

赤「無理だ… 僕に構わず… 行ってくれ…」

マ「きっとペン=ティ=コーラが救ってくれる!」

赤「……」

マ「〈死の呪文〉なんかに負けないわよ!」

私の好奇心のせいで… 赤速、絶対に死なせない!


★ステータス
技術点 12/12  体力点 9/20  運点 12/12

★持ち物

戦鎚
革の鎧

ザック
金貨98枚
食料4食分
マント
魔法の銀の笛
勇気の護符
スリング
鉄の玉×1
金の指輪
銅の指輪
竜の卵
星形の金属板
四角い金属板

★メモ
白いネズミに気を付けること
一度だけ魔神に助けてもらうことができる
グル・サン・アビ・ダァル
健康の薬を飲んだ
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《雪の魔女の洞窟》 第136話 シャリーラの呪い

2024年01月24日 11時03分17秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
マーテル「はあ… はあ… う~ん…?」

私と赤速は赤水川の岸に沿って歩き続ける。だけど、何か変だわ。

マ「うう…」

ドサッ…

あれれ? 転んじゃった…

マ(どうしたっていうの…? か、体が…)

涼しい風が吹いているというのに、汗が止まらない。
心臓の鼓動が異常なほどに速くなっている。

赤速「す、少し… 休もうか…」

マ「え、ええ…」

赤速も私と同じように苦しそう…

マ「────!?」

赤速の方に振り向いた途端、私は全身の血が凍りつきそうになった。
彼の顔は真っ青で、瞳は輝きを失ってしまっている。

赤「マーテル…」

マ「な、何…?」

赤「〈水晶の洞窟〉で… 僕が解読した… 羊皮紙の… ことを…
 覚えているかい…?」

マ「意味不明の文が書かれていたわ。確か…」

 ケルノ〈サネザヤメヲ〉トネユ。
 ケネムザワユヲゾメネモマソメネノオトヨジサニネ。
 -サモラーヨ-


赤「あれは… 〈死の呪文〉… だったのさ…
 あの呪文を… 僕は… 口に出して… 読んでしまった…
 そして… 君も… 聞いてしまった… 文字を… 見てしまった…」

マ「────!」

その〈死の呪文〉のせいで私たちの体が…? まさか…!

赤「ペン=ティ=コーラに… 会わなければ…」

マ「ペン=ティ=コーラ…?」

赤「彼なら… 僕らを… 救ってくれるはず…」

マ「だったら、急がなくちゃ!」

赤「いや… もう… 間に合わないかも… しれない…」

健康の薬を飲んだことがある

・飲んだことがない

イアン=リビングストン、そんなことを聞いている場合じゃないわよ!


★ステータス
技術点 12/12  体力点 9/20  運点 12/12

★持ち物

戦鎚
革の鎧

ザック
金貨98枚
食料4食分
マント
魔法の銀の笛
勇気の護符
スリング
鉄の玉×1
金の指輪
銅の指輪
竜の卵
星形の金属板
四角い金属板

★メモ
白いネズミに気を付けること
一度だけ魔神に助けてもらうことができる
グル・サン・アビ・ダァル
健康の薬を飲んだ
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