TAKAYAN'S ROOM

主にゲームブックを楽しんでいます

国際版 少年少女世界童話全集⑬ 《アラジンとふしぎなランプ》

2022年11月28日 18時00分00秒 | 童話
今回の舞台は中国です。




不思議なランプ… 何が起こるというのでしょう。




それでは、ケースから本を取り出して…




知らない人には近づかないほうがいいですよ!




その魔法使いとは何者なのか?




有名なタイトルですが、意外にストーリーを覚えていなかったり…




中国にアラジンという少年がいました。
父親が仕事を覚えさせようとしても、アラジンは遊んでばかりいます。




やがてアラジンの父親は死んでしまいました。
ある日、アラジンが町を歩いていると、見たことのない男に声を掛けられます。
男はアラジンに『わしはお前の叔父だ』と言います。
しかし、彼の正体は悪い魔法使いなのでした。




魔法使いはアラジンを山へ誘い込むと、呪文を唱えました。
すると、地面が真っ二つに割れたではありませんか!

『この中にあるランプを取ってこい』

そう言って、魔法使いはアラジンに魔法の指輪を渡しました。
断ることができず、アラジンは穴の中へ…




どういうわけか、穴の中には木が生い茂っていました。
その枝には木の実ではなく、宝石が実っています。
透き通ったダイヤモンド… 赤いルビー… 美しい緑色のエメラルド…
アラジンは宝石をポケットに詰め込みます。
そのとき、魔法使いの声が聞こえてきました。

『おい、早くランプを渡せ!

しかし、アラジンは自力で穴から出ることができません。

『おじさん、僕を引き上げてよ』

アラジンは魔法使いに頼みました。

『人に見られたら、それこそ一大事だ』

驚いたことに、魔法使いは呪文を唱えて穴の入り口を塞いでしまいます。




『もう出られない…』

アラジンは流れる涙を手で拭き取ろうとしました。
すると、土の中から大男が現れます!
魔法使いから渡された魔法の指輪の力です。




大男に助けられて、アラジンは外に出ることができました。




お母さんは喜びます。
アラジンが穴の中で見つけたランプを磨こうとすると、
またもや大男が現れます。




この大男もアラジンたちの言うことは何でも聞いてくれました。
アラジンが持ち帰った宝石と大男のおかげで、二人は幸せに暮らしました。




そして月日は流れ、アラジンも結婚を考える年頃になりました。
ある日、町で見かけた美しい姫の顔が忘れられないアラジン…
ところが、お姫様の父は気が短い王様だという噂が…




お母さんはアラジンが子供の頃に持ち帰った宝石を王様に献上します。




王様は贈り物に満足して、アラジンと姫は結婚することになりました。




ある日のことです。
アラジンが出かけている間に、あの魔法使いがやってきました。
魔法使いは召し使いたちを説得すると、新しいランプを差し出します。
そして代わりに不思議なランプを持って帰りました。
魔法使いは不思議なランプの力でアラジンの宮殿をアフリカへ運び去ります。
そしてアラジンのお母さんやお姫様も拐われてしまうのでした。




何もかも失ってしまったアラジン… いや、まだ魔法の指輪が残っています。




アラジンは魔法の指輪の力で大男を呼び出しました。
お姫様とお母さんは助けられ、宮殿も中国に戻りました。




三人共、美人ですね。




こんな美しい人が何をしたのか…?




寝ている間に…




広大な砂漠… オアシスは見つかるでしょうか。




あまりに巨大な相手…




人類にとって、自然こそが最大の脅威…




着物の女性… 美麗な挿絵です。


久々に読んでみましたが、時間を忘れて楽しめました。
いつか《アラジンとふしぎなランプ》以外の作品にも目を通してみたいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国際版 少年少女世界童話全集⑫ 《やぎかいと王女》

2022年11月23日 13時00分00秒 | 童話
やっと第12巻です。




年内に全20巻の記事を書き終えたいので…




ペースを上げなくてはなりません。




名作は世紀を越えて語り継がれます。




若者は王女と結婚できるでしょうか。




では、じっくり読むとしましょう。




すごく美しい王女の噂を聞いて、一人の若者が城へやってきました。
彼は野原でヤギを育てているそうです。
王様は『王女を手に入れたければ、試験を受けろ』と言います。
しかし、心の中では、『貧しい者に娘を渡すか』と思っているのでした。




最初の試験は王女が投げたリンゴを矢で射ることです。
若者は見事に全てのリンゴに矢を命中させました。
他の挑戦者たちとは違って、こういうことには慣れているようです。
喜ぶ若者に王様は次の試験を説明します。

『わしが野に放った百匹のウサギを全て捕まえてこい』

そんなことができるはずが…




若者が王様の無理難題に頭を痛めながら歩いていると、
みすぼらしい感じのお婆さんに出会いました。
お婆さんは空腹で困っているようです。
若者が一切れのパンをあげると、お婆さんはお礼に笛をくれました。




さて、試験の当日です。王様は百匹のウサギを野原に放しました。
若者は慌てず騒がず、お婆さんにもらった笛を吹きます。




すると、逃げ出したウサギたちが戻ってきたではありませんか。

『こんな貧しい男と結婚させられるなんて…』

王女は召し使いに頼んで、貧しい身なりの娘に変装しました。
そして若者からウサギを恵んでもらおうという魂胆です。
百匹のうちの一匹でもいなければ、若者は試験に合格しませんからね。




変装した王女は若者に『ウサギを恵んでほしい』と頼みました。
若者は『靴の紐を結んでくれたら、一匹だけ差し上げます』と言います。
他人の靴の紐を結ぶなんて、すごく屈辱的ですが、背に腹は代えられません。
王女は若者の言う通りにしました。そしてウサギを一匹もらいました。
ところが、若者が笛を吹くと、ウサギは逃げ出してしまいます。




次は王様が百姓に変装して、若者からウサギを恵んでもらおうとします。
若者は『ロバとキスをしたら、一匹だけ差し上げます』と言います。
王様は我慢してロバとキスをして、ウサギをもらいました。
しかし、若者が笛を吹くと、そのウサギも逃げ出してしまうのでした。
どうやっても若者からウサギを奪うことができません。




お婆さんのくれた笛のおかげで、若者は他の試験も難なくクリアします。




結局、王女は若者と結婚することになりました。
初めは嫌がっていた王女でしたが、やがて若者の魅力に気付きます。
彼は相当な知恵者だったのです。二人は幸せに暮らしたそうです。




カラスにされた七人の息子たち… 元の姿に戻れるのか?




自信満々で旅立ちますが…




本日の成果を親分に報告します。




追われる身ですが、休息も必要です。




美しい…




ちょっと派手な色ですね。




本物の悪魔ではなく、仮装です。




美しき伯爵夫人…




入らないほうが賢明…?


この巻ですが、まだ熟読できていません。
時間があるとき、ゆっくりと読んでみるつもりです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国際版 少年少女世界童話全集⑪ 《すずのへいたい》

2022年11月15日 22時00分00秒 | 童話
アンデルセンの作品です。




ちょっと悲しい物語…




一本足の兵隊が主人公です。




紙工作の城の庭…




錫の兵隊の想いはバレリーナに届くのでしょうか。




アンデルセンの作品が四つも収録されています。




男の子が箱から兵隊の人形を取り出して遊んでいます。
兵隊は全部で二十五人いましたが、その中の一人だけは一本足でした。
材料の錫が足らなかったらしいのです。




一本足の兵隊は箱の陰からバレリーナの人形を見つめます。
彼女は白いドレスを着て、額には大きな宝石が付いています。
すごく美しいバレリーナです。一本足の兵隊は一目惚れしました。




そんな兵隊を小鬼が嘲笑います。しかし、兵隊は小鬼を無視しました。
怒った小鬼は兵隊に呪いの言葉を浴びせます。
すると、男の子が部屋に来て一本足の兵隊を窓際に置きました。
風が吹き、兵隊は窓から真っ逆さまに落ちていきます。
男の子が兵隊を窓際に置いたのも、そのときに吹いた風も、
きっと小鬼の魔法の力に違いありません。




男の子は一本足の兵隊を探しましたが、見つけられませんでした。
兵隊は逆さまの状態で敷石の間に挟まっていたのです。
やがて激しい雨が降り始めたので、男の子は探すのを諦めます。




雨が上がると、通りすがりの二人の少年が錫の兵隊を見つけました。
彼らは古新聞で作った小舟に兵隊を乗せると、川へ浮かべます。
急な流れの中を小舟は進みます。




ネズミが通行証の提示を求めますが、どうすることもできません。
錫の兵隊は動けないですし、小舟も止まらないのですから。




波が激しくなり、小舟に水が… 一本足の兵隊は沈んでいきます。




そして大きな魚に飲み込まれてしまうのでした。













不意に辺りが明るくなりました。
兵隊を飲み込んだ魚は川で釣られて、それを女の人が買ったのです。
そして魚を捌くと、一本足の兵隊が出てきたというわけです。

『まあ、錫の兵隊が帰ってきたわ』

そう、幸運にも兵隊は元の家に帰ることができたのです!
あの男の子がいる… 紙工作の城がある… そして…

『美しいバレリーナも…』

錫の兵隊はバレリーナを見つめました。
そのときです。男の子が一本足の兵隊を暖炉へ投げ込みました。




なぜ…!? あの意地悪な小鬼の魔法に決まっています!




熱い炎の中から兵隊はバレリーナを見つめました。




すると、バレリーナも兵隊を追うように暖炉の中へ…
二人は燃え尽きてしまいました…




翌朝、暖炉の中からハート型の錫の塊と美しい宝石が見つかりました。
これらは兵隊とバレリーナの永遠の愛の印なのです…




《赤いくつ》も有名な作品です。




鮮やかな赤色の靴に魅せられたカーレン…




教会へ行くなら黒い靴を履かなければならないのに、
カーレンは赤い靴を選びます。




赤い靴を履いたカーレンに冷たい視線が…
しかし、カーレンは上の空でした。




次の日曜日のことです。
教会の入り口でカーレンは片足の兵隊に出会いました。
カーレンの履いた赤い靴を兵隊が触ると…




カーレンの足が踊り始めたではありませんか!
いや、正確に言うならば、赤い靴が勝手に踊っているのです。




カーレンが疲れても、赤い靴は踊るのをやめませんでした。
脱ごうとしても、足から外れません。

『ああ、お願いだから休ませて…』

そのとき、カーレンの前に天使が現れました。




『ああ、私をお助けください…』

『何を言う。お前は赤い靴を履いたままで、いつまでも踊るのだ』

『そんな…』

カーレンは思いました。
これは赤い靴を履いて教会へ行った自分への罰なのだと…




森の中でカーレンは罪人の首を切る役人に出会います。
カーレンは役人に頼みました。

『まだ死ぬわけにはいかないのです。罪を改めたいのです』

『ならば、どうしろと言うのだ?』

『首ではなく、足を切ってください』

役人は頷くと、斧を振り下ろしました。
こうしてカーレンは踊ることから解放されました。
しかし、切り落とされたカーレンの両足は踊り続けています。
もちろん、赤い靴を履いたままで… カーレンは目を覆いました。




役人はカーレンに木の義足と松葉杖を作ってくれました。
カーレンは教会へ向かいますが…




道中で赤い靴が踊っているのを見て、震え上がるのでした。




カーレンは人々のために働くことで罪を償うことにしました。
お金なんかいらない… 人間らしい心が欲しい…




カーレンの前に天使が現れました。
手には剣ではなく、美しい花の枝を持っています。

『お前は許された… もう苦しまなくてもいいのだ…』




天使が壁に花の枝を当てると、部屋が広がっていきます。
そして目の前に大きなパイプオルガンが現れました。
讃美歌を歌っている子供たちの姿が見えます。お祈りをする人がいます。
いつの間にかカーレンは教会にいたのです。




麗らかな光に包まれて、カーレンは天に召されました。
もう赤い靴なんかに惑わされることはありません。
いつまでも幸せに過ごしていけるでしょう…




力強く育つ姿…




一人の美少女が救われました。




十二人の乗った馬車… 何頭の馬が引いているのでしょう?




嫉妬する女王…




火事には気を付けましょう。




青空の下で…




何が入っているのか? 気になる…


大人になった今でも楽しめます。どの作品も名作です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国際版 少年少女世界童話全集⑩ ピーター・パン

2022年11月12日 20時00分00秒 | 童話
少年少女世界童話全集の第10巻は…




心優しい少女と永遠の少年の物語です。




この巻も状態は悪いです…




因縁の対決!




本当の主人公はウェンディーかもしれません。




どんなドラマが待っているのか…




ロンドンの町にウェンディーという女の子がいました。
彼女はダーリング家の長女で、二人の弟がいます。
それに、両親がいるので、五人家族というわけです。
いや、もう一人…じゃなくて、もう一匹いました。
ナナという名前の犬です。




真夜中になると、一人の少年が現れることがあります。
この少年こそがピーター(ピーター・パン)なのです。




ある夜のことです。いつものようにピーターがやってきました。
ところが、ピーターはナナに見つかってしまいます。
ナナが追ってくるので、ピーターは慌てて逃げました。




ピーターはナナに自分の影を取られてしまいました。
窓から飛び出したとき、影だけが逃げ遅れてしまったのです。
ピーターはティンク(ティンカー・ベル)という妖精に相談して、
影を取り戻そうとします。
クローゼットの中から影を見つけましたが、うまく体に付けられません。
そのとき、ウェンディーが部屋へ入ってきました。
ピーターとティンクを見てもウェンディーは驚きませんでした。




ウェンディーは針と糸でピーターに影を縫いつけるのでした。
ピーターはウェンディーにドングリの首飾りをプレゼントします。
それから御伽の島のことを話すのでした。
ピーターの話を聞くと、ウェンディーは島へ行ってみたくなりました。
御伽の島には六人の迷子がいるそうです。
ピーターはウェンディーに『彼らのお母さんになってほしい』と言います。
ウェンディーはジョンとマイケルも一緒にという条件で、
御伽の島へ行くことになりました。




ピーターが粉を振り掛けると、ウェンディーたちは空へ舞い上がりました。




島が見えた途端、一本の矢が飛んできてウェンディーの胸に…
しかし、矢はドングリの首飾りに刺さっていました。
ピーターのプレゼントがウェンディーの命を救ったのです。




ウェンディーが撃たれた理由がわかりました。
ティンクがピーターとウェンディーの仲に嫉妬していたのです。
それで子供たちにウェンディーを撃つように頼んだのです。
ティンクは謝りましたが、ピーターは許しませんでした。
二人は一週間だけ絶交することになりました。




御伽の島のお母さんになったウェンディーは忙しい日々を過ごします。




海には美しい人魚が泳いでいます。
しかし、彼女たちは急に姿を消してしまいました。
フック船長の率いる海賊の一団がやってきたのです!




フック船長はピーターに右手を切り落とされた恨みがあります。
さあ、一対一の勝負です!




ピーターの仲間たちもフックの子分と戦います。
しかし、途中でワニが襲ってきたので、海賊たちは逃げ出しました。
フック船長も海へ飛び込みます。




次の日の朝、大勢のインディアンたちがやってきました。
先頭に立っているのはインディアンの酋長です。
ピーターの顔から血の気が引きます。彼らは何が狙いなのか…?




酋長の娘であるリリーがピーターに挨拶しました。
彼女はピーターに助けてもらったことがあるそうです。
インディアンたちはピーターに恩を返しにきたというわけです。
心強い味方ができました。




その頃、ウェンディーの両親は悲しんでいました。
もう子供たちは帰ってこないのか…
ウェンディーと二人の弟も両親のことを忘れてはいません。
三人はロンドンへ帰る支度を始めます。
また、御伽の島の子供たちも『ロンドンへ行きたい』と言いました。
ピーターは引き止めようとはしませんでした。




そんなとき、またフック船長たちが攻め込んできました。




ウェンディーがフック船長に捕まってしまいます!




次にフック船長はピーターの隠れ家へ向かいました。
中を覗くと、ピーターが眠っています。

(今なら確実に剣で…)

しかし、ピーターの寝顔を見た途端、フックは気が変わりました。
彼は剣ではなく、毒薬でピーターを殺そうとします。




数時間後、戸をノックする音でピーターは目を覚まします。
飛び込んできたのはティンクでした。
ティンクからウェンディーたちが拐われたことを聞いて、
ピーターは剣を取りました。
そして薬を飲んでから出発しようと思って、瓶を取りました。
薬のことはウェンディーに厳しく言いつけられていたからです。
ところが、瓶を持った途端、ティンクが慌てて止めました。

『それには毒が入っているのよ!』

しかし、気紛れのティンクの言葉なんて信じられません。
ピーターは耳を貸さずに薬を飲もうとしました。
ティンクは強引に瓶を奪い取ると、中身を自分で飲んでしまいました。




ティンクはフック船長が毒を盛っているのを知っていたのです。
ピーターは瀕死のティンクに謝りました。ティンクはピーターに言います。

『励ましてくれる人がいれば、私は元気になる…』

ピーターが祈ると、ティンクを励ます人々の声が響いてきました。
ティンクが少しずつ元気を取り戻していきます。
もう大丈夫でしょう。さあ、ウェンディーたちを助けに行かなければ!




果たして間に合うのでしょうか…




フック船長はウェンディーだけでなく、六人の子供たちも殺すつもりです。




もう助からないのか… そう思ったとき…




間一髪でピーターが駆けつけました。
ピーターはウェンディーを縛っている縄を解くと、フックと対決します。




ピーターの剣が閃き、フックは海に落ちました。
これで何もかもが終わりました。




ウェンディーは二人の弟と御伽の島の六人を連れて我が家に帰ります。




お母さんは喜びました。




ピーターはティンクと共に御伽の島へ帰ります。
彼は学校が嫌いですし、大人になりたいとも思っていません。
いつまでも少年のままで自由に生きていきたいのです。




ウェンディーたちは二人を笑顔で見送ります。
これが最後ではなく、また会える日が来ると信じて…


初めて熟読しましたが、名作と言われる理由がわかったような気がします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国際版 少年少女世界童話全集⑨ 《かえるの王さま》

2022年11月10日 16時00分00秒 | 童話
《鉄のハインリヒ》とも呼ばれる作品ですね。




お姫様にカエルの気持ちは届くのか…?




さあ、ケースから本を取り出して…




こんな大きなカエルが訪ねてきたら、誰だって引きます…




カエルが人間のお姫様と友達になりたい理由は…?




目次です。相変わらずのボリュームです。




ある日、お姫様は金のボールを泉に落としてしまいました。




このままでは、ボールは沈んでしまいます。そこへ颯爽と現れたのは…




汚ならしいカエルでした。




『ボールを取ってきたら、友達になってくれますか?』

カエルは姫に聞きました。もちろん、姫は嫌がります。

(何て図々しいの。カエルの分際で…)

しかし、姫にとっては大切なボールです。姫は答えました。

『カエルさんの言う通りにするわ』




姫の返事を聞くと、カエルはボールを取ってきてくれました。




次の日の夜、カエルが城へ来ました。姫は驚きます。




姫が王様に事情を話すと…




王様は『約束を破ってはいけない』と言うのでした。




姫が愛用している皿で料理を食べるカエル…




泣きたい姫…




王様は姫に『恩を忘れてはいけない』と言うのでした。




食事が済むと、カエルは『姫と一緒の部屋で寝たい』と言います。
姫は追い払おうとしましたが、カエルはベッドに入ってきます。

『もう許せない!』

姫はカエルを壁に投げつけました。次の瞬間…




あの汚ならしいカエルが王子様に…




王子は『あなたのおかげで元の姿に戻れた』と言いました。
彼は魔女の呪いでカエルにされていたのです。
姫の優しさによって呪いが解けたというわけです。
(そんなに優しくしていたようには思えませんでしたが…)




姫と王子を乗せた金色の馬車が走ります。
二人は結婚して、幸せな日々を過ごすでしょう。




《おおかみと七ひきの子やぎ》も名作ですよね。




慌てて隠れる子供たちですが…




末っ子以外はオオカミに食べられてしまったのでした。
お母さんは急いで救出に向かいます。




良かった。まだ生きていた!




命懸けの冒険です。




容姿だけでなく、運動神経も求められます。




秘密のメニューとは…?




空から舞い降りてきた美女…




何か理由があるはずです。




時代を感じる挿絵です。


《かえるの王さま》という題名でしたが、カエルの正体は王子様でしたね。
しかし、些細なことを突っ込むのは野暮です。
久々に読みましたが、楽しむことができました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする