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《雪の魔女の洞窟》 第138話 惜別

2024年01月24日 17時16分29秒 | 雪の魔女の洞窟(完結)
私と赤速は二人三脚で歩き続ける。

マーテル「はあ… はあ…」

体が重い… なかなか進めない…

赤速「マーテル… もう… いいんだ…」

マ「大丈夫… 心配しないで…」

赤「君は… 何もかも… 自分のせいだと… 思っているんだろう…?」

マ「そ、そうよ… 私が羊皮紙の解読を頼んだから…」

赤「だったら… 僕に… 償え…」

マ「わ、私にできることなら、何でもするわ…」

赤「言ったな…? じゃあ… 約束だ… 死なないでくれ…」

マ「えっ…?」

赤「〈死の呪文〉に… 負けるんじゃないぞ… 僕の分まで… 生きろ…」

マ「お安い御用よ。だけど、あなたも死なせない」

赤「負けたら… 絶対に… 許さ…」

マ「あ、赤速!?」

赤速が私の腕に指を食い込ませた。そして何も言わなくなった。

マ「赤速、どうしたの!?」

返事は無い…











マ「赤速────!」











〈死の呪文〉が赤速の命を奪ったんだわ…

マ「……」

私は無力だった… あなたを救えなかった…

マ(何がアナランドの勇士よ? よくそんな偉そうなことが言えるわね!)

もう疲れちゃった… 私に冒険者の資格なんか無い… ここで赤速と一緒に…











…! 彼は私に言った。

 僕の分まで… 生きろ…











マ「覚悟はできているわ… でも…」

シャリーラの呪いに負けるわけにはいかない…

マ「私… 頑張ってみる…」

私は赤速を草地に葬ると、急いで月岩山地へ向かう。

マ「赤速… さようなら…」


★ステータス
技術点 12/12  体力点 9/20  運点 12/12

★持ち物

戦鎚
革の鎧

ザック
金貨98枚
食料4食分
マント
魔法の銀の笛
勇気の護符
スリング
鉄の玉×1
金の指輪
銅の指輪
竜の卵
星形の金属板
四角い金属板

★メモ
白いネズミに気を付けること
一度だけ魔神に助けてもらうことができる
グル・サン・アビ・ダァル
健康の薬を飲んだ

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