ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「あん」

2020-08-17 19:01:20 | Weblog
                        「あん」


映画公開時に新宿の映画館で観て、先日Amazonの配信でもう一度観ました。

ちょい、あらすじ・・・

千太郎(永瀬正敏)は、どら焼き屋「どら春」の店主。といってもほかに使用人はいない。一人でどら焼きを焼いている。
特に甘党という訳でもなく、どちらかといえばお酒好きである彼は、ある事情で、この店の店主になった。

とある日、ひとりの年配の女性が店にやって来る。吉井徳江と名乗るその女性(樹木希林)は、アルバイト募集のはり紙を見て、ここで働きたい旨を伝えて、自分で作ったという粒あんを置いて帰る。

千太郎は一度はゴミ箱に入れ物ごと放り込むが、ふと思い直して、その粒あんを口にしてみた。
驚きだった。
いま、この店で入れているあんとは別格。
千太郎はその絶妙の粒あんを置いて帰った徳江に、どら春で粒あんを作ってもらうことに決める。。。

人は多かれ少なかれ、それぞれ、他の人には言えない事情をかかえて生きているものだろう。
この映画に描かれる徳江や千太郎も。

物語後半で、徳江が語る、「自分に非がないつもりで生きていても、世間の無理解に押しつぶされてしまうことがある」という言葉が胸を突く。

この作品は、重いテーマを扱いながらも、千太郎と徳江の店でのやり取りは、時として軽妙で、観ている方も心和むシーンがいくつもある。

どら春のお客さんのひとりで、カナリアを飼っている中学生ワカナ(内田伽羅)というキャラクターも、透明感があって不思議な魅力だ。

あと、浅田美代子が、どら春の先代の奥さん役で出てくるが、「赤い文化住宅の初子」でもそうだったが、大変な役を演じきっていることも記憶に留めたい。

折に触れ、また観てみようと思っている映画です。



ヒッキー的満足度★★★★☆







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