ヒッキーはつむじ風!!

ヒッキーが観て気に入った映画を、ブログで紹介します。

「ブタがいた教室」

2008-11-17 07:42:16 | Weblog
 6年2組を担任することになった星先生(妻夫木聡)が、子ブタを連れてやってきた!!
当然のようにざわつく教室・・。
「え~、こらからこの組で、食べるためにブタを飼おうと思います。」

 子供たちは、先生の知らぬまに「Pちゃん」という名前をつけてしまいます・・。
最初は糞の臭さに尻込みしていた生徒も、徐々にPちゃんの世話に加わり、もはやPちゃんは6年2組の一員のようになっていきます・・。

でも、卒業したら、誰も世話をする人がいなくなってしまう・・。

やはり、食肉センターに頼んで、連れて行ってもらうべきなのか・・。

そんな時、3年生のあるクラスから、Pちゃんの飼育を引き継ぎたいという希望が
とどきました・・・。

3年生に引き継ぐ、と、最初に決めたとおり食肉センターに連れて行ってもらう、で多数決をとったところ、13対13となってしまった・・・。


 この映画は、大阪で実際に行われた実話に基づいています。

映画後半の生徒のディベートは、実際に自由にやってもらったらしいですね。   「先生、命の長さはどうやってきめるんですか?」
こまったぞ、そういえばそうだ、人間が決めているだけだ・・目頭が熱くなった・・。

私なぞは何処かにわすれてきた、生徒たちの涙に心打たれる・・・!

星先生を影から支える校長先生(原田三枝子)、素敵ですね・・!

「動物を飼って、それを食べて、命のありがたみを知る」というような事をはるかに超えた次元で、子供たちは涙を流して討論しているような気がします・・。

監督 前田 哲

出演 妻夫木聡
   原田三枝子
   大杉 漣
   田畑智子
   池田成志
   ピエール瀧
   清水ゆみ
   近藤良平
   大沢逸美
   戸田菜穂
   6年2組の皆さん  他





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8 コメント

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こんにちは (たいむ)
2008-11-17 18:40:58
コメントありがとうございました。

>はるかに超えた次元
テーマは命と食だったけれど、どこまでも感情のままの発言を繰り返す反対派と、現実の諦めを覚え始めた反対派。子供で悪いワケでも早熟だけど冷めているワケでもない小学6年生という子供と大人の狭間・・・なんてところも垣間見られましたし、色々な意味で奥深い討論だったと思います。

答えない問題。時代時代で繰り返し考えたいテーマですよね。
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こんにちは。 (はくじ)
2008-11-17 19:43:53
こんにちは。
TBならびにコメントありがとうございます。

結構いい映画でしたね。
観ているこちら側も何かと考えさせられる映画でした。
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こんばんは~! (kazu)
2008-11-17 20:43:44
コメントありがとうございました。

答えを出すのが難しい映画でしたね。
子供達が真剣に悩んでいる様子が
ひしひしと伝わってきました。



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はじめまして (悠雅)
2008-11-17 23:33:54
コメント、ありがとうございました。

正解のない問題と、自分の頭で考え言葉で表現した12歳のこどもたち。
まだまだ幼いかと思う彼らの口から出た言葉に
ハッとする場面が何度もありました。

今、自分の命があるのも、これまで無数の命をいただいたから…
せめて、「いただきます」と「ごちそうさま」くらい、
きちんと合掌して言わなくちゃ申し訳ない、と思いました。
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難しい題材でしたけれど・・・ (PGM21)
2008-11-18 00:26:08
初めましてコメントありがとうございました。

この作品は答えなき題材だと思います。

1度飼ってしまうと飼った動物に愛情が芽生えてしまう事で殺してしまって良いのもだろうか?という気持ちが強くなってしまうんでしょうね。
大人になった今なら目的に応じてという気持ちになれますが、小学生だとそれは難しいですね。
それでもこの年齢で命の大切さと何によって私たちが生きているのかを考える事ができたのは凄く人生にプラスになると思います。
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コメントありがとうございます。 (ひきばっち)
2008-11-18 10:50:12
Re.たいむさん
そうですね、6年生という微妙な年齢が、あの議論の
エネルギーの根源のような気がします。

Re.はくじさん
いい映画でしたねー(^^♪

Re.kazuさん
自分の子供の頃を思い出すと、こんなに真摯に物事を考えてなかったので、恥ずかしいかぎりです・・。


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コメントありがとうございます。 (ひきばっち)
2008-11-18 11:09:42

Re.悠雅さん
そうですね。いただきます、ごちそうさま、って意味が深いものなんですね!
子供たちに教えられた気がします・・。

Re.PGM21さん
そうですね、この映画の子供たちも、実際の大阪の子供たちも、普通のカリキュラムでは経験できない「命と食」というテーマを、体験できたことは彼らのこれからの人生を豊かなものにすると思います。

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コメントありがとうございました☆ (dai)
2008-11-23 22:59:24
この映画のテーマ自体はノンフィクションであり、
何が正しくて何が間違っているのか答えはありませんが、ラストは皆が周知しているものなので、無難にだけはしないでほしかったです。
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