家内が卵巣がんの手術を昨年10月末に受けた
1年経った
春まで抗がん剤治療を受け
その後、ガンワクチンの治験を受けていて
来月末に終わる
ガンワクチンは自分の免疫を増やして
がん細胞と戦う効果があるとの理論
それを証明するための治験
昨年10月にガンと診断を受けた家内は覚悟を決めた
いまでも「来年は、、、」という
わたしは、覚悟を決められない
命に限りがあるというのは、あくまで知識
想像ができない
「来年は、、、」という家内に
「おまえがいなくちゃ、鍋をどこにしまったらいいか分からない」
「おまえがいなくちゃ、何がどこにあるかわからない」
ほんとは、「おまえがいなくちゃ、生きていたくない」、、、
家内は、「思い出作りに、どこかいいところに旅行したい」
テレビをみていたら、オーストリアに近いイタリア北部がよさそうだった
新婚旅行もレンタカーを借りて、ドイツをきまぐれ旅行した
久しぶりのきまぐれ旅行をしたいと思う
だけど、決して思い出作りのためではない、と自分は思う
これから何回も一緒に旅行するんだから
でももう貯金はいらない
残すことに意味はないから
生きてるうちに、一緒に楽しみたい
ただ、ただ、それだけ