高尾山下

最近は備忘録的に過去の旅行の記録をアップしています。

Life on Manchester? ①

2020年07月15日 | 旅行/マンチェスター(2019年7月)

時系列に沿って、記録をアップしていこうと思っていましたが、予定変更。

イギリスの国民的ドラマ・ドクターフーにハマって、
そうなると当然「イギリス行きたい!」ってなりまして。

で、初めて一人旅でロンドンを訪れたのが2018年11月、すっかりイギリスが
好きになってしまい、次にはドクターフー新シリーズのファンには聖地とも言える
カーディフへ!と思っていて、すでにいろいろ計画を立てていたのですが、
BBCのドラマ『時空刑事1973/Life On Mars』を観たら、舞台であるマンチェスターへ
行きたくなってしまったのでした。

主演はジョン・シム、ドクターフーではドクターの旧友であり宿敵であるマスターを演じています。
ジョン・シム演じる敏腕刑事サム・タイラーは、交通事故で2006年から1973年にタイムスリップ、
当時の刑事たちと事件を解決していきますが、果たしてサムは元の時代に戻れるのか…?
…というのが大筋で、70年代のイギリスの社会や風俗が描かれ、当時のヒット曲が流れるのが楽しいです。

アメリカやスペイン、2018年には韓国でリメイクされ、今日ネットで検索していましたら、
2019年には中国でのリメイクが決定したとのこと!ちょっと観てみたいです。

…そんなわけで二度目のイギリス一人旅、2019年7月にマンチェスターを訪れた時の記録です。

 

いままで、乗り継ぎってしたことなかったんです。
そもそも今まで乗り継ぎが必要な路線を使うこともなかったし、
フライトの時間が遅れて、乗り継ぎに失敗!なんてことになったら怖い。

ただ、調べてみると、直行便より航空券が若干リーズナブル。
イギリスってホテル代が高いし、物価も高い!
少しでも旅費を節約したい!というのが一番の理由だったけど、
ちょっと興味もあって、カタール航空の乗り継ぎ便を初めて利用してみました。


2017年のベストエアライン1位に選ばれたカタール航空、エコノミーでも席はゆったりしていたし、
CAさんたちは感じがいいし、機内食は美味しいしで、大変良かったです。
オイルマネーの国だけあって、燃油サーチャージがかからないのもありがたい(笑)
(ちなみにベストエアラインで2018年は2位でしたが、2019年はまたまた1位でした)


羽田→ドーハ 機内食・その1


照明が妙にムーディなんです…w これおかずがなんだったか覚えてない…

 

羽田→ドーハ 機内食・その2


鮭のお粥。
機内エンタメも充実してて、香港映画のラインナップも豊富。
直前に『マスターZ』観てたので、お粥が食べたくなってチョイス。
…添えられてるのは油条じゃなくてデニッシュですけどね(笑)

お箸袋とかもなにげにオシャレ。

エコノミー席でも、こんなアメニティがいただけます。
靴下・アイマスク・耳栓・歯磨きセット・小さなチューブはリップバーム。





0:01羽田発-6:00ドーハ着、乗り継ぎ時間が1時間50分のところ、
いきなり出発が40分遅れたのでドキドキでしたが、全然余裕で、
カフェで気になったKarak Tea(アラブ式ミルクティ)を飲んでみたりして。

ドーハ空港(ハマド国際空港)での乗り継ぎ最低時間は45分、
空港の係員も慣れているので、万が一、時間的にピンチな時には優先的に対応してくれるようです。


ドーハ空港に到着してまず目にしたのがこれ。ミッキーのようなピノキオのような??



有名な黄色いクマもいました!




とても広い空港なので、エリア間を移動するシャトルが走っています。
ちょっと未来都市っぽい。




乗り継ぎ便の出発ゲートの待合スペース。
チケットに記載されている番号ごとに、席のゾーンが決められています。
アラビア語の数字、初めて見ました。

 

7:50ドーハ発-13:15ロンドン(ヒースロー)着

ドーハ→ヒースロー 機内食・その1


行きの機内食で、これが一番美味しかったです。Aloo matar polaっていうもの。


ドーハ→ヒースロー 機内食・その2


カレーチキンパイ。
さんざん機内食食べて、もう食べなくてもいいかなと思ったのですが
美味しかったので完食w

食べたり映画観たりしてるうちに、ヒースロー空港に到着。
前年は審査官と対面での入国審査でドキドキしましたが、
今回は自動化ゲートになっていたので、スルッと完了。

空港からはヒースローエクスプレスで、パディントン駅までノンストップで約15分。
バスや地下鉄より運賃は高めになりますが、スピードと快適さには代えられません。
早期事前購入するとだいぶ安くなるし、アプリの使い勝手も良いです。

ただ今回のカタール航空は到着がターミナル4、ヒースローエクスプレスに乗るには
ターミナル2&3へ移動しなくてはならず、ちょっとまごつきました。

パディントン駅に着いて、宿泊先の最寄り駅・ユーストンスクエア駅までは乗り換えなしで
行けるはずが、路線の運休のためベイカーストリート駅でわざわざ乗り換えるハメに。
…到着するなり、地下鉄運休の洗礼を受けたわ!と、テンション上がってるせいか、
それもなんだか嬉しかったです。

乗り換えたおかげで、ベイカーストリート駅の写真を撮れたので良かったです。


ホームズがいっぱい!

 

Bakerloo Line から Hammersmith&Circle Line のホームへ。
こちらの方がクラシカルな(というか古臭い?)かんじで好きだなと思いました。

調べてみたら、Hammersmith Line は1863年開業で、ロンドン地下鉄で最も古い路線なのですね。

あ、1863年!

 

ホテル最寄りのユーストンスクエア駅に到着。ホテルへ向かいます…

(続く)


The Woman From Tokyo ⑧

2020年07月12日 | 旅行/シドニー(2017年10月)

ランチの後は、再び散歩です。

レトロな建物も大好きなので、訪れてみたのはこちら。


シドニー最古のショッピングアーケード・The Strand Arcade(ストランドアーケード)です。
オーストラリアの厳しい気候を考慮して設計された、シドニーで最初のビクトリア朝の建物の1つで、
1892年にオープンしました。
東西に104mの細長い作りになっています。

 

3層構造になっていて、これは2階から撮ったもの。

 

これは3階から。天井がガラス張りになっているので、開放感があります。

 

 

靴磨きのスタンドがありました。革靴履いてたらお願いしたかったなあ~
(旅行中は基本スニーカー)

 

レトロなエレベーターは、なんと現役!

他に人がいない時を見計らって乗ってみました(笑)

 

とにかくステンドグラスが素晴らしい!と、写真撮りまくってしまいました。
2つの世界大戦と2度の大火を経て、これらが残されてきたと考えると感慨深いです。

 

床のタイルもカラフルで可愛いのです。

 

シドニーにはたくさんのカフェがありますが、一番有名なんじゃなかろうか?な
Gumption(ガンプション)、入ってみたかったのですが人気店だけあって混雑してたので、写真だけ(苦笑)


レトロビルをもう一件。

QVBの名で親しまれている Queen Victoria Building (クイーン・ヴィクトリア・ビルディング)です。

イギリスの建築家ジョージ・マックラエがデザインし、1898年に完成した
ロマネスク・リバイバル様式の建築物で、シドニーを代表する歴史的建造物です。
ヴィクトリア女王の即位50周年を祝う目的で建設されました。
一時は取り壊しの話もあったそうですが、大規模な修復プロジェクトによって
1986年、今のショッピングアーケードの形になりました。
こじんまりとしたストランド・アーケードと違って、南北全長190mの大きな建物。

 

QVBも美しい装飾がいっぱいで、写真撮りまくりました(笑)


エスカレーターの裏面に映る、床面のタイル!

 

 

QVBには二つの大きな吊り時計があって、
それぞれThe Great Australian Clock(グレート・オーストラリアン・クロック)、
Royal Clock(ロイヤル・クロック)と呼ばれています。

こちらはThe Great Australian Clock、世界最大の吊り時計で、
オーストラリアの歴史を見ることが出来る仕掛け時計となっています。


もう一方のRoyal Clockは、1時間ごとに仕掛けが動いてイギリスの歴史的な場面を
表しています。

 

 

人がいないときコッソリ撮ったのですが、お手洗いもこんなに素敵!

 

写真撮りまくりで歩き回っていたら疲れたので、ひと休み。

Old Vienna Coffee House(だったと思う) にて、
カプチーノとケーキ(シュヴァルツヴェルダー キルシュトルテだったかな?)
…ケーキはメッチャ甘かったです。

 

お土産に、Haigh's (ヘイグス)でチョコレートを買いました。
アデレード発祥で、創業1915年のオーストラリアで一番古い歴史を持つ
老舗チョコレートブランドです。


…美味しいけど、スーパーで買える Whittaker’s (ウィッタカーズ)のチョコの方が
好きでしたね(小声)


QVBには高級ブティックやカフェなど、いろいろなお店がありますが、
意外やこんなオタクの好きそうな店も(笑)






 

QVB北側入口の前には、ヴィクトリア女王が鎮座。

QVBは「女王の即位50周年を祝う目的で建設された」ので、
この像もその時に造られたのかと思いきや、アイルランドから送られたもの。
もともとイギリスの植民地だったアイルランドは、当時のイギリス女王の像を
政府の建物の前に設置していましたが、独立戦争後、女王の像を置く場所が無くなったため、
シドニーの市長が引き取ったのだそうです。なぜシドニーが??


ヴィクトリア女王の目の前にあるのは、シドニー市庁舎(Sydney Town Hall)



この場所は、もともとシドニーで最初の公的墓地(1793〜1820年に使用)だったところで、
今でも掘り返すと骨が発見されることがあるとか!


シティをブラブラしていて通りがかって、ロビーをのぞいたら「なにこれ素晴らしい!」って
入ってみたのが State Theatre(ステイト・シアター)。

 

この上に乗って呪文を唱えたら、どこかへ飛ばされそう!

ジョージ・タケイが来るって!(笑)

ステイト・シアターは1929年にオープンした劇場で、コンサートやミュージカル上演のほか、
1974年からシドニー映画祭の本拠地となっています。
チケットがないので、入れたのはエントランスロビーだけでしたが、
内部の装飾も素晴らしいようなので、見てみたかったです。


この日はたくさん歩いて疲れてしまい、ホテルに帰って荷造りもあるので
夕食はテイクアウトで。(節約ともいう)

お寿司のお店があちこちにあるので、気になってましたが…

このあたりのは、ロンドンのスーパーに売ってるものより美味しそう。

 

こんなのを食べました。

結局、寿司買ってるw
右のは、どんな味だったか覚えてないです。ブロッコリーは味付け無しだったような。
どうせなら、上のとんでも稲荷寿司を試してみたら良かったなぁ(後悔)

 

翌朝、帰国便は9:15発、セントラル駅から空港まではエアポートリンクで15分ほどなので、
7時頃ホテルをチェックアウトして空港へ向かいました。市内と空港が近いと楽チンですよね。

時間があったので、最後にコーヒーを一杯。
空港にもカンポスコーヒーがあって、嬉しかったです。

 

2年以上も経って振り返ってみて、やっぱり楽しかったなーと思う旅でした。
行ってみたいけど時間がなくて諦めた場所もあるので、
機会があればまた訪れてみたいです、シドニー。

(終)

 

【おまけ】

お土産に買ったもの。


クロコダイルの方が私は好きでしたw

 

 

 

 

 


The Woman From Tokyo ⑦

2020年07月02日 | 旅行/シドニー(2017年10月)

廃墟っぽいの、好きなもので。
シドニーに「オーストラリアの軍艦島」なんて呼ばれてる島があるって知ったら、
行ってみたいじゃないですか?

 

サーキュラーキーの、フェリー乗り場へ…

船内は二層になってますが、香港のフェリーのような1等・2等の区別は無いです。

ハーバーブリッジをくぐって…



オペラハウスがだんだん遠くなっていきます…

 

時々、こんな停留所(?)に寄りながら…


20分ほど(だったかな?)で、目的の島へ到着!

コカトゥー島です。

かつては大英帝国の流刑地であったオーストラリア、各地に数千もの囚人施設が
あったそうですが、そのうちの11か所が「オーストラリア囚人遺跡群」として
2010年に世界遺産に登録されました。

コカトゥー島はそのひとつで、元々はアボリジニが住んでいましたが、
1839年に刑務所が作られ、その後は造船所が建設され、第二次大戦中には
軍艦造船のための重要な施設でした。

 

ビジターセンター(上の写真)で島内の地図を貰ったら、散策開始!

コカトゥー島は、シドニー湾で最大の島だそうですが、1時間もあれば回れてしまう広さです。

 

カモメ(ウミネコ?)もたくさんいました。子育て中は気が荒くなってるので、
気を付けないと突っつかれるらしいです…

 

ここは刑務所だった建物。

 

なんだか悪の組織のアジトっぽいです!

 

 

 

ガイド付きツアーもあったみたいです。解説がわかれば、さらに楽しめますね。

 

 

島の南側にあるドック。

 

小高いところに建てられているのは看守用の住居で、今はギャラリーになっています。
見晴らしの良いお庭から、ハーバーブリッジが見えます。

 

ギャラリーには、コカトゥー島の歴史に関する展示が。

 

島内には、こんなかんじの宿泊施設もあります。

グランピングの施設も。(近くにシャワーや水道アリ)

 

 

島の南北を行き来できるトンネルが二つあって、こちらはトラック等の車両が通れるもの。
ここも囚人たちによる手掘りの跡が、よくわかりますね。

こちらは人が通る用。

 

地層がハッキリしてて面白い!

 

9時過ぎくらいに着いて、午前中いっぱい歩き回っていたら
すっかり日焼けしてました!

 

再びフェリーに乗って、今度はバランガルーワーフへ。

いろいろな形のフェリーや、軍艦が停まっています。

タクシー?

 

 

さて、お昼の時間です。

せっかくオーストラリアに来たんだし、オージービーフを食べよう!と
I'm Angus Steakhouseでランチすることにしました。
…ランチタイムならリーズナブルなのでねー(笑)

あ、ここでもビール飲んでたw

 

…実はこの時、あまり良い印象でなかったのです。(お肉は美味しかったけど)
というのは、テーブル担当のお兄さんが「ハニー」とか「ダーリン」とか言ってくるので、
「英語よくわかんない観光客だからって、バカにしてんの??」と思って。
後に、イギリスへ行く際にいろいろ調べてて、お客に「ダーリン」というのは
単なる呼びかけであって普通のこと…と知って、実際イギリスでそう声掛けされて、
バカにされたんじゃなかった!とわかりました…お兄さん、ゴメン!

(まだ続きます…)