高尾山下

最近は備忘録的に過去の旅行の記録をアップしています。

Life on Manchester? ⑥

2020年07月23日 | 旅行/マンチェスター(2019年7月)

Koffee Pot のあるノーザン・クオーターからアンコーツ、ニューイズリントン、
アシュトン運河沿いをブラブラしてみました。

 

アンコーツにある、Murray’s Mills は旧綿工場の複合施設。
最初の工場は1797年の開業、現存する世界最古の都市蒸気式綿紡績工場の建物なのだそうです。
第2*級指定建造物です。
近年の再開発によって、アパート、ホテルとして利用されることになりました。



Murray's Mills の前のロッチデール運河には、小さな橋が。これも古そう。

なんか夜には通らない方が良さそうな場所ですね…


ロッチデール運河を渡った先は、コットンフィールド・パーク。

ここのマリーナには、こんな船がたくさん停泊してました。


マリーナを東へ行くと、変わった建物が…

層ごとにうねうねしてる感じがなんともいえないです。

お向かいにある建物も、すごい形。
マンチェスターの街には、個性的な建物が多いみたい。

アシュトン運河。
これ、閘門ってやつですよね?

 

運河沿いに歩いて、橋をくぐると…

 

なんだかちょっと素敵な街並みが。

運河で運んできた荷物を、これで引き揚げたりしてたんでしょうか?

 

また不思議な形の建物が見えました。


目を貼り付けたの誰??

 

なにやらとても古そうな建物発見。

1838年設立ってなってます。装飾も素晴らしい。
なのに片側の壁面が、こんな色気のないことになってて残念。

英国は、古い建物を上手にリノベーションして使っていて素敵だなと思うのですが、
それを維持するのも大変なのでしょうね…

 

…そろそろ、目的の博物館が開館するので向かいます。

(続く)

 

 


Life on Manchester? ⑤

2020年07月23日 | 旅行/マンチェスター(2019年7月)

三日目です。

朝食を食べに出かけました。

前年にロンドンで食べてから、イングリッシュ・ブレックファストが大好きなので、
UKの4つの地域(イングランド・スコットランド・ウェールズ・アイルランド)の朝食が
食べられるというカフェに行ってみました。



これは、スコティッシュ・ブレックファスト(Big Yin)。
ハギス、ブラックプディング、ポテトスコーンがあるのが、スコットランドですね。
トーストはバターというより油?がしみたかんじになってましたが、ポテトスコーンを焼いた
グリドルかなんかでトーストしたのかな?

せっかくなので、他のも食べてみたくて、3日通ってしまいました(我ながらどんだけ好きなんだ)

 

次の日に食べたのは、ウェルシュ・ブレックファスト。

真ん中の黒いのは焼いたマッシュルームです。
ウェールズらしいのは、手前にあるアサリみたいなむき身の貝と黒いペースト。
貝はPenclawdd cockleというウェールズ特産のもので、その下の黒いペースト状のものは
laverbread、日本の海苔の佃煮のようなものです。
今度のトーストにはバターが添えられて出てきました。さすがに2枚は食べきれませんでした…


はい、その次の日は、アイリッシュ・ブレックファスト (Ulster Fry)。

トマト・カンバーランドソーセージ・ハムは一緒なんですね。
今度のマッシュルームは小さいやつがたくさん。
白くて丸いのはホワイトプディングで、ブラックプディングよりスパイスが控えめで
ブラックプディング苦手な人でもいけそうです。
三角のはなんだったかな?

どうせならイングランドスタイルのも食べたら良かったのに、省いてしまったのを今更後悔…

UKの4つの地域の朝食が食べられるのは、ここだけ!なカフェ、The Koffe Pot 。


なんと、NYスタイルの朝食もいただけます!(次に行った時に試したいなー)

 

Koffe Pot の外壁にもハチが描かれていますが、マンチェスターのシンボルは働きバチ。
市民の勤勉さや団結力を表していて、マンチェスターの市の紋章にも描かれています。

街のあちこちに、ハチがいますよ。

こういうのは東京都でイチョウのマークが付いてるのと同じかな。

 

これは道端にチョーク?で描かれていたもの。可愛い!

(続く)


Life on Manchester? ④

2020年07月19日 | 旅行/マンチェスター(2019年7月)

マンチェスターを訪れるきっかけは、『時空刑事1973/Life On Mars』だったわけですが、
他にマンチェスターがロケ地になっている作品は?と調べたところ、
『悪魔の墓場(Non si deve profanare il sonno dei morti/Living Dead at Manchester)』 がありました。
1974年公開の、イタリア・スペイン合作のホラー映画です。
日本での公開は1975年、日本で最初に劇場公開されたゾンビ映画なのだそうです。

ロンドンで骨董店を営む主人公が、休暇でバイク旅行に出かけ、いろいろあってゾンビに遭遇、
実はそのゾンビは…というような内容です(←超テキトウ)

ロンドンの骨董店という設定ですが、撮影はマンチェスターでした。

冒頭、店内から見える外の風景。

欄干が当時と変わっていないのがわかります?

しかし、このお店のあった場所は…

…更地になっていました(悲)

 

店の前からバイクで走り出す主人公。

この店の場所がわかったのは、左にマンチェスター大聖堂が映っていたからです。

 

あと一つ、この橋がどこか知りたいなぁ。たぶん今も変わってないような気がします。

 

(墓地のロケで撮影隊が好き放題にやって、地元の人に顰蹙を買い「二度と来るな!」と
言われた…というようなエピソードをどこかで読んだような気がしますが、うろ覚え…)

 

マンチェスター大聖堂

 

オープンエアで賑やかに飲食する人たちでいっぱい。

左奥はThe Old Wellington、右はSinclare's Oyster Bar、どちらも歴史ある有名なパブ。
The Old Wellingtonは1552年の建築!

 

こちらのパブは、お花がたくさん飾られて可愛いです。

さて、ランチタイム。
私もパブへ入ってみました。

The Bank 、というお店です。

イギリスで食べるサーモンは美味しい!

このThe Bank、元は銀行だった建物をリノベーションしたのでBankなのだと
今の今まで思い込んでいたのですが、調べてみたら、元は図書館でした。
この建物はポルティコ図書館として1803年に新古典主義様式で建てられたもので、
第2*級指定建造物に指定されています。
現在は2階が図書館とギャラリーになっているそうで、ううむ、知っていたら見学したのに!

サーモンとビールで満足したので、再びブラブラと…

チャイナタウン


ロンドンに次ぐ大規模な中華街、というけれど、そんなに広いとも思えず。
時間のせいか、人通りもまばらでした。夜になると、賑やかになるのかしら?

 

あてもなく歩いていて、こんな像を見つけました。

なんなんだ?と見てみると、Archimedesってあります。アルキメデス!
風呂に入っていてひらめいた時のアルキメデス??

めっちゃスゴイひらめき顔www

テキトウに歩いていて通りがかったので、場所がどこかわからなかったのですが、
マンチェスター大学理工学部のあるところでした。

 

一旦ホテルへ帰り、チェックインをすませて、買い物に出かけました。

マニア・オタク立ち寄り必須の、Forbidden Planet です!
HPに無いので、ここはロンドンの店舗とは別系列なのかな?

この棚、ドクターフーのコーナーなんですよ!
これ全部ください!って、言えたらなあ~

フィギュアもありましたが、ドクターのは無かったです。

ジブリは人気ありますねー。

 

悩みに悩んで、3冊購入!


シリーズによって、ターディスは内部だけじゃなく外側も少しづつ変わっていってるんですね。

 

Forbidden Planet の近くには、もうひとつTravelling Manというマニアが好きそうなお店がありました。



 

さて、夕食です。
次にイギリスへ行ったら、絶対また食べたい!!と思っていた、
Nando's (ナンドス) のペリペリチキンをテイクアウト。
嬉しくてハーフチキンにしたら、ちょっと多かった。
サイドはサラダとスパイシーライス。このスパイシーライスも大好き!



韓国のチキンもいいけれど、Nando's 、早く日本に上陸してくれないかなあ。
切に希望します…(祈)

 

大好きなものを食べて、二日目終了です。

(続く)


Life on Manchester? ③

2020年07月19日 | 旅行/マンチェスター(2019年7月)

二日目。ロンドンの朝は曇り空。


ホテルの部屋にて、軽く朝食。

大好きな人もいれば、大嫌いな人もいる、噂のマーマイト!
そのマーマイト味のビスケットがあったので、食べてみました。
塩気の強い固焼きクッキーというかんじで、私は好き!パッケージも可愛いです。

 

ドーハから乗り継ぎでマンチェスターへ行く便もあるのに、
わざわざロンドンに寄ったのは、列車に乗ってみたかったからです。

 

マンチェスターへの列車は、ユーストン駅から出ています。

…そういえばユーストン駅の近くには、ドラマ『シャーロック』でおなじみのカフェ、
Speedy’s (スピーディーズ)があるのでした。

これは2018年にロンドンを訪れた時の。(写真だけで入ってません)

今、左側にブループラーク(イギリス国内で、著名な人物がかつて住んだ家や歴史的な
出来事があった場所に設置されている、青い丸い銘板)が付いてるのに気付いて調べてみたら、
イタリアの革命家・Giuseppe Mazzini (ジュゼッペ・マッツィーニ/1805-1872)が暮らした場所でした。

 

ユーストン駅は、ロンドンから北方へ向かう路線のターミナル駅ということもあって、
コンコースも広々としています。

マンチェスターへは、ちょっと奮発してVirgin Trains で一等車の切符を買いました。
一等車(1st class)にするとラウンジが利用できて、コーヒーや紅茶、パン、果物などの軽食が
無料で好きなだけいただけます。
駅のトイレは有料ですが、ラウンジ内のトイレは無料。

Speedy’sで朝食にするのも良かったのですが、そうしなかったのは、
一等車では車内で朝食のサービスがあるからです。

 

ジャーン!!

メニューがいくつかあるうちから、フルブレックファストにしました。
…これが食べてみたくて、わざわざ列車での移動にした食いしん坊です(笑)

ちゃんとアツアツのがサーブされるのが嬉しいし、トーストはパンの種類が選べます。
ミルクティーもいただいて、大満足の朝食でした。

ネットで調べると、サイトで予約した後、駅でチケットを発券するとあるのですが、
Virgin Trains のアプリで予約してEチケットにしたら、ラウンジに入る時や、車内の検札の時には
スマホの画面を見せるだけでOKでした。

ファーストクラスだけに正規運賃はお高め、でも早割(たしか3か月前から予約ができる)や
オフピークの時間にするなどで、五分の一くらいの金額になったりもします。
サイトでの予約の際、窓側or通路側、座席の向きが進行方向or逆、荷物置き場が近い方が良いかどうか等々
希望を入力できるのですが、私は半額くらいの割引運賃だったからなのかなんなのか、
一等車に席は確保できているけど、新幹線のように座席が指定されているわけではなかったので、
ラウンジでまったりしていて発車ギリギリに乗車したら、座りたかったタイプの席に座れず、
ボックス席に別の乗客と相席する形になってしまいました。
目的の列車が乗車可能になったら、さっさと乗車するのがよろしいようです。



(窓が汚いんですよ)


通過する駅や、のどかな景色を車窓から眺めているうちに、
2時間くらいでマンチェスター・ピカデリー駅へ到着。
ロンドンは曇りだったけど、マンチェスターは晴!
ホテルに荷物を預けて、さっそく街へ出かけました。


マンチェスター市庁舎(Town Hall)へやってきました。
内部が美しく、見どころいっぱい!ってことで期待していたのですが…

…入れなかった(トホホ)



で、お隣の中央図書館へ入ってみました。

美しい装飾がたくさんあって、閲覧室でないスペースにも腰掛けるところがたくさんあるので、
街歩きで疲れた時に一息いれるのにも良さそうです。トイレも無料だし(←)

 

ひと休みしたところで、街歩き再開です。

(続く)


Life on Manchester? ②

2020年07月17日 | 旅行/マンチェスター(2019年7月)

目的地はマンチェスターなのですが、まずはロンドンで一泊。

クラシックな老舗ホテルには憧れるけれども、設備の面で難アリということもあるし
ロンドンでちょっと良いホテルに泊まろうと思うと、べらぼうに高いし
かといってバックパッカー向けのドミトリーは抵抗あるし…

で、大手チェーン系ホテルの Premier Inn に泊まってみました。

リーズナブルなのに部屋はキチンと整えられていて清潔感があり、
安いホテルはシャワーしかないところも多いのに、バスタブがあったのも良かったです。
コーヒーやお茶のセットはありますが、アメニティは潔いくらいに最小限、
シャンプーにも使えるボディソープが備え付けられてるくらいで、歯ブラシ等はありません。

イギリスのホテル探しをしていて知ったのは、夏にそれほど気温が高くならないせいなのか
エアコンがないホテルもあるということ。近年のように暑い日が続くと大変ですよね。
今回ロンドンとマンチェスターで利用した Premier Inn は、どちらもエアコン完備で快適でした。

ただ一つ不満だったのが、部屋に冷蔵庫がなかったこと!
スーパーで買った果物とかスイーツ、ヨーグルトなどを入れておければなぁと
残念に思ったものでした。

チェックインは、セルフチェックイン機に予約番号を入力すると、部屋のカードキーが出てきて完了。
スタッフもいて、操作を教えてくれるし、カウンターでの対応もしてくれるので安心です。


…って、Premier Inn の宣伝のようになってしまいましたが(苦笑)、さあ街に出かけますよ!

ホテルから大英博物館は徒歩圏内で、この時ちょうど日本でも話題になっていた『マンガ展』が
開催されていまして、行ってみようかなーと思ったのですが、当日券はすでに売り切れでした(トホホ)

…そこで、近くの本屋さん巡りをしました。

Judd Books

表に1.95ポンド均一箱が置いてあったりで、ふらっと気軽に寄れる古本屋さん。
実際、通りがかりでのぞいていくお客さん、結構いました。

 

Gay’s The World

イングランドで唯一のゲイ専門書店だそうです。(唯一って意外!)
店内はポップでカラフルで可愛くて、センスのいいカードなども売っていました。
若いおしゃれな人たちで混み合ってました。

 

Skoob Books

有名な古本屋さんのひとつ。
地下への階段を降りていくと、思ったより広い売り場が広がっていました。
すごく落ち着く感じで、素敵なお店です。

エコバッグがあったので買いました。
“Recycled Knowledge” って、良い言葉だなー。

 

旅先でスーパーマーケットには行きたい派、です。
買うつもりがあってもなくても、楽しいですよね!
近くにあった王室御用達スーパー・Waitrose(ウェイトローズ)へ。

なんだか可愛いパッケージのものが…と見たら、スパイスやエスニック料理のキットでした。
お料理好きな人には、こんなのをお土産にしてもいいですね。


減塩タイプはグリーンのフタ。これ日本にも売ってます???


ウェイトローズだけに、冷凍ピザだってオシャレなパッケージ。


イギリスのお寿司は、なぜかサーモンネタが多いです。

そうこうするうちに、夕食の時間です。
前回のロンドン旅行から帰って、次にロンドンへ行ったら絶対食べる!と決めていたのが
フィッシュアンドチップス。
口コミ評価の高いお店が近くにあったので行ってみました。

North Sea Fish というお店です。
お店が左右に分かれていて、右はイートインのレストラン、左はテイクアウトショップです。
ホテルは近いし、ゆっくり食べたいと思ってテイクアウトすることにしました。(節約でもある)
数種類ある魚から好きなのを選んで、揚げてもらいます。
揚げ待ちの間、お店のお兄さん(インド系?)に「どこから来たの?」ってきかれて「東京です」と答えたら、
「日本大好き」「寿司が好き」と言ってくれて、たぶんリップサービスだろうけど、嬉しかったです。
ツンとすましたお店でない限り、こういう店員の人たちは気さくでフレンドリーなので、
そういうところもロンドンが好きな理由のひとつかもしれません。

…それはさておき、お兄さん、「タルタルソースも付けて」って言ったの忘れてるし、
チップスの入った箱を、縦に入れるってどういうこと??面白すぎる!!!
(ちゃんと横にして持って帰りました)




はい、オープン!
なんかチップスをモリモリ入れてくれてんなーと思ったら、こんなですよ!
量多過ぎて笑ってしまいました。




せっかくたくさん入れてくれたチップスですが、揚げ置きだったみたいでイマイチ。
でも魚は、日本では食べる機会がなさそうな skate (エイ)を選んでみましたが、
これが大当たりで、揚げたてだったこともあってとても美味しかったです。

左の丸いのは、どんなものなのか気になって買ってみた fish cakeです。
タラとサケの身とマッシュポテトでできたコロッケでころもが天ぷらになったもの、
というかんじでした。


フィッシュアンドチップスで満腹になって、早めに就寝。
翌日はいよいよマンチェスターへ向かいます。

(続く)