高尾山下

最近は備忘録的に過去の旅行の記録をアップしています。

The Woman From Tokyo ⑧

2020年07月12日 | 旅行/シドニー(2017年10月)

ランチの後は、再び散歩です。

レトロな建物も大好きなので、訪れてみたのはこちら。


シドニー最古のショッピングアーケード・The Strand Arcade(ストランドアーケード)です。
オーストラリアの厳しい気候を考慮して設計された、シドニーで最初のビクトリア朝の建物の1つで、
1892年にオープンしました。
東西に104mの細長い作りになっています。

 

3層構造になっていて、これは2階から撮ったもの。

 

これは3階から。天井がガラス張りになっているので、開放感があります。

 

 

靴磨きのスタンドがありました。革靴履いてたらお願いしたかったなあ~
(旅行中は基本スニーカー)

 

レトロなエレベーターは、なんと現役!

他に人がいない時を見計らって乗ってみました(笑)

 

とにかくステンドグラスが素晴らしい!と、写真撮りまくってしまいました。
2つの世界大戦と2度の大火を経て、これらが残されてきたと考えると感慨深いです。

 

床のタイルもカラフルで可愛いのです。

 

シドニーにはたくさんのカフェがありますが、一番有名なんじゃなかろうか?な
Gumption(ガンプション)、入ってみたかったのですが人気店だけあって混雑してたので、写真だけ(苦笑)


レトロビルをもう一件。

QVBの名で親しまれている Queen Victoria Building (クイーン・ヴィクトリア・ビルディング)です。

イギリスの建築家ジョージ・マックラエがデザインし、1898年に完成した
ロマネスク・リバイバル様式の建築物で、シドニーを代表する歴史的建造物です。
ヴィクトリア女王の即位50周年を祝う目的で建設されました。
一時は取り壊しの話もあったそうですが、大規模な修復プロジェクトによって
1986年、今のショッピングアーケードの形になりました。
こじんまりとしたストランド・アーケードと違って、南北全長190mの大きな建物。

 

QVBも美しい装飾がいっぱいで、写真撮りまくりました(笑)


エスカレーターの裏面に映る、床面のタイル!

 

 

QVBには二つの大きな吊り時計があって、
それぞれThe Great Australian Clock(グレート・オーストラリアン・クロック)、
Royal Clock(ロイヤル・クロック)と呼ばれています。

こちらはThe Great Australian Clock、世界最大の吊り時計で、
オーストラリアの歴史を見ることが出来る仕掛け時計となっています。


もう一方のRoyal Clockは、1時間ごとに仕掛けが動いてイギリスの歴史的な場面を
表しています。

 

 

人がいないときコッソリ撮ったのですが、お手洗いもこんなに素敵!

 

写真撮りまくりで歩き回っていたら疲れたので、ひと休み。

Old Vienna Coffee House(だったと思う) にて、
カプチーノとケーキ(シュヴァルツヴェルダー キルシュトルテだったかな?)
…ケーキはメッチャ甘かったです。

 

お土産に、Haigh's (ヘイグス)でチョコレートを買いました。
アデレード発祥で、創業1915年のオーストラリアで一番古い歴史を持つ
老舗チョコレートブランドです。


…美味しいけど、スーパーで買える Whittaker’s (ウィッタカーズ)のチョコの方が
好きでしたね(小声)


QVBには高級ブティックやカフェなど、いろいろなお店がありますが、
意外やこんなオタクの好きそうな店も(笑)






 

QVB北側入口の前には、ヴィクトリア女王が鎮座。

QVBは「女王の即位50周年を祝う目的で建設された」ので、
この像もその時に造られたのかと思いきや、アイルランドから送られたもの。
もともとイギリスの植民地だったアイルランドは、当時のイギリス女王の像を
政府の建物の前に設置していましたが、独立戦争後、女王の像を置く場所が無くなったため、
シドニーの市長が引き取ったのだそうです。なぜシドニーが??


ヴィクトリア女王の目の前にあるのは、シドニー市庁舎(Sydney Town Hall)



この場所は、もともとシドニーで最初の公的墓地(1793〜1820年に使用)だったところで、
今でも掘り返すと骨が発見されることがあるとか!


シティをブラブラしていて通りがかって、ロビーをのぞいたら「なにこれ素晴らしい!」って
入ってみたのが State Theatre(ステイト・シアター)。

 

この上に乗って呪文を唱えたら、どこかへ飛ばされそう!

ジョージ・タケイが来るって!(笑)

ステイト・シアターは1929年にオープンした劇場で、コンサートやミュージカル上演のほか、
1974年からシドニー映画祭の本拠地となっています。
チケットがないので、入れたのはエントランスロビーだけでしたが、
内部の装飾も素晴らしいようなので、見てみたかったです。


この日はたくさん歩いて疲れてしまい、ホテルに帰って荷造りもあるので
夕食はテイクアウトで。(節約ともいう)

お寿司のお店があちこちにあるので、気になってましたが…

このあたりのは、ロンドンのスーパーに売ってるものより美味しそう。

 

こんなのを食べました。

結局、寿司買ってるw
右のは、どんな味だったか覚えてないです。ブロッコリーは味付け無しだったような。
どうせなら、上のとんでも稲荷寿司を試してみたら良かったなぁ(後悔)

 

翌朝、帰国便は9:15発、セントラル駅から空港まではエアポートリンクで15分ほどなので、
7時頃ホテルをチェックアウトして空港へ向かいました。市内と空港が近いと楽チンですよね。

時間があったので、最後にコーヒーを一杯。
空港にもカンポスコーヒーがあって、嬉しかったです。

 

2年以上も経って振り返ってみて、やっぱり楽しかったなーと思う旅でした。
行ってみたいけど時間がなくて諦めた場所もあるので、
機会があればまた訪れてみたいです、シドニー。

(終)

 

【おまけ】

お土産に買ったもの。


クロコダイルの方が私は好きでしたw