高尾山下

最近は備忘録的に過去の旅行の記録をアップしています。

Life on Manchester? ⑪ ストックポート編

2020年07月26日 | 旅行/マンチェスター(2019年7月)

ストックポートの街には、こんな古くて素敵な建物や街並みが残っていて、
歩いているだけでもワクワクしました。

 

こういう黒い木組みに白い漆喰壁の建築様式を、ハーフティンバーというんですね。

 

この建物は、今は銀行として使われています。ストックポートに住んでたら、
ゼッタイ口座作るよね…

ストックポートの郊外には、このハーフティンバーが美しいチューダー様式の
Baramall Hall という建物があって、内部見学もできます。
今回は時間が無くて行けなかったですが、いつか訪れてみたいです。

 

 

このガラス張りの温室みたいな建物はStockport Market Hall 、ヴィクトリア朝の1861年に建てられたものです。
中には50以上のいろいろなお店があるとのことです。時間がなくて入りませんでしたが、
せめてのぞいてみれば良かった…

 

街のランドスケープ的な、聖メアリー教会

旅行の前に、ストックポートがロケ地の映画『蜜の味』(1961年・イギリス)を観てみました。

母一人子一人で貧しく暮らす女子学生のジョーは黒人船員と恋に落ちるが、船員は彼女を捨てて
去ってしまい、その後ジョーの妊娠が発覚。母親は恋人を追って家を出て、一人ぼっちのジョーは
同性愛者のジョフリーと一緒に暮らし始めるのだが… というような切ないお話。

…ジョフリーがホントにイイやつなんだー(涙)


『蜜の味』では、この聖メアリー教会が出てきます。

門を入ったところ。

 

 

 

この敷石になっているのって、墓石なんですよね。踏んでいいのかな?って思ってしまう…

 

街をブラブラしていて、通りがかったお店。
ここものぞいてみなかったのですが、探せばお宝発見できそうなかんじ?

 

ここは、博物館にも展示があった1849年創立の醸造所で Robinsons Brewery です。

この Robinsins がメタルバンド・アイアンメイデンのボーカリストとコラボして作った
Trooper というビールのシリーズがあって、日本の老舗酒蔵・奥の松酒造が協力し、
日本酒の酵母で作ったラガービールが新発売されたというので、ちょっと飲んでみたいなと
思ったのですが、スーパーには置いてなかった。
日本でも買えるみたいなので、機会があれば試したいです。

ストックポートには半日しかいられなかったけれど、とても満足してマンチェスターへ戻りました。

 

なんだかカレーが食べたい気分だったので、ホテル近くのインド料理店を検索して
テイクアウトしてきました。(節約です) 

Bundobust という店で、カジュアルだけどオシャレな店で、あんまり「インド」ではなかったけど、
カレーは美味しかったです。

 

ドクターフーマガジン、2冊ゲット。

 

ようやく三日目終了です…(長いねー)

(まだ続きます)


Life on Manchester? ⑩ ストックポート編

2020年07月26日 | 旅行/マンチェスター(2019年7月)

次にやって来たのは、Stockport Air Raid Shelters です。

1939年に開設されたイギリスで最大の民間専用の防空壕で、
第二次世界大戦中には6,500人まで収容できる規模に拡張されたそうです。

 

外は暑かったんですが、シェルターの中は寒いくらいにヒンヤリしています。


中を進んでいくと、医療施設やキッチンなどが再現されています。
授乳中の母親のための施設もあったそうです。


これは看護師さん専用のトイレ。




でも、一般用のトイレはこんなです。

こんなところで用を足すのはイヤだなーと、平和の大切さを実感しました…

 


他に見学者がいなくて、写真撮りまくれたのは良かったんですが、
シェルターは全長1.6kmほどもあり、こういう通路がずーっと続いているし、
時々意味不明の音がするしで、途中からちょっと怖かったです。

ようやく出口にたどり着いて、ホッとしました。

★Stockport Air Raid Shelters
 open (火)~(金) 13:00~17:00、(土)10:00~17:00、(日)11:00~17:00
 ※今は新型コロナの影響で閉館中
 入館料:大人 5ポンド(他の3つの施設でも使えるマルチパスだと13ポンド) 



さて次に訪れたのは、Stockport Museum 、旧石器時代から現在までのストックポートの
歴史を見ることができる博物館です。


これはストックポートにある醸造所に関する展示。

石器時代とかはあまり興味がないのですが、博物館は大好きなので、楽しく展示を
拝見しました。

…が、ここを訪れた本来の目的は、隣接したコチラだったんですよね。

Staircase House は、1460年頃まで歴史を遡ることのできる、ストックポート最古のタウンハウスで、
第2*級指定建造物です。
英国に残る3つの Jacobean cage-newel staircase で有名、とあります。

この有名なstaircase(階段)や、15世紀から19世紀の住民の暮らしぶりを再現した部屋などが
見学できるはずが見られなくて、改装中だったのか、私の見落としなのか?と思っていたら、
「見学受付は閉館の1時間15分前まで」と書いてあるのを今見つけました…(トホホ)
…それにしても早すぎない??

入館したのが閉館の1時間前くらいだったので、博物館もかけ足で見て回る状況でした。
途中で会った係員の方に「(閉館が)何時か知ってる?」って詰め寄られて何なの?と思いましたが、
後で知ったことには、あちらの方は閉館時間ピッタリに閉めるために、早く帰るよう促したり
するんだとか。なるほどね。

博物館内では、こういう土台(?)の様子が見られました。



★Stockport Museum
 open (火)~(土)10:00~17:00、(日)11:00~17:00
 ※今は新型コロナの影響で閉館中
 入館料:無料

★Staircase House
 open (火)~(土)10:00~17:00、(日)11:00~17:00 (受付は15:45まで)
 ※今は新型コロナの影響で閉館中
 入館料:大人 5ポンド

(続く)


Life on Manchester? ⑨ ストックポート編

2020年07月24日 | 旅行/マンチェスター(2019年7月)

写真撮ってるうちに14時近くになっていたので、お昼を省いてティータイムにしました。

ザ・プラザのプラザカフェにて、クリームティーを。

スコーン、でかっ!クリームたっぷり!

スタッフの方に「内装がとっても素敵だから、他のお客様が写らないようにするので
写真撮って良い?」って訊いたら、「どうぞ、たくさん撮ってね!」と嬉しそうでした。

 

この椅子、籐のように見えますが、ワイヤーに防水処理をした紙を巻き付けたもので
出来ている Lloyd Loom の製品です。オープン当時から使われているのかな?
部分的に色が変わっちゃってますが、可愛いミントグリーンです。

 

プラザカフェのあるザ・プラザは、1932年開業した劇場。
アールデコ様式の建物で、第2*級指定建造物です。
1967~1997年はビンゴホールに改装されましたが、2000年に劇場として復元されました。

内装がシックな金ぴかでゴージャス!

…今、Wikiを見ていて気付いたんですが、いろいろな作品でロケに使われていて、
なんと『時空刑事1973/Life On Mars』がリストに入ってる!

該当するシーズン2の第6話をチェックしてみました。

もしかして、このシーン?

ザ・プラザは、2005年にさらなる復旧計画が始まり、2009年2月に修復が開始され、
12月に修復を終えて再オープンしたとあるので、修復の開始前に撮影したんですね。

 

さて、先を急ぎます。

次に訪れたのは Hat Works ・帽子の博物館です。

ストックポートは、かつてイギリスの帽子産業の中心地であって、年間600万個もの帽子を
輸出していたほどですが、その後の不況やファッションの変化によって帽子産業は衰退し、
1997年には最後の帽子工場が閉鎖されました。

2000年に、Hat Works としてオープンしたこの建物は、1831年に建設された耐火綿紡績工場で、
1890年代から一部が帽子工場になりました。こちらは第2級指定建造物です。

 

最初のフロアは、帽子づくりの道具の展示や、帽子工場の様子が再現されています。

帽子店を再現したもの。帽子のボックスがオシャレ。

 

次のフロアには、帽子のコレクションが展示。
クチュール系のものや、世界各地のもの、いろいろな年代のもの等々、
様々な帽子(被り物)でいっぱい。
世界最大というコレクションだけあって、見応えあります。


これは猫用の帽子!


こんな素敵なラウンジもあります。

★Hat Works
 open (水)~(金)10:00~16:00 ※今は新型コロナの影響で閉館中
 入館料:大人 5ポンド(他の3つの施設でも使えるマルチパスだと13ポンド)

他の施設にも行く予定があったので、入館の時マルチパスを買うつもりでいたのに、
係の人が「入って入って!」みたいなかんじで、タダで入れてしまいました。
何だったんだろう??

(続く)


Life on Manchester? ⑧ ストックポート編・ロケ地

2020年07月23日 | 旅行/マンチェスター(2019年7月)

『時空刑事1973/Life On Mars』の舞台はマンチェスターなのですが、調べてみると
私が行きたい!と思った場所は、近郊の街・ストックポートにあるのがわかりました。

マンチェスター・ピカデリー駅から電車に乗って、ストックポートへGO!
20分ほどで到着。

駅から2分くらいのところに、タウンホールがあります。

 

このタウンホールの東側にあるのが、Stopford House という建物。
(グーグルマップでは官公庁ってなってます)


はい、この階段!



『時空刑事1973/Life On Mars』を観た方なら、何度も目にしてるはず。
劇中で、サムとジーンが勤務する警察署の場所です。


別の方向から。

木が育ってる(笑) 10年以上も経っていますからね。


ここにお勤めなのか、階段のところでお弁当食べてる方がいて(ちょうどお昼時だった)、
写真撮るのに、いなくなるまで待ちました。けっこう長かった…!
でも待っている間、ここに来られたことの嬉しさを噛みしめていました…って言ったら
大げさなんですが。


そういえば劇中では、階段から降りてくるシーンばかりで、上がったところは映らないですよね。

私もこれしか写真撮っていなかったので、ストリートビューのスクショをのせときます。

撮影で使われてる場所は左側の階段で、上ったところはちょっとした公園みたいなスペースになってます。
…まあ、こんな情報知りたい人がいるのかどうかなんですけど(遠い目)

ちなみに、シーズン2の最終回でサムが立っている屋上もこの建物だというのが
周りの景色でわかります。

 

…わざわざここまでやって来るって我ながら酔狂だなと思いましたが、
調べてみたら、ストックポートって面白い見どころがたくさんある街だったのです。
次はそんな場所を回ります。

なお『時空刑事1973』のロケ地をもう一か所、別の日に訪れていますので、
それはまた改めてアップします。

(続く)


Life on Manchester? ⑦ 警察博物館

2020年07月23日 | 旅行/マンチェスター(2019年7月)

マンチェスター警察博物館 (Greater Manchester Police Museum&Archives) です。
マンチェスターへ来るキッカケが警察官を描いた『時空刑事1973/Life On Mars』なのだから、
これは訪れておかないとね。

入ると受付があって、まず荷物検査を受けます。
おじさま係員(警察のOBかな?)が「ウェルカム!」ってフレンドリーなんだけど、
警察だけにかなりガッツリとバッグの中を検められました。

警察で使われた道具や各年代の制服などが展示されていて、昔の映像も観られます。
小さなこじんまりとした博物館ですが、なかなか興味深く面白かったです。
来館者は老若男女様々で、係員の説明を熱心に聞いている人もいましたし、
係員の方たちも気さくに質問に答えていました。…ああ、英語が解ればなあ!

『時空刑事1973』で婦人警官のアニーもかぶってますね。

 

押収した武器?

おや??

 

これは文書偽造の製作室の再現だったかな?

 

 

 

1950年代の刑事のオフィスを再現したもの。

灰皿まで再現(笑) 細かいな~!

 

★マンチェスター警察博物館  Greater Manchester Police Museum&Archives
開館は(火)のみ、10:30~15:30 無料 (※2017年7月の情報です)

 

…無料なのは嬉しいけど申し訳ないなあと、ミュージアムショップでグッズを買って、
おつりを寄付してきました。

エコバッグの柄が可愛いです。
四角い箱は、指紋採取キット(笑)
ターディスの、というかポリスボックスの形のマグカップもありました。

 

…さあ、午後はいよいよロケ地へ行きますよ!

(続く)